(短編集)
アジャストメント ディック短篇傑作選1
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とにかく「凍った旅」のあらすじを聞いて読みたくなったので購入。短編集の読み方として正しい作法かわからないが凍った旅から読み始める。 感想は、短い中によくこれだけ世界観と内面を表現できるのだと思った。過ちに後悔して何にも悲観的になっている男が折り合いを付けて成長をする姿が最後の締めにきっちり表現されていた。やはりこの作品だけでもお金を払って読む価値があったと感じられた。 技術が進んだ世界でも変わらない人間の心を軸に素晴らしい話が作られていた。 ただ、現実の技術の発展を想像したり、宇宙の派手なファンタジーを期待している人には物足りないのかもしれない。 | ||||
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満足しています。 | ||||
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この短篇集に収められた全ての作品が傑作とは言わないが、少なくとも「アジャストメント」「にせもの」「電気蟻」「凍った旅」などの傑作はこの短篇集でしか読めない。 「アジャストメント」は映画とは取っ掛かり以外は随分と違うが、原作には映画とはひと味ちがううま味があって捨てがたい。 「にせもの」は、傑作長編「電気羊」や同じく傑作短篇「探検隊はおれたちだ」と非常に似たテーマの作品で、主人公スペンス・オーラムは自分が人間だと信じているのだが、周囲の人々からは疑われ・・・。本物と偽物の境界を問う傑作。 「電気蟻」は、「にせもの」とはひと味違い、自分が偽物であることが判明したあと、それを逆手に取って、有機ロボットである自分の体を材料にして現実と虚構の境界をさぐる実験を行うという異色作。ディック短篇中の最高傑作のひとつ。 「凍った旅」は、十年間の冷凍睡眠で新天地の惑星に行くはずが、宇宙船内システムの手違いで途中で目覚めてしまった男が虚構と現実のあいだを彷徨う物語。 本物と偽物、虚構と現実など、ディックお得意のテーマは、短編にこそ端的に表現されているとはよく言われることだが、これらの短篇によってディックは長編にも増して、自らのテーマを真摯に追求しており、そこが非常に興味の尽きないところである。 | ||||
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大昔に『高い城の男』という小説を読んだことがあったので著者の名前は知っていましたが、それ以上は何の予備知識もなしに単におもしろそうと思って読んでみました。 しかし読んでおもしろかったのは『にせもの』と『くずれてしまえ』だけでした。 他の作品も読んでいる途中はおもしろいのですが、落ちがないというか、落ちがわからなくて楽しめませんでした。 ここに上がっている皆さんのレビューを見て、そういう短編集だったのかと思いましたが、先にレビューを見ればよかったと後悔しています。 なお『くずれてしまえ』は、ルイス・ダートネルの『この世界が消えたあとの科学文明のつくりかた』を連想しました。 | ||||
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