6600万年の革命
- SF (392)
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ブラインドサイトで有名になったらしい、著者の長編を初めて読んでみた。 まあまあ面白い。 それより、この読んだ感覚に覚えがあると思ったら、レムの『大失敗』を思いだした。 なんとも尻切れとんぼ的な、終わり方がまさに、笑。 チンプ=GOD(大失敗の作中の宇宙船を管理する人工知能)だし、なにより"バーナムの森" って、まさにレムのパクリいや、レムをリスペクトしてる、笑 | ||||
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新聞の書評で見て日頃ほとんど読まないSFものに手をだしたものの、三体シリーズ3巻を読んだ目には冗長で退屈なだけでした。繰り返し登場する「構築」は原文で何なのか気になりました。三体のように英語で読んだほうがシンプルな表現でわかりやすかったのか、いやいや、日本語で読んでもうんざりしたのだから無理かなどグダグダ考えてしまいました。SFは他に「2001年」と「2010年」くらいしか読んだことがないのでなんとも・・・(どちらも英語版はわかりやすかったですが) | ||||
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話がなかなか始まらなくて、私にはシンプルに面白くなかったです。 | ||||
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確かに設定はSFだが、なんだか文章表現は柔らかいし、SF描写より人間的描写が多くて正直つまらなかった。むしろSFの舞台で人間模様を描いている感じなので、ハードSFを読んでいる気分にはならなかった。 | ||||
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本書は、既刊の短編集『巨星』に3篇が収録されている《Sunflowers Cycle》シリーズの4篇目にあたる長い中編(約370枚)「6600万年の革命」“The Freeze-Frame Revolution(2018)”と、その関連作として作者のウェブサイトで公開された50枚強の短編“Hitchhiker”の2篇をまとめた作品集です。 「6600万年の革命」は発表順ではシリーズの最新作ですが、シリーズ内の年代順では2作目に当たる作品で、「ホットショット」と「巨星」との間に起こった事件が描かれています。 《Sunflowers Cycle》は、銀河系にワームホール網を構築するためのゲートを敷設する亜光速恒星間宇宙船〈エリオフェラ〉の10億年の旅を描いているシリーズです。 〈エリオフェラ〉は22世紀に地球で建造され、3万人の地球人が乗り込んでいます。彼らは普段は“霊廟”と呼ばれる施設で凍結されており、日常業務は“チンプ”と呼ばれる人工知能が管理しています。そして、生身の人間が必要な時だけ任意の数人が蘇生されることになっているため、各人は、主観時間で数年から数十年、客観時間では数千万年から十数億年を生きています。 シリーズとしての基本的な構造はスタートレックなどと同じ宇宙航海物ですが、作者であるワッツの着眼点は、地球を旅立ってからの長い年月を途切れ途切れに生きる乗組員たちの意識の変化を描くことにあるようです。 本作では、当初設定された使命を頑迷に守り続けようとするAI“チンプ”と、その支配から逃れようとする反逆者グループの対立が描かれます。 船内の至る所に偏在しているのみならず、乗組員個人の五感や体調まで把握するAIに対して、どのような方法で抵抗し、その支配を打ち破るか。100万年単位の知恵比べです。 ワッツの特徴ともいえる細かい説明を省略した専門用語をちりばめたハードな描写は、慣れないと大変ですが、何度か読んで慣れてくると、凄いビジョンが描かれていることが見えてきます。 タイムスケールはまさに天文学的で、描かれている背景も厳密で冷酷な物理法則が支配している恒星間空間ですが、ハードな描写の中、ところどころに壮大としか言いようのない情景が描かれています。 ぜいたくを言えば、『ブラインドサイト』や『エコープラクシア』の難解さに比べると、本作は幾分読み易く、それが逆に、物足りなさにつながっているような気がします。壮大なビジョンを描いた普通のSFという感じ。 評者は、本作を読んでいる時、固定した社会に反逆を試みる若者たちの物語を思い出しました。 ということで、本作は単独でも十分に楽しめますが、シリーズの他作品と併せて読むことによってさらに大きな物語を楽しむことができます。 巻末の解説でも触れられていますが、本作には暗号が仕組まれています。物語の中で描かれている暗号ほど複雑なものではないので、丁寧に拾っていけば解くことができるでしょう。 2つ目の短編「ヒッチハイカー」は、「ホットショット」に一瞬だけ登場した僚船〈アラネウス〉との再会を描いた話ですが、とんでもない結末が待っています。これもクリフハンガーの一種でしょう。 続きは次回のお楽しみ。 | ||||
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