ゴールデンタイムの消費期限
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起承転結がしっかりしている。ひとつ山場があった。しかし、劇的さに欠ける。 | ||||
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幼くして神童と呼ばれた者が、若くして平凡を自覚させられた時の葛藤を描く小説です。 人工知能を使うことで、ちょっと近未来の、それでいて今でも想像に難くない設定が、読み手の状況理解を容易にしつつ、その先を容易には想像させないため、一気読みさせるうまさがあるなと感じました。 ただ、十代というまだ短い人生の中での「等身大」の悩みだけあって、年配の人が読むと、葛藤度合いが少し淡く感じられるかもしれません。また、過去に傷を負って青春時代を葛藤していない若い人が読むと、実感がわきにくいかもしれません。 一気読みさせる作品ですが、読了感があるかは別なのかもしれません。 | ||||
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ここしばらく、興味を持って注目している〈AI(エーアイ。人工知能)〉が深く関わる小説だったこともあり、ぐいぐいと読み進めていくことができました。 かつて〝天才〟と称えられた登場人物たちがもがき、苦しむ描写は、見ていて辛いものがありました。 しかし、彼らが交流を深めていくなかで、それぞれの道を選びとっていく姿は、胸に刺さるものがありましたね。 作品の最後のほう、「エピローグ」がなんかじんと心に沁みて、目頭が熱くなりました。 そうそう。御堂将道(みどう まさみち)って登場人物が出てきます。《デビュー戦から二十七戦無敗だった最年少棋士(きし)》角川文庫 p.39 て文章読んだ時は、「なんか、今をときめく藤井聡太八冠みたいじゃん」て思ったんですね。でも、読んでいくうちに、人物像がどんどんかけ離れていって‥‥。途中からは、「棋界の天才・藤井聡太ってよりも、努力と信念の棋士・永瀬拓矢に近い人物やな」と、脳内で勝手にイメージして読んでました。 角川文庫では、桜庭一樹(さくらば かずき)さんの「解説」も、良かったです。新しい視点でもって、斜線堂有紀(しゃせんどう ゆうき)作品を楽しむツボを教えてもらったかなと、そんな気分になりました。 | ||||
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AIという設定がやや目新しいが、中身は普通の青春小説。少しだけ思わせぶりな描写もあるけど、ミステリでもなく伏線でもない。 | ||||
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恋に至る病で斜線堂有紀を好きになり、それから私が大好きな小説家を殺すまで、夏の終わりに君が死ねば完璧だったから、詐欺師は天使の顔をして、愛じゃないならこれは何、本作ゴールデンタイムの消費期限を追って読んでいますが、今作だけは本当に斜線堂有紀が書いたのか?と疑ってしまう程に事務的と言いますか、熱量のない文章でした。 なんだか、義務的に小説を書いていらっしゃるのかな、と思う文章で、こちらも義務的に小説を読んでいる気分になりました。これは本当に斜線堂有紀が書きたかった話なんでしょうか、そう思ってしまう程に文章から何も感じられませんでした。この半年で50冊以上本を読んできましたが、こんな気持ちになったのは初めてです。 ストーリー自体、面白くない訳ではありません。続きか気になるな、と思う気持ちも少なからずありましたし、結末も凄く気になりました。でもやはり義務的な文章だという感覚が抜けない。敢えて義務的に書かれた文体にしているのか?謎です。 自分も文字書きをしていますが、義務的なストーリーを書いた経験があるのでその時の感覚と少し似ている気がしました。 あくまで私個人の考えですので、先生が何を思って書いたかは先生にしか分かりませんが。 あとは、まぁ流石は斜線堂有紀、という感じですね。人の心をえぐるのが上手いこと上手いこと、誹謗中傷が自分に向けられている気がして吐き気すらしました。 私が大好きな小説家を殺すまで、でも同じように思いましたが、斜線堂有紀って作家殺しの文章を書くのが上手いですよね。筆折りそうになります。作家の人生が物凄くリアルなんですよね。 あと少し謎に思ったのは、これは三人称視点(神視点)にする必要性はあったのか?ということです。 記憶してる限りですと綴喜以外の視点のシーンが殆どありませんし、(凪寺のシーンは印象に残ってますが)限りなく一人称視点に近い文章なので、この文章なら一人称視点で読みたかったな、と思います。 一人称視点ならもっと感情移入が出来たでしょう。 | ||||
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