廃遊園地の殺人
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点6.00pt |
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廃墟となった遊園地が舞台のクローズドサークルもの。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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★ 真相に触れています。未見の方は注意。★ 廃墟の遊園地と言う舞台は魅力的なんですが、ページの半分近く経っても殺人が一件しか起こらず、前半部のテンポが悪いです。後半以降、連続殺人が起こっても登場人物の反応が淡々としていて「次に殺されるのは誰だ?」という疑心暗鬼が生む恐怖感が伝わって来ないし、舞台自体がクローズドサークルという訳でもないので何処にも逃げ場が無いような閉塞感にも欠けています。 登場人物の名前は、売店の店員だったから「売野」とか、ミラーハウス担当だったから「加賀美」、編集者だから「編河」など、どうにも人物描写が薄っぺらく、この作品のために用意されただけと言った印象が強く、血肉の通ったキャラクターのようには感じられませんでした。 謎にも魅力が無く、特にリゾート建設に関わる過去の事件にしても、閉鎖的な村人の無駄な反対のせいと言う事もあって被害者に対しての感情移入も出来ませんでしたし、「計画を止めさせるため+村を売った人間に対する復讐」という銃乱射事件の動機に至っては、やってる事はもはやジョーカーのような通り魔レベルの所業。これだけ共感できない犯人の動機も珍しい。 他にも、「実は旧姓が〜でした」とか、「名前が似てたので勘違いしていた」とか、中途半端にややこしくしている割に何とも肩透かしな真相が多い。また他の人の突っ込みにもありますが、私も「着ぐるみが柵の下まで貫通していた」という説明は意味不明でした。遊園地の鉄柵に限らずですが、横棒や装飾などで固定されておらず、ただの槍のように縦棒だけが立ってる柵なんか無いでしょ(と言うか、それはもう柵とは呼ばない笑)。だから上から落ちて刺さっても必ず横棒に引っ掛かって宙ぶらりん状態になるはずなのに、下から引っ張って地面まで降ろしたとか意味不明です。 名探偵役の主人公もそもそも何であんなに人間離れした洞察力や推理力を持っているのか説得力に欠けているし、「廃墟好き」というよりただのコミュ障にしか見えないのでキャラ的な魅力も感じられません。また突然、後付け的に説明される過去にも違和感(父親が起こしたとされる「燕石ヶ丘空中庭園の事件」とかも唐突に出て来て何コレ?って感じだし、村の出身なのか違うのかもはっきりせずイライラ)。 そして今作の最大の謎キャラである「十嶋庵」が何者なのか、その正体や目的がよく分からないまま次回に続くような終わり方で、何ともすっきりしない残尿感(廃遊園地に推理の果てに通電させたかったとか意味不明w。そもそもこんな情報だけで事件の真相に気付ける方がおかしい)。とにかく今作は事件の動機と謎解きに無理があり過ぎましたね。廃墟シリーズ第二弾も刊行決定のようなので、期待はしたいところですが…。 | ||||
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他のレビューにもある通り銃乱射事件、20年後の今回の事件ともに動機が無理筋すぎて、トリックや謎解きが浮いてしまっているように感じます。あとがきによるとシリーズ化の構想があるようですので次作に期待します。 | ||||
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久しぶりに出だしの3ページで「見たい!」と思える本に出会えました。廃墟を舞台としたミステリーということで、最後まで独特の薄暗い雰囲気を残したまま終えてくれたので、個人的には大満足です。 内容は背景描写に少々気になる点がある、主人公が安全圏にいるため中盤以降の緊張感が薄い 、といった部分はあれど、そこはオリジナル舞台と割り切って見れば十分に楽しめます。 この空気感を出せる作者さんは中々いないので、是非一度見て欲しいです。 | ||||
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主人公のコンビニ店員がなぜ廃墟に取り憑かれていて積極的に事件解明に乗り出すのかというのが小説の最後の方に明かされているが、これを物語中盤に持ってきた方が良かったのではないか。正直なところ小説中盤あたりから緊張感がなくなっていて、みんなぼやんと動いていた。物語の最後の方で、実は全員がこの廃遊園地に深く関係していて〜みたいな展開になるが、そりゃもちろんそうだろうし、それを早目に出してくれないと「もしかしたら私達も殺されるかもしれない」という物語自体の大きな推進力が無く、結果として緊張感がなくなってしまったのではないか。最後に全ての真相が明らかにされるが、なんだか余計にグチャグチャしてきて単純に設定を聞かされているような気になってしまった。それらを小説の中に組み込んで緊張感を出して欲しかった。。。あとやっぱり名前が覚えられなさすぎて途中からどうでも良くなってしまう。 | ||||
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トリックはすごいのに、動機が弱すぎてあんまり納得いかない 何より資産家の正体が意味不明すぎてポカーンとなった | ||||
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