黒い家



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初公開日(参考)1997年06月
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長編小説

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黒い家 (角川ホラー文庫)

1998年12月01日 黒い家 (角川ホラー文庫)

若槻慎二は、生命保険会社の京都支社で保険金の支払い査定に忙殺されていた。ある日、顧客の家に呼び出され、期せずして子供の首吊り死体の第一発見者になってしまう。ほどなく死亡保険金が請求されるが、顧客の不審な態度から他殺を確信していた若槻は、独自調査に乗り出す。信じられない悪夢が待ち受けていることも知らずに…。恐怖の連続、桁外れのサスペンス。読者を未だ曾てない戦慄の境地へと導く衝撃のノンストップ長編。第4回日本ホラー小説大賞大賞受賞作。 (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.83pt

黒い家の総合評価:7.97/10点レビュー 501件。Aランク


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全40件 1~20 1/2ページ
No.40:
(9pt)

怖い

ミステリー要素は少ないですがホラー部分は素晴らしかっか。怪奇とかじゃなく人間の怖さが存分に描かれてると思います。なんかリアル過ぎて鳥肌立ちました

MEI
GD5UZMNE
No.39:
(7pt)

黒い家の感想

ホラー小説大賞受賞作ということで,ハードルを上げ過ぎたかもしれません.
読んでいて,そこまで怖い感じはなかったです.

▼以下、ネタバレ感想

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マー君
S2HJR096
No.38:5人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

怪異も超常現象も起きない極上ホラーがここにある

第4回日本ホラー大賞受賞作で貴志氏の本質的なデビュー作となり、そして映画化もされた本書。
ホラーと云えば怪異現象、超常現象を扱った物が多い中、保険会社員が顧客の訪問先で子供の首吊り死体に出くわし、更にその保険金を巡って遺族であるその両親との陰湿で執拗な催促に取り乱される、そんな風にストーリーの概要を理解していた私

本書は正真正銘のホラーである。それもとても他人事は思えないほどの迫真性を孕んだ怖さがある。それはどこかにはいるであろう、少し変わった隣人が本書の元凶であるからだ。

まず題材が実に一般的だ。怪我や入院、そして人の死を日常的に取り扱う保険会社が舞台。

自殺した子供の保険金を巡ってその両親との確執にて主人公に降りかかる災厄が本書の内容で、従って物語の細部に保険会社の業務や保険業界の裏話などが丹念に織り込まれており、非常にそれが読み応えのある内容となっている。

主人公の若槻慎二は入社当初は東京本社の外国債券投資課に配属になり、投資関係の仕事を扱っていたが、昨年春の人事異動で大学の時に住んでいた京都に異動になり、そこで本来の仕事である保険業務に携わるようになった。その日常はまず人の死に纏わる死亡保険金の請求書類といった類の書類のチェックから始まる。彼は入社5年しか経っていないが、早くもそんな暗鬱な内容で業務が幕を開ける保険会社の仕事に嫌気が差してきている。

次から次へと送られる保険請求の書類の詳細な内容のチェック、保険の窓口にいつもクレームを付けに来る客への対応の仕方、自殺で保険は下りるのかといった一般人が抱くような疑問に対する応対、わざと異なる印鑑を持ってこさせ、貸付が断られると、そのことで手形が不渡りになって会社が倒産したと賠償金を請求されたり、または交通事故でムチ打ち症でずっと入院して給付金を貰い続けて、期限が切れそうになると新たな症状で診断書を書いてもらって更に延長する、病院とグルになって詐欺を行う者、また一方でそんな詐欺に対抗すべく保険会社でも「潰し屋」と呼ばれるヤクザまがいの人間を雇っていたりすること、毎年11月は『生命保険の月』と云って過大なノルマが課され、それによって審査のチェックが甘くなること、などなど、生命保険会社に勤務していた作者が知る業界の内輪ネタに事欠かない。

