エコープラクシア 反響動作
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エコープラクシア 反響動作の総合評価:
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主人公が異能者からベースライン(通常人)に近くなった。 また舞台やプロットも比較的身近なものになったので 総体として読みやすさがかなり上がっている、SF慣れした人なら特に問題なく入れるはず。 プロットのメインとなるデジタル宇宙論や神のアイデアは魅力的。 良く継ぎ合わされているが、何箇所か前作の設定と齟齬があるのと 作中の設定を考慮しても吸血鬼が反則気味の能力を持っているのがマイナスだろうか。 本シリーズの吸血鬼は作者のオリジナルといってもいい創作なのでその愛着が見える… | ||||
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意識については、もういい加減当たり前だから次の実のある話をしようという点で賛成。 また、前作に続き「参考文献」が素晴らしい。 アイディアありきのSFで、その拠出元を明らかにするという点が科学的です。 | ||||
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本国では8年後、日本では4年の間隔で出版され、個人的には続けて読む『ブラインドサイト』の続編。前作でどんな作風か理解はしていたし、続けて読むことで理解し易いのではないかと考えていたのですが、予想を上回る難物でした。 解説に従って、下巻に収録されている短編『大佐』を先に読みます。『ブラインドサイト』と本作の間をつなぐために書かれた短編だそうです。地球では幾つかの集団が進化のために超人化を目指しており、一方で、ゾンビ・ウイルス等が猛威を振るっているようです。へえ、こういう話なのか?ちょっとわかり易いかな?で、本編。 前作とは違って主人公が普通の人間なので冒頭部分はまだわかり易かったのですが、主人公が逃げ込んだ両球派(集団知性を目指す宗教団体)の修道院が、研究施設から脱走した吸血鬼に率いられたゾンビ集団に襲撃され、巻き込まれた状態で宇宙に脱出するあたりから付いて行くのが大変になります。 主人公以外のほとんどがいわば超人であり、複数の集団がそれぞれの思惑を持って行動しており、旧人類ともいえる主人公がその場にいることにも何らかの理由があるようです。しかし主人公にはごく一部の情報しか与えられません。 ただ、主人公と同様に両球派の客になっている普通人の大佐が『ブラインドサイト』の主人公シリ・キートンの父親であり、吸血鬼と和解した両球派と大佐たちがシリ・キートンと調査船〈テーセウス〉、さらには異星知性体の情報を求めて太陽近傍のエネルギー・ステーション、イカロスに向かっていることがわかります。 イカロスに接近した一行は、施設内で謎の生命体“ポルティア”が増殖していることを発見します。それは、『ブラインドサイト』の異星知性体がエネルギー伝送のためのテレマター流に乗せて侵入させた先遣隊のようです。 構成員の大半を失った両球派の宇宙船は地球を目ざしますが、吸血鬼の行動も相変わらず不穏で、イカロスからのエネルギー供給が断たれた地球も大混乱しているようです。 知性、自由意思、神の存在、コミュニケーション、進化を巡る物語は、予想を超えた結末に至ります。 最初、結末だと思っていたところの先にもう一つ結末があってびっくり。 何度か読み直して、わからないながらも自分なりの理解ができたところで、ネタバレとかいてある解説を読んでまたびっくり。えっ、そんなこと書いてあったかと思って読み直すと、あれま、ちゃんと書いてあるじゃないですか。伏線はきちんと貼ってあったのです。 でも、最後まで明かされてない謎もいくつもあります。結末で示されるビジョンにも賛否両論あるでしょう。しかし、平凡な脳を必死で活性化させて本書と格闘した体験は得難いものと思います。途中もやもや感もありますが、充実した解説がそれを払ってくれます。 続編が書かれたとしても納得します。書かれなくても納得しますけど。 | ||||
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何が起こっているのか理解できないまま読み進めていきましたが、それでもともかく面白いのです。 わからないけれど面白いのがすごい本だと思います。(アホな感想ですみません) 考えてみたら主人公がそもそも訳が分からない状況にいるので、ひたすら分からないままに見えていると思えるもの 分かっていると思えることに振り回されて読むのも悪くないのではと思いました。 しかしまあ、色々思わされて最後の参考文献ですべてが吹き飛びました…。 | ||||
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SFではあるが、SFというだけで終わらない1冊でした。 とにかく、複雑で、なかなかそのその世界に入るまで大変でした。 宗教。 科学、文明の進歩。 自由。 文中で交わされる会話も深く、じっくりと考えながら読まずにはいられませんでした。 本作は、ブラインドサイトという前編に当たる小説があるらしいが、残念ながら私は読んでいません。 その分、理解するのにもかかったのかもしれません。 読み終わるまでにかなりな時間がかかったけれど、その分楽しめました。 壮大な物語。 | ||||
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