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難解ではあるけど、オリジナリティのある思考実験は非常に楽しめます。でもこれくらいのレベルになるど、「俺に理解できないのは作者がいけない。本当に頭のいい作者なら子供にも理解できる様に書くはずだ」みたいなルサンチマンに根差したレビューが書かれたりするので注意がひつようです。 | ||||
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小難しく、深そうなテーマを扱っていることで、なんとなく貶し辛い雰囲気というか、これを面白いと言っておけば一目置かれそうだと思わせる雰囲気を纏っているが、正直言ってつまらない。色々な賞の候補作にはなってもいずれも受賞に至らなかったのは、結局のところ小説としての魅力を欠いているからだと思う。 | ||||
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■昆虫はたぶん「私」を意識していないのではないでしょうか。オリンピックの体操競技選手が「失敗したらどうしよう」と不安になり足が震えたり、射撃選手が「当てて名誉を手に入れないと全てが水の泡だ」と自分に自分で重圧をかけて身がすくんだり。 ■スポーツ選手がいわゆる "ゾーン" に入って競技に成功する時は、ごちゃごちゃ意識して考えずに、無心で身体が勝手に動く時なのでは、と想像します。 ■『私は・・どうしようかな』と複数選択肢から選んで決定する「自意識」は、生き残り戦略上は有利ではなくて、むしろ不利みたいに思えます。 ■地球では自意識がある知的生命体の『人類』が繁栄しているけど、それは男女の異性がある生命体が異性の気を引くために付加された、孔雀の羽根的なものかも、「意識」とは。ガラパゴス島の動物みたいに、宇宙規模でみたなら、意識がある知的生命はレアなケースだったりして。 ■もし宇宙で数を増して陣地を広げていく生命体の多数派が、「自意識が無く緊張も動揺もしない、最大効率自動反射式の知性」だったりしたら、ファーストコンタクトは、この本のようになるのかも。と思いました。 | ||||
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21世紀末、地球に異星人の探査機が現れ・・・というお話。 解説でテッド・チャン氏が「この作品はハード・サイエンスを武器に哲学に切り込むフィクションなのだ」と語ってらっしゃいますが、人間の意識とは何かを探求する為のSFで書かれた人間の意識に関する評論、という風に思いました。登場人物もそれぞれ普通の人間ではないし、異星人も地球人と全く異なる生命体でコンタクトできないタイプという事で、訳者の方はレムの「ソラリス」を彷彿とさせると書かれておりますが、私もそう思いました。また、異星人が善意や悪意が無いらしい所はキング先生の「トミー・ノッカーズ」を想起しました。 かく言う私も精神の薬を飲まないといけない、精神に障害のある者なので、人間の意識や理性や思考に興味がありますが、そういう精神や意識や人格とは何かを問いかけるSFの様に思えましたがどうでしょうか。レムがかなり思弁的な作風でしたが、この著者の方はもう少し娯楽性のある志向も伺えて、レムの作品よりは判り易い様にも思えました。が、この作品も「ソラリス」も難解という点では引けを取らないかも。 白状すると、読んでいる間に個々の話の断片は何を描写しているかは何とか判読出来た(つもり)なのですが、全体を通して何を主題にしているかはイマイチ判らなかったので、チャン氏の解説や訳者のかたの後書きや扉の粗筋で補完して、感想を書きました。再読が必要かも。それくらいの理解で感想を書くなと言われそうですが、その通りです。すいません。 つまらなくはないですが、相当の精読が必要だと思わせるSF。機会があったら是非。 | ||||
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以下若干ネタバレ含みだが本作の真髄といえる部分を抜粋 知性はあるが内的洞察力はなく、手順はわかっているが自意識はない。 回路は生存戦略と持続戦略のうなりを上げ、柔軟で知性的で技術的でさえあるが、他の回路にモニターされてはいない。 どんなことでも考えられるが、何も意識することはない。 この描写にあなたのアンテナが反応したなら買いだ | ||||
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