そんな保険会社の裏事情が放り込まれ、我々読者の眼前に本書メインの事件の発端となる主人公若槻への災厄の始まりを告げる事件が幕を開けるのは物語が始まって70ページが過ぎてから。それは副長の葛西が受けた1本の電話が若槻を指名したことから始まる。

自分を名指しで指名してきた顧客。しかしその菰田幸子と重徳という名前には心当たりが全くない。不思議に思いながら家を訪ねてみると嵐山付近という高級住宅街にありながら周囲に全くそぐわない黒い家で荒れ放題で中には異臭が漂っている。案内されるとなんとそこで…。

恐らくはこのショッキングな展開もまた生命保険会社時代に聞いたエピソードの1つであろう。それを貴志氏はサイコパスと結び付け、ホラーへと昇華させたのだ。

つまり自分の顧客が次から次へと身内を殺し、また傷をつけ保険金を請求するサイコパスであった。本書はこのワンアイデアのみと云っていいだろう。
しかし物語はシンプルなものこそ面白い。本書はまさにそれを具現化した作品だと云える。

公共の場での対面が対会社ではなく一個人を標的にしてどんどん私生活へと侵入してくる怖さがここにはある。

作者は真綿で首を絞めるように主人公若槻を、読者を恐怖の底へと導く。

そんな具合に実に計算尽くしで書かれた本書は、日本ホラー小説大賞の受賞作であることから、その内容はいわゆる賞を獲るために必要不可欠な小説の要素が教科書通りに放り込まれていることが解る。

まず作者自身が生命保険会社に勤務していた強みを活かし、保険業界のエピソードをふんだんに盛り込み、その業界ならではの内輪話、蘊蓄で読者の興味を惹きつけながら、更に忌まわしい過去を設定している。
主人公若槻はあるトラウマを持っており、そのトラウマが顧客に対して不信感を抱き、調べる原動力となっているのだ。

原因と結果という因果をきちんと設定し、物語を淀みなく進める磐石さを持っている。

更に物語に心理学、生物学などの専門知識を放り込み、読者の知的好奇心を刺激し、次から次へと事件を連続させ、ページを繰る手を止めさせない見事な筆捌きを見せる。
もう、受賞のためのファクターが過不足なく盛り込まれており、戦略と戦術を立てて応募されたことが如実に判るのである。

そんな作者の恣意的な創作作法が見えながらもやはり本書は実に面白い。あざとさの一歩手前で踏み止まるバランス感覚に優れているのである。

しかし保険業界とはまさに世に蔓延る魑魅魍魎共を相手にするような職業であることが本書でよく解る。お金が人間の欲望と直結して駆り立てるものであるがために人の生死をお金で取引するシステムに人はどうにか旨い汁を吸ってやろうとたかるのだ。
また生保業界も契約を取れれば天国、取れなければ虫けらのように扱われる極端な成果主義となっていることも慈善事業ではなく金満事業となっている歪みが生じているのだ。

本来突然の死に見舞われた時に遺された者が安心して生活を続けられるように作られたシステムであるのにそこに蓄えられた金をどうにか騙して手に入れようとする詐欺師たちが横行するからこそ保険会社もまた支払いにはより一層慎重となり、そしてなかなか支払いが行われなくなるのだろう。

通常その業界に身を置いている者はそういった業界の特異な状況が常識となり、奇異に感じなくなってくる。
しかし貴志氏は保険業界に身を置きながらも一般人の感覚を持ってそのおかしさ、恐ろしさに気付いたのだ。そして彼は自分たちの日常業務こそホラーそのものだと発見したのだ。

但しそれでもまだ小説としては疵も目立つ。

前作『十三番めの人格―ISOLA―』でも気になった男女の関係の書き方だ。若槻慎二と黒沢恵の2人の関係がなんとも稚拙すぎる。
繊細で傷つきやすい性格である黒沢恵が菰田幸子に襲われ、危うく一命を取り留めた後、両親に庇護されることについて自分を2人の思い通りに動く人形のようにならないと決意するくだりがあるが、これも思春期の子の台詞ではないかと思ったくらい成熟味がない。また若槻が彼女を欲するあまりにその思いをぶつけるのもいつの頃の話だと思ったくらいだ。

