廃遊園地の殺人



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初公開日(参考)2021年09月
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長編小説

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廃遊園地の殺人 (実業之日本社文庫)

2024年10月04日 廃遊園地の殺人 (実業之日本社文庫)

失われた夢の国へようこそ 巨大すぎるクローズドサークルで連続殺人発生!? 衝撃の全編リライト! 待望の文庫化!! 銃乱射事件で閉鎖された遊園地・イリュジオンランドへ、廃墟コレクターの資産家・十嶋庵が二十年ぶりに人々を招く。廃墟マニアの元コンビニ店員・眞上永太郎をはじめとした招待客が、廃園の所有権を賭けた宝探しに挑戦する最中、串刺しになった血まみれの着ぐるみが見つかり……。驚愕の廃墟×本格ミステリ長編! 文庫版あとがき収録。(「BOOK」データベースより)




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廃遊園地の殺人の総合評価:6.00/10点レビュー 31件。Dランク


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(6pt)

廃遊園地の殺人の感想

廃墟となった遊園地が舞台のクローズドサークルもの。
廃墟コレクターの資産家よって集められた男女10名。当初のイベントは廃墟を舞台にした宝探し。だがそううまくいかず殺人事件が発生する。廃墟になる原因となった観覧車からの銃乱射事件との関りは……?という流れ。

舞台である遊園地の雰囲気はとても良かったです。
CCの環境で起きる本格ミステリはとても面白い。仕掛けもよいですし、物語の真相となる何故事件が起きたのか?という背景の作り込みがとてもよくて好感でした。
主人公の探偵能力がコンビニのアルバイト経験で表現されるのが面白くてツボ。この主人公キャラを活かして今後も『廃墟シリーズ』として続編が出る事を願います。

さて、物語や雰囲気と事件模様はとてもよいのですが、評価としては芳しくない気持ちでした。
それは校閲漏れがいくつか見られる事。事件現場の情景のイメージ付かなかった事。この2点。例えばP28の序盤で登場人物達の初めましてで名前を名乗っていないのに、相手の名前が描かれている。知り合いなのか?と変な違和感を得るけど、少し読むとこれはミスだと気づく。そのような文章が他にもあるが、そっちは実は伏線で活用されたりする。おそらく小説作りの後半で文章を並び替えたりしてのミスだとおもうのですが、ミスなのか伏線なのか混乱してしまい、後半の真相でこれは伏線でしたと言われても、あの表現はミスだと思ってた……と感じる事がありました。情景がイメージし辛い所もあり、混乱する読者が多いと思いました。

登場人物の名前についてはちょと癖が強くて読みづらい。登場人物一覧を見ながら読書でした。※人物一覧があるのは良かった。
渉外担当だから渉島。売店担当だから売野。編集長だから編河。と分かりやすいようにしている気がするのですが、読書中はイメージし辛い。資産家の十嶋庵(としまいおり)は、"としまあん"⇒豊島園(としまえん)遊園地のもじりかな?とか気づく所は面白いのですが。。

といった具合で読み辛さで残念に感じる所が多かったです。是非とも文庫化の時は加筆修正してもらいたいです。ミステリとして面白いし、見取り図が遊園地のパンフレットになっているなど拘りが楽しい反面、地の文がおかしいと残念な気持ちになります。

廃墟を舞台にしたミステリ。主人公のキャラクター性。遊園地やリゾート開発の背景を含めた村との物語。ここら辺は抜群によくできていて面白かったので、『廃墟シリーズ』として続編を希望です。

egut
T4OQ1KM0
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.30:
(1pt)

展開に緊張感が無く、謎や動機にも無理がある

★ 真相に触れています。未見の方は注意。★

廃墟の遊園地と言う舞台は魅力的なんですが、ページの半分近く経っても殺人が一件しか起こらず、前半部のテンポが悪いです。後半以降、連続殺人が起こっても登場人物の反応が淡々としていて「次に殺されるのは誰だ?」という疑心暗鬼が生む恐怖感が伝わって来ないし、舞台自体がクローズドサークルという訳でもないので何処にも逃げ場が無いような閉塞感にも欠けています。

登場人物の名前は、売店の店員だったから「売野」とか、ミラーハウス担当だったから「加賀美」、編集者だから「編河」など、どうにも人物描写が薄っぺらく、この作品のために用意されただけと言った印象が強く、血肉の通ったキャラクターのようには感じられませんでした。

