(短編集)
半分世界
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不思議な小説で、設定が奇抜、奇妙で、その状況説明で面白さのピークを迎えているような気もしたけど、読んでいるうちにじわじわとくる。 うまく言葉にできない。 特に最後の「バス停夜想曲、あるいはロッタリ-999」については、壮大な物語を読んだ気分になり、一番面白かった。 他の作品も読んでみたい。 | ||||
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小学生の頃、名門フライドチキン小学校シリーズと、かいけつゾロリシリーズをボロボロになるまで読んでいました。 大人になってからの読書は、どこかアカデミック、気品漂わせてる風を装って読んでいましたが、アステロイド・ツリーの彼方へに収録されていた著者の作品(吉田同名)と出会い、小学生だった頃の心がブワァァァ!と蘇ってくるのを感じました。 他の作品も読んでみたいと思い本書を購入。世界観の構築や発想はすごいと思いました。しかし、他のレビュアーさんが指摘している通り、クリエイターあるあるだけど「竜頭蛇尾」に陥りがちかも? 新作を楽しみにしています。 | ||||
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一言で言うと、変な話です。 創元SFで言うと、『うどん、きつねつきの』とか好きな人は好きなんじゃないかな。 ラテンアメリカ文学あまり知りませんが、予告された殺人の記録とか好きな人も。 変な設定を、状況を決めて突き詰めて行くとどうなるかが見られます。 私は非常に面白かった。状況がおかしいだけではなく、それが少しずれた視線から語られるから、漂うユーモアがすごい。笑ってしまう。 他の方のレビューで、『衒学趣味がある』というのがあり、なるほどというところはありますが(ラテンアメリカの小説名とかがよく出てくる)、最後のバス停の話とかは、多分架空の書名使って遊んでたりするので、小道具の一つと考えて読めば良いかもしれません。 | ||||
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表題作の他、「吉田同名」、「白黒ダービー小史」及び「バス停夜想曲、あるいはロッタリ-999」の4つの作品から構成されるSF短編集。以下では発想の奇抜さが際立つ「吉田同名」と表題作について。 「吉田同名」は吉田大輔という人物が突然2万人近くに(同一人物として)分身して同時に出現し、政府の意向で幾つかの施設で保護(管理・隔離)されるという短編。一見面白そうだが、筒井のドタバタSF流に展開がエスカレートして読者の着想外の着地点に導く訳でもなく、「自己(アイデンティティ)とは何か?」という形而上学的考察を掘り下げている訳でもなく、同一意志を持った2万人近くの(同一)人間を上手く組織化出来るかという組織論的考察をしている訳でもなく、隔離された「吉田同名」が反乱を起こすとかの異質物排除への批判となっている訳でもなく、正直、竜頭蛇尾の感を免れなかった。表題作は更に意図不明。藤原という家の道路側半分がなくなってしまうが、そのまま住み続ける家族の様子に興味を持った「フジワラー」の生態を描いた短編。ネット社会で無責任に興味本位の言動を取る(それが拡散する)現代人への批判とも取れるが、そこまで練ってあるとは思えなかった。尚、両編共、何故そのような発端状況になったのかを説明していないのは作品の性質上良いと思った。 また、全般的に衒学趣味が目立つのも嫌らしい。上述した通り、発想の奇抜さは良いのだから、もっと物語の構成・展開を練った今後の作品を期待したい。 | ||||
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う〜ん…発想は面白いかもしれない。 でもそれだけだった。 | ||||
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