この辺の男女関係の機微をもう少し違和感なく書くと引っかかることはないのだが。いや寧ろ物語の彩りのために無理矢理恋愛のエピソードを入れる必要もないのだ、物語が面白くさえあれば。

第1作目が多重人格、大賞受賞の第2作の本書がサイコパスと貴志氏がホラーの題材として選んでいるのは常に人間そのものが持つ怖さだ。その後の諸作のテーマを見ても常に作者が人間の心に潜む悪意や宿る狂気に目を向けてその怖さに注目しているのが解る。
本書はまさに受賞するための法則に則って書かれたような教科書的作品であり、怖さを感じる反面、その端正さが逆に気になった。

しかし受賞する目的のために書かれた作品は本書にて終わった。これ以降の作品は貴志氏が思う存分自分の書きたいテーマを扱い、型にはまらない面白さを追求した作品があると信じたい。それまで5つ星の評価はとっておこう。

▼以下、ネタバレ感想

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Tetchy
WHOKS60S
No.37:3人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

黒い家の感想

あっと言う間に読み終えました。
ホラーというより、サイコパスですね。
中盤までは、リアルに怖いです。
アマゾン評価5点の、9点・10点を付けたいところですが、・・・

▼以下、ネタバレ感想

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マッチマッチ
L6YVSIUN
No.36:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

面白かった。

怖かった。

わたろう
0BCEGGR4
No.35:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

黒い家の感想

ホラーは普段読みませんが、本作はサイコサスペンスと言った感じで面白かった。ただ、主人公の危機回避能力が高いと話が進まんのでしょうが、余りに呑気過ぎだとは思う。細心の注意を払うものの敵が上回る、のでは無く、何故か危険な方を選ぶ。おかげで死体が幾つ増えんねん!、と犠牲者が不憫だった。それにしても、躊躇せずに攻撃出来る人間が一番怖いな。心が無いんだから最強で最恐。後、お仕事小説的には、著者の生保会社に対する愛憎を感じた。理不尽な人間を相手に営業しなければならない点は、業界は違えど身につまされて、辛くなったなぁ。

なおひろ
R1UV05YV
No.34:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

黒い家の感想

終盤の場面は本当にハラハラして読み進めた
細かな描写など、非常に巧み。

▼以下、ネタバレ感想

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mick
M6JVTZ3L
No.33:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)
【ネタバレかも!?】 (1件の連絡あり)[]  ネタバレを表示する

どす黒い家

見出しに書いた通り、唯の黒というよりもどす黒い家の住人が起こす保険金連続殺人のお話。
こちらもレビューを書きたかったので再読みしたのだが、身の毛がよだつ怖い話であった。
過去にも実際に保険金目当ての殺人事件は起こっていたが、それらの舞台裏やメディアにも出なかった真相は実はこんな内容だったのでは!

作者の貴志祐介氏も元は保険関係の仕事に就いていたいたらしく、序盤から詳細に書かれており理解度は抜群。
そして、どす黒い家の住人は人間を金になる木と捉え、正しく物としか考えていない冷酷さもうまく書かれている。
最後の殺人鬼に追われる恐怖も、宛らホラー映画を見ているよう。
約20年前の作品だが今でも色褪せない。
表紙の挿絵から怖そうな雰囲気が漲っており、読者心を擽られる。
若干、専門用語が随所に出てくるところで好みは分かれるかもしれないが、ホラーサスペンス好きには納得の1冊であろう。