謎にも魅力が無く、特にリゾート建設に関わる過去の事件にしても、閉鎖的な村人の無駄な反対のせいと言う事もあって被害者に対しての感情移入も出来ませんでしたし、「計画を止めさせるため+村を売った人間に対する復讐」という銃乱射事件の動機に至っては、やってる事はもはやジョーカーのような通り魔レベルの所業。これだけ共感できない犯人の動機も珍しい。

他にも、「実は旧姓が〜でした」とか、「名前が似てたので勘違いしていた」とか、中途半端にややこしくしている割に何とも肩透かしな真相が多い。また他の人の突っ込みにもありますが、私も「着ぐるみが柵の下まで貫通していた」という説明は意味不明でした。遊園地の鉄柵に限らずですが、横棒や装飾などで固定されておらず、ただの槍のように縦棒だけが立ってる柵なんか無いでしょ(と言うか、それはもう柵とは呼ばない笑)。だから上から落ちて刺さっても必ず横棒に引っ掛かって宙ぶらりん状態になるはずなのに、下から引っ張って地面まで降ろしたとか意味不明です。

名探偵役の主人公もそもそも何であんなに人間離れした洞察力や推理力を持っているのか説得力に欠けているし、「廃墟好き」というよりただのコミュ障にしか見えないのでキャラ的な魅力も感じられません。また突然、後付け的に説明される過去にも違和感(父親が起こしたとされる「燕石ヶ丘空中庭園の事件」とかも唐突に出て来て何コレ?って感じだし、村の出身なのか違うのかもはっきりせずイライラ)。

そして今作の最大の謎キャラである「十嶋庵」が何者なのか、その正体や目的がよく分からないまま次回に続くような終わり方で、何ともすっきりしない残尿感(廃遊園地に推理の果てに通電させたかったとか意味不明w。そもそもこんな情報だけで事件の真相に気付ける方がおかしい)。とにかく今作は事件の動機と謎解きに無理があり過ぎましたね。廃墟シリーズ第二弾も刊行決定のようなので、期待はしたいところですが…。
廃遊園地の殺人 (実業之日本社文庫)Amazon書評・レビュー:廃遊園地の殺人 (実業之日本社文庫)より
4408559032
No.29:
(3pt)

動機が・・・

他のレビューにもある通り銃乱射事件、20年後の今回の事件ともに動機が無理筋すぎて、トリックや謎解きが浮いてしまっているように感じます。あとがきによるとシリーズ化の構想があるようですので次作に期待します。
廃遊園地の殺人 (実業之日本社文庫)Amazon書評・レビュー:廃遊園地の殺人 (実業之日本社文庫)より
4408559032
No.28:
(4pt)

面白いです

久しぶりに出だしの3ページで「見たい!」と思える本に出会えました。廃墟を舞台としたミステリーということで、最後まで独特の薄暗い雰囲気を残したまま終えてくれたので、個人的には大満足です。

内容は背景描写に少々気になる点がある、主人公が安全圏にいるため中盤以降の緊張感が薄い
、といった部分はあれど、そこはオリジナル舞台と割り切って見れば十分に楽しめます。
この空気感を出せる作者さんは中々いないので、是非一度見て欲しいです。
廃遊園地の殺人 (実業之日本社文庫)Amazon書評・レビュー:廃遊園地の殺人 (実業之日本社文庫)より
4408559032
No.27:
(3pt)

面白い、、のかしら?

主人公のコンビニ店員がなぜ廃墟に取り憑かれていて積極的に事件解明に乗り出すのかというのが小説の最後の方に明かされているが、これを物語中盤に持ってきた方が良かったのではないか。正直なところ小説中盤あたりから緊張感がなくなっていて、みんなぼやんと動いていた。物語の最後の方で、実は全員がこの廃遊園地に深く関係していて〜みたいな展開になるが、そりゃもちろんそうだろうし、それを早目に出してくれないと「もしかしたら私達も殺されるかもしれない」という物語自体の大きな推進力が無く、結果として緊張感がなくなってしまったのではないか。最後に全ての真相が明らかにされるが、なんだか余計にグチャグチャしてきて単純に設定を聞かされているような気になってしまった。それらを小説の中に組み込んで緊張感を出して欲しかった。。。あとやっぱり名前が覚えられなさすぎて途中からどうでも良くなってしまう。
廃遊園地の殺人Amazon書評・レビュー:廃遊園地の殺人より
4408537934
No.26:
(4pt)

モヤモヤ

トリックはすごいのに、動機が弱すぎてあんまり納得いかない
何より資産家の正体が意味不明すぎてポカーンとなった
廃遊園地の殺人Amazon書評・レビュー:廃遊園地の殺人より
4408537934



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