楽園とは探偵の不在なり
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点5.25pt |
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天使は顔がのっぺりしてるんですね。 | ||||
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2人殺すと地獄行き、という設定は面白いものの、探偵論や過去のトラウマ的なところにはそれほど惹かれなかった。ミステリ部分含め、どうにも最後まで乗り切れず残念。 | ||||
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個人的にかなり惹き込まれた作品でした。とても面白かったです。 | ||||
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個人的には、あまり好きではない展開 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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推理小説好きな人なら全然オススメしません。ムカつく上につまらないです。 2人以上人を殺せば地獄に落ちる。 その辺に天使がうろうろしてる。 この二つを軸にした特殊設定もののミステリー。 この設定自体はすごく面白いけど他に細かい条件が無さすぎて、最後の推理披露の時にアラがあっちこっちにあるのがよく分かる。 以前に1人殺した可能性があるんだからそこはなあなあにしちゃ駄目でしょ。誰が誰を殺したかも変わってくるんだから。 何故コックを無条件に信じてんの?ルフィなの? 途中でボールペンが紺から青に変わったから何か意味があると思ったらただの誤字? もうトリック無理ありすぎる。 動かすならロープ解くか切るって。 逃げるのが目的なのに繋いだまんま走るのが前提条件なの?おかしくない? 1番は主人公含め登場人物全員好きになれない。やり取りが寒いし気持ち悪いし不愉快。 もう真っ先に思ったのが素手でボールペン拾ったとき。探偵ならありえない。 こいつ探偵じゃない。 常にウジウジで後ろ向き。ああ言えばこう言う。論理的じゃなく感情的。 どこかの社会犯罪学の先生と違ってユーモアがひとっつもないからただ口が悪いだけで不快。神だ正義だでこの上なくいちいちウルサイ。感傷に浸ってないで調査しろ。アリバイを全員に聞かないのは怠慢だ。 絶対的な悪も正義も存在しない。殺人を肯定するべきじゃない。こいつらから見れば犯人は正義なのかもしれないが、殺された人の家族にとってはそうじゃないだろ。その辺の倫理観がこの作者には欠けてる。1人までなら殺していい権利ってのも全く理解できない。なんでそうなんの?警察はどうした?法律は?裁判制度は? 犯人を正義だー!神の思し召しだー!ってもうほんと気持ち悪い。だいたい天使は便宜上名前が付けられただけで神の存在は認められてないだろ。そんな描写あったか? 最後の遺言動画はもう体力尽きて読めませんでした。 | ||||
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良いのはタイトルだけだった | ||||
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全体の流れでなんとなく感じたこと。 運命の理不尽さを比喩的に現すかの様な絶対的存在がもたらした新秩序や、 現実の様々な不条理との対比としての主人公含めた主人公の過去の仲間たちの、 最近発売の推理小説としてはあり得ないほどクラシックな正義感や、 その主人公サイドの抗いに美学を感じさせたい演出、 過去回想と対比させた場合の主人公の過去の仲間たち絡みでの喪失と再生、 悲しみの復讐鬼な犯人に、それ故にこそ逆説的な圧倒的正当性がある王道さ故の、 登場人物達の犯人へのある想いがクライマックスで一つになる等、 個々の要素自体はベタながらそう悪くないと思います。 ですが、各場面で私が個人的にそれらに感情移入するには、 各キャラの掘り下げ不足や、 過去から現在へと普通に進まず、 要所要所で過去回想に戻る演出(その話は、もう少し前に入れた方が、事が起きた後に入れるより効果的だったのでは、等)等が、 こちらが意識して必要以上に行間を読まないと感動しづらく。 例えば、犯人に対し、クライマックスで主人公サイド全員あそこまで感傷的にさせるなら、 もっと、主人公(もちろん主人公含む)サイドの各皆様から犯人さんの好感度上昇イベントを、 もうちょい入れてもいいと思う。 天帝果実みたいに異常に長いのは困るが、 主人公の過去話を、過去の仲間たちと何があったか、を本編エピローグ付近のアレ含め前編としてきちんと描いた上で、 本作本編の物語を後編として描くとか、 あと犯人さんが皆からより好かれるであろうイベントを、 クライマックスまでにもう二、三入れるとか。 作者の脳内では補完できてるであろう(と信じたい)数々の説明や掘り下げ、 を、あと少し、伝える工夫か何かしていただきたかったです。 特に個人的な長所としましては。 特殊ルールを一方的に行使するファンタジー存在が、ただミステリー部分のミスリードの為でなく、 主人公(と、彼を慕う人々)の過去と現在を通して、ライヴアライブの無法松さん的正義感との対比になっている、という点が。 この時代に、今となってはある種古めかしい方向性の「正義」さえテーマに感じられ、攻めてると思います。 古いとか新しいとか関係なく、 よいことはよいし、悪い事は悪い。 勧善懲悪というのは、因果が短絡な事ではけしてなく、 文字通り、テーマとして善きことをなすようにすすめ励まし、 悪しきを懲らしむを旨とするのであり。 逆説的な被害者に主人公達が同情的だからとて、 勧善懲悪でないなどという事はなく、 むしろそれ故にこそ。 ただ、その、正義感を美徳としている点が、ミステリーとしての作風より、 若干色濃くなりすぎていた様にも思えます。 | ||||
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主人公の〈探偵〉青岸 焦(あおぎし こがれ)がこの特殊な世界の有りようについて色々悩むところとか、異様な風貌の天使の役割とか、その辺のことがあまりピンと来なくて、中盤までは読みづらかったですね。 頁をめくる手が速くなり出したのは、探偵事務所の同僚たちに寄せる青岸の思いが半端ないぞってことが身に染みてきた後半からっすね。彼の気持ちが、常世島(とこよじま)での連続殺人事件の謎を解くことに前向きになっていくのに引っ張られる感じで、終盤はぐいぐい読んでいくことができました。 とりわけ、〈真犯人〉の人となりが魅力的だったなあ。探偵によって明らかになるその人物像と行動が、強く印象に残りました。 それと、詳しくは言えないんだけど、事件の真相のひとつが明かされるところ(文庫本で336頁~337頁辺り)、ここには「あっ!」となりました。意表を突かれたし、ビジュアル的にもなかなか凄ぇ光景だわなあと。 最後の「エピローグ」の〈 1 〉のくだりも、とても良かった。胸にぐっと来て、目頭熱くなりましたもん。 影山 徹の文庫本カバーイラストも、良いっす。空を舞う〝天使〟ってのがね、うんうん、まさにこんな感じなんですよ。 | ||||
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特殊設定のキモである"天使"に関するルールが曖昧に過ぎます。 また、登場人物の行動も引っかかりました。 たったひとりの証言を鵜呑みにしていたり、べたべたと現場を荒らしまわっていたり、それを咎める人間が誰もいなかったり…… 記号的な登場人物を瑕疵とは思いません。 が、何度も挟み込まれる主人公の長い回想が、ミステリの部分とまったく関係がないのは興ざめです。 | ||||
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