(短編集)
息吹
- タイムトラベル (143)
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ハイレベルな作品集であるのは疑いもない。アマゾンレビューも絶賛の声で溢れ返っている。が、私には絶賛は出来ない。自分のレベルでは、理解出来ない作品もあるからだ。 個人的には、表題作が厳しかった。書いてある内容がわからないわけではないし、SFマインドをくすぐる傑作であるのも理解出来る。が、残念ながら、私の心には響かなかったのだ。他にも宗教的に面白さが理解出来ない作品があった。作品の出来とは別に、読み手としてレベルが足らなかった感じ。 逆にストーリー性のある作品は、非常に楽しめた。何と言うか、ある意味下世話な内容が、読み手としての私のレベルに合った感じ。 読み手のレベルが問われる作品集で、背伸びしても駄目。表題作が試金石と思う。 | ||||
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新品で購入しましたが、カバーが折れ曲がってました。まあ、Amazonなんて本に対する愛情なんて0なので諦めます。反省点としてはAmazonで新刊を購入した自分の愚かさです。 | ||||
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なかなか哲学的なSF中短編集だった。私には理解できない哲学的というか宗教的というか、一般的な日本人には概念として理解しづらい作品もあった。まあ、あまり深く考えないで、そういう世界があることを受け入れてから作品を楽しむ分には、どの作品も、いいところに自分を連れて行ってくれる。世の中を理解するのに、ひとつ階段を上がったような成長さえ感じる(成長したかどうかは別の話)。個人的に気に入った作品は、ドラえもんの秘密道具的なタイムマシンがある世界を描く「商人と錬金術師の門」。 | ||||
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こういう小説が好きな人にとっては面白いのかもしれないが、私のテイストには合わなかった。 美味しいと評判の飲食店に行ったら、料理が舌に合わなかった感じ。 | ||||
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テッド・チャンの『息吹』 1作目は、「証人と錬金術師の門」歳月を隔てて一つの門があった。過去にも未来へも行けるが、あったことはなかったことにできないし、なかったことはあったことにできないのだった。この門をくぐった人物たちの物語だった。とても感心させられる物語だった。ハヤカワSF文庫の時間SFアンソロジー『ここがウィネトカなら、きみはジュディ』でも読んでいた。 2作目は、「息吹」主人公は人間ではない。機械人間である。空気圧の差で思考する機械である。一体の機械人間が自分を解剖してわかったことだった。いつか空気圧が平衡状態になって、自分たちが二度と思考できなくなる日がくることを知った。ハヤカワSF文庫の『SFマガジン700 創刊700号記念アンソロジー 海外篇』でも読んだ。 3作目は、「予期される未来」予言機なるものがある。スイッチを入れるまえに光るのである。そこから、人々は3分の1が思考停止状態に陥った。思考停止状態に陥るのも運命だった。それは誰に訪れるかわからない。自由選択の余地のないものである。 4作目は、「ソフトウェア・オブジェクトのライフサイクル」コンピューター内で学習能力のあるキャラクターたちを育てている主人公。キャラクターは法人になりたがった。キャラクターたちはセックスを目的とする会社と契約するのを良しとした。ハヤカワSF文庫の『2010年代海外SF傑作選』でも読んだ。 5作目は、「デイシー式全自動ナニー」数学者デイシーが開発した全自動のお手伝いさんロボットの話。博士は自分の子を育てさせた。その子も数学者となり、全自動のお手伝いさんを改良して自分の子を育てさせた。一時期、養護施設に入れたが、ふたたび全自動のお手伝いさんに自分の子の面倒を見させた。 6作目は、「偽りのない事実、偽りのない気持ち」デジタル記憶というのがあって、客観的な事実を記憶しているのだが、主観的な事実とは異なっていた。人間は物語でできている。主人公は自分が客観的な事実、デジタル記憶と違っている主観的な事実のもとで生きているのを実感している。 7作目は、「大いなる沈黙」オウムが知能を持っている。彼ら自身の神話を持っているという話。 8作目は、「オムファロス」考古学者が主人公。地球を創造した神について、新しい天文学の発見から考察する。 さいごの9作目は、「不安は自由のめまい」プリズムという名前の機械を使って、パラレル・ワールドの人間と情報のやりとりをする社会。そこでは、パラレル・ワールドにいる自分とも会話できたりする。 | ||||
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