yoshiki56
9CQVKKZH
No.32:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

小説を書くのに重要なのは想像力よりも経験と知識と感じた作品

作者の貴志氏は生命保険会社に長年勤めていただけあり、保険関係のエピソード、人物の描写が非常にリアルで面白くて興味深かったです。
それに比べて本来専門外の心理学関係の話はいかにも少し本で読んだり聞きかじった程度の知識で書いているように見えて正直薄っぺらく見えてしまいます。
発表から20年を経た今読むとますますその差が顕著ですね。
(もっともこの作品は心理的な分析で誰の意見が正しいとも間違っているとも断定を避けているだけ、この時期やたら量産されてたエセ心理学を扱った心理捜査物ミステリの大半よりはマトモと言えると思いますが)

ミステリよりはホラー、サスペンスの要素が強めの作品と感じました。

▼以下、ネタバレ感想

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マリオネットK
UIU36MHZ
No.31:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

ハードル上げすぎた、、、

今までの貴志作品と、レビューでかなり怖かった!
かなり面白い!と言うのを見て期待を胸に読み始めました。
結論から言うと面白くないわけではないすが、
ちょっとハードルを上げすぎました。
確かに怖いですが、私的には極限状態で人間が人間で無くなっていくクリムゾンの迷宮の方が怖かったです。
ハラハラ感も最後の場面などありましたが、ハラハラ感で言うと青の炎の方がありました。

しかし戦慄が走るところや、ドキドキするところはかなり盛り込まれております。
やっぱり貴志作品。筆力はありますので飽きはこないです。

▼以下、ネタバレ感想

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マビノギオン
ETOPY8N1
No.30:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

黒い家の感想


▼以下、ネタバレ感想

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カミーテル
MCFS6K6O
No.29:4人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(5pt)

黒い家の感想

生命保険会社の査定主任を務める若槻慎二。
彼は日々死に関する書類を見、様々な人種に対応していた。
怒鳴りこみ、泣き落とし等々の荒事に麻痺していく中、一本の電話が来た。
相手は自殺を考えている様子で、若槻はつい自身の体験談を持ち出し、自殺を止めるよう促した。
数日後、見知らぬ客が苦情を入れ、わざわざ若槻を指名してきた。
若槻が不可解ながらも苦情処理にあたろうと訪ねた先は「黒い家」。
異様な家、異様な雰囲気、異様な臭気、そして異様な住人。
住人が開けるよう勧めた襖の先には子どもの首つり遺体があった。
自殺と認定されたが、若槻には他殺と思えてならない。
そして、この事件を機に若槻の日常が侵食されていく―・・・

皆さんが感想で書かれているように、人間が一番恐いと思い知らされる小説です。
恐ろしいのはずる賢い人間でも、暴力的な人間でもありません。
一見無力な、それでいて道徳心に欠けている人間の方がよほど恐い。
規則正しく迫られると、それが日常の一部へとなり、日々意識せざるを得なくなります。
静かに、しかし着実に日常が壊れていく恐怖が遺憾なく描かれています。
ミステリよりホラーサスペンス色の濃い作品です。

個人的には、すごく恐いという評判に期待しすぎたかなという感じです。
早々に犯人の予想がつくため、そこに至るまでが少し冗長だと感じます。
途中に挟まれる生命保険業界のトラブルや裏事情はリアルで面白いですが。
また、私は人間の心理や行動、そして凄惨な遺体の内容より、虫の比喩が良い意味で非常に気持ち悪かったです。

貴志作品のホラーの中でも、人間が恐い作品とSF的に恐い作品とがあると思います。
人間が恐い作品が好きな方は本作や「悪の教典」。
SF的に恐い作品が好きな方は「天使の囀り」や「クリムゾンの迷宮」。
前者のタイプが好きな方はとても楽しめると思います。
私は割と後者のタイプが好きなので、後者の例にあげた作品の方が面白かったです。
しかし、若槻が「悪の教典」のハスミンほどハイスペックではないため、まだ多少は感情移入できます。
「悪の教典」ほど好き嫌いはないと思います。

