アンドロイドは電気羊の夢を見るか?



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初公開日(参考)1977年02月
分類

長編小説

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アンドロイドは電気羊の夢を見るか? (ハヤカワ文庫 SF (229))

1977年03月01日 アンドロイドは電気羊の夢を見るか? (ハヤカワ文庫 SF (229))

長く続いた戦争のため、放射能灰に汚染され廃墟と化した地球。生き残ったものの中には異星に安住の地を求めるものも多い。そのため異星での植民計画が重要視されるが、過酷で危険を伴う労働は、もっぱらアンドロイドを用いて行われている。また、多くの生物が絶滅し稀少なため、生物を所有することが一種のステータスとなっている。そんななか、火星で植民奴隷として使われていた8人のアンドロイドが逃亡し、地球に逃げ込むという事件が発生。人工の電気羊しか飼えず、本物の動物を手に入れたいと願っているリックは、多額の懸賞金のため「アンドロイド狩り」の仕事を引き受けるのだが…。(「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.00pt

アンドロイドは電気羊の夢を見るか?の総合評価:8.37/10点レビュー 315件。Bランク


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全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(6pt)

アンドロイドは電気羊の夢を見るか?の感想


 第三次世界大戦後、放射能によって汚染された大地では生きている野生動物は物珍しいものになり、生きている動物を飼っていることが人々の地位の象徴となっていた。 数年前に生体羊を亡くし、アンドロイド羊で近所の眼をごまかしていたリックは大金を手にするために地球に紛れ込んだ逃亡人型アンドロイドの狩りを始める。 人工物に命はあるのか、心揺さぶる1969年産SF。

 終末世界で警察管轄の下、賞金稼ぎをやっているリックがペットを飼うためにアンドロイド狩りを始めるところから物語は始まる。 羊を手に入れるために人型アンドロイドを殺戮するのだ。 核により崩壊した世界では一匹の生きた動物は数体のアンドロイドと同価値となりうる。 見た目では判断がつかず僅かなアンドロイド特有の反応でしか見分けられない機械たちを前にリックの心は揺らぎ始め、、、生きているとは何か問い始める。 
 未来を想起してこのような機械、このような世界、このような価値観が生まれるのではないかを散りばめ当時の世に訴えたかのような作品。 物語としては決の部分が非常にあいまいであり解釈が読者に委ねられる部分が多い。 作品を読んでどう思うかがこの作品の趣向であり多くの作品や作者に影響を与える為に(もちろん作者の意図してない処だが)生まれたとも言える50年前の古典SFになっている。

りーり
9EDFH0HC
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.314:
(5pt)

面白い

役者あとがきと「フィリップ・K・ディックの社会思想」を追加で読むとさらに理解が深まり、面白いです。
アンドロイドは電気羊の夢を見るか? (1977年) (ハヤカワ文庫―SF)Amazon書評・レビュー:アンドロイドは電気羊の夢を見るか? (1977年) (ハヤカワ文庫―SF)より
B000J8U4EA
No.313:
(5pt)

ヒューマンとアンドロイドの限りなくあいまいな境界

1968原書、1969和訳、1977文庫版、1994文庫版改訳、2010訳者没。
日本語訳は全く古びていない。映画ブレードランナーのファイナル・カット版を見比べたのがきっかけでようやく読んだ。

第三次世界大戦後の荒廃した地球では、馬や羊など動物を飼うことが資産でありステータス。デッカード夫妻は電気羊しか持てないことを恥じている。舞台は映画のLAではなく、サンフランシスコ。アンドロイドを製造する企業もタイレル社ではなくローゼン協会。

映画がわかりやすく単純化していた分、原作は複雑で多層的。社会の差別や階級構造は映画以上に鋭く描かれる。

映画と違って、知能の低い青年JRイジドアの物語が並行して進む。新興宗教マーサー教は「融合」による救済を説きつつ、知能テストで区別された「レギュラー」だけが宇宙植民地へ移住できるという、優生思想的なおぞましい世界。JRイジドアは、社会からのけ者にされているがためにアンドロイドに共感し、彼らをかくまうことでやっと自分の居場所を見つける。アンドロイドに共感するなどもってのほか、という社会規範があるのに、デッカードもJRイジドアも(理由こそ違うものの)共感してしまうのだ。

また、ブレードランナー2049に登場した、アンドロイドがアンドロイドを追撃する構図も既に描かれている。レイチェルは自分の正体を知らず、別のバウンティハンターも「自分がアンドロイドではないか」と疑い、さらにはデッカードは「お前こそアンドロイドでは」とあべこべに問い返され、境界はどんどん曖昧に。

AIは感情を持つか?という問いだけでなく、「人間はAIに感情移入できるのか?」という逆の問いを突きつけてくる。こうしてヒューマンとアンドロイドの境界は、両方の側からあいまいになっていく。

PKディックにとってヒューマニティ、人間性は、外見や出自ではなくエンパシー、親切さや感情移入だったようだ。原作は、その境界がいかに揺らぎ、重なり合うかを強烈に描いている。映画もすごいが原作もすごい。
アンドロイドは電気羊の夢を見るか? (1977年) (ハヤカワ文庫―SF)Amazon書評・レビュー:アンドロイドは電気羊の夢を見るか? (1977年) (ハヤカワ文庫―SF)より
B000J8U4EA
No.312:
(5pt)

Deluxe

6600円と高いですが、ファンなので購入!。80周年記念で出たDeluxeEdition、好みは個人差あると思いますが俺はとても気に入りました。光が当たれば虹色に輝く(サイバー感)、本体は銀と黒(無機質な色合いが好き)で最後のページに特典のステッカーがありました。内容は文庫本と同じ、いうことなし。
アンドロイドは電気羊の夢を見るか? (1977年) (ハヤカワ文庫―SF)Amazon書評・レビュー:アンドロイドは電気羊の夢を見るか? (1977年) (ハヤカワ文庫―SF)より
B000J8U4EA
No.311:
(5pt)

面白さ

自分の考え方が変わるおもしろい小説です。
アンドロイドは電気羊の夢を見るか? (1977年) (ハヤカワ文庫―SF)Amazon書評・レビュー:アンドロイドは電気羊の夢を見るか? (1977年) (ハヤカワ文庫―SF)より
B000J8U4EA
No.310:
(5pt)

映画よりも原作の方が面白い。

「ブレードランナー」の原作ですが、映画よりも面白いです。
こちらを読んだ後で「ブレードランナー」を見ているので、正直あそこまでSF物の映像に影響を及ぼすようなものなのかな?と、思っている。
アンドロイドは電気羊の夢を見るか? (1977年) (ハヤカワ文庫―SF)Amazon書評・レビュー:アンドロイドは電気羊の夢を見るか? (1977年) (ハヤカワ文庫―SF)より
B000J8U4EA



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