期待のしすぎ、および個人的な好みで評価はあまり高くありませんが、新人とは思えないディティールだと思います。

▼以下、ネタバレ感想

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あんみつ
QVSFG7MB
No.28:3人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

黒い家の感想

怖いです。本当に怖い。読ませ方も秀逸です。
主観ではこれほど恐ろしいことが続くのに、客観的にはあまりにも断片的な証拠しかないので第三者に救いを求めることすらできない。その間に恐怖の方は確実に忍び寄ってくるのです。その恐怖はそこいらの日常にさりげなく溶け込んでしまう様な、あまりに自然で、ありふれていて、それでいて真っ黒ななにか。
今まで確かで確実だと思った地面が実は底なし沼で、少しずつ少しずつ知らないうちに潜っていて、気付いたらもう腰まで漬かっていた。そんな感じのストーリーです。
ホラー好きなら堪らない一冊になるでしょう。まさに情景が迫ってくるような描写力です。

最後まで目が離せません。久々に凄いのを見ました。

本作を読む前は誤解していて、ラヴクラフトのように架空のモンスターやおばけが出るのかと思ってました。でももっと怖いものが出ました。本当の人間です。
うれしい期待はずれでした。



----
映像化されているのは知りませんでした。
見る勇気は無いけど。
★本書未読で映像情報も知らない人は、何も情報を集めないでさっさと読んだ方がいいです。
(勘のいい人は映像作品のキャスト一覧を見ただけで、ネタに気付いてしまうかもしれません。)

▼以下、ネタバレ感想

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absinthe
BZLMTCHK
No.27:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

黒い家の感想

読み進めるにつれて、自分が追い詰められているほどの恐怖を感じました。
やっぱり貴志さんの作品はおもしろい!

りこっくま
OJP3HKGY
No.26:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

本当に恐ろしいのは人間である

作者本人が保険会社に勤めていただけあり保険会社のリアルな実情(と言っても15年以上前ですが 笑)が筆致されています。
前半はあまり物語に進展が見られないのですが中盤になって徐々に不穏な雰囲気が流れ後半は息つく暇もないくらい疾走感溢れる展開でした。
人間の心の闇、残酷さ、恐ろしさがヒシヒシと伝わってきて鳥肌たちながらページをめくりました。
貴志先生の作品で一番の傑作だと思いました。

チューゼン
CZ156AAL
No.25:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

黒い家の感想

結構グロテスクです。覚悟してお読みください。

Ralph
YYNH4PU8
No.24:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(5pt)

黒い家の感想

レビューなどを見てかなり期待して読みました。
後半戦までかなり長く引っ張るので、登場人物の性格などをしっかり読者に印象付けている分、クライマックスで気持ちが高ぶりました。
ただ、私にはホラー色が強く好みではありませんでした。

chiiiisim
22ZP2D8P
No.23:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

黒い家の感想

「ウシジマくん」的な、ある種の人間が持つ邪悪感が詰まった名作。
特に後半に差し掛かってからはヒヤヒヤするシーンばかりで、読後はドッ…と疲れてしまった。
比率としては、ミステリー3:サスペンス7という所か。

▼以下、ネタバレ感想

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青鳥の如き囀るもの
QV33BIU3
No.22:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

お薦め

貴志さんの作品では一番お薦め。
ミステリーではないけど、読みだすと止まりません。
現実感があって怖い。

kazu1059
JJLJSJ1W
No.21:3人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

黒い家の感想

まさに「はめられる恐怖!」と「追われる恐怖!」です。
序盤は生命保険業界の裏側がよく書かれており、ワイドショーに出てくるようなリアルな部分に怖さを感じました。終盤の追われる恐怖は、まさに昔やったゲーム「クロックタワー2」のシザーマンを思い出し、夢に出てきそうなぐらい恐ろしいです。。。
これほど黒い小説はないのではないかと。

フレディ
3M4Y9ZHL
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