ワイルド・ソウル



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初公開日(参考)2003年08月
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長編小説

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ワイルド・ソウル〈上〉 (新潮文庫)

2009年10月28日 ワイルド・ソウル〈上〉 (新潮文庫)

その地に着いた時から、地獄が始まった―。1961年、日本政府の募集でブラジルに渡った衛藤。だが入植地は密林で、移民らは病で次々と命を落とした。絶望と貧困の長い放浪生活の末、身を立てた衛藤はかつての入植地に戻る。そこには仲間の幼い息子、ケイが一人残されていた。そして現代の東京。ケイと仲間たちは政府の裏切りへの復讐計画を実行に移す!歴史の闇を暴く傑作小説。 (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点9.04pt

ワイルド・ソウルの総合評価:9.12/10点レビュー 212件。Sランク


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全27件 1~20 1/2ページ
No.27:
(7pt)

ワイルド・ソウルの感想

ミステリー要素あった?なんか漫画読んでるみたいな感じやった。

すえさだ
ZKC29U3R
No.26:
(8pt)

面白かった。

エンディングもいい。

わたろう
0BCEGGR4
No.25:
(9pt)

ワイルド・ソウルの感想

完全に犯人側に感情移入しながら読んでいた
人物が魅力的

mick
M6JVTZ3L
No.24:3人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

パワーで圧倒する社会派エンターテイメント

2005年の大藪春彦賞、吉川英治文学新人賞、推理作家協会賞の3冠を受賞した、パワフルなエンターテイメントの傑作である。
ビル清掃員として働く60歳の冴えない初老の男・山本が成田空港で出迎えた、肉体強健で陽気な37歳の日系ブラジル人・ケイ。二人が東京で合流した、表では宝石商、裏ではコロンビアの麻薬シンジケートの日本での元締めである36歳の松尾。この三人組に資金を提供し、計画を練ったのは、戦後のブラジル移民として辛酸をなめながらも青果商として成功した衛藤だった。彼らの計画は、日本人をブラジル・アマゾンに棄民した日本政府への復讐であり、地獄に突き落とされた移民たちの魂の反撃だった。
1960年代のアマゾンでの移民たちの苦境を背景に、現代の東京で繰り広げられるタイムリミットサスペンスが、半端ではない迫力で読者を引きずり込んでいく。まさに力業の1000ページである。話のスケールが大きくアクションが派手なため、人物造形がやや型通りな感はあるが、途中からそれも気にならなくなる熱気が溢れている。まさに「熱い作品」である。
サスペンス作品、アクション作品が好きな方ならどなたにもオススメできる、社会派のエンターテイメントである。絶対に読んで損は無い。

iisan
927253Y1
No.23:
(10pt)

大好き

爽快感あり。全員にオススメです。

おっきん
JS9OG334
No.22:
(9pt)

一気に読めました

読みやすいです。決して暗くはないです。手軽に読めますのでお勧めします。

マッチマッチ
L6YVSIUN
No.21:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

一章はブラジルに来た日本人の話、二章以降は日本に来たブラジル人の話

戦後、政府の移民政策で、希望を抱きブラジルの大地へと渡った日本人たち。
しかしそこで待っていたのは国から聞いていた話とは全く異なる、地獄だった。
満足な耕地も住む場所も用意されないまま未開のジャングルの中に放り出されるような形となった日本人移民たちは極貧や病気に苦しみ、多くの者が命を落としていった……

それから時は流れ、二十一世紀。日本に地球の裏から3人の男たちがやってきた。
彼らの目的はかつて自分たちを、自分の父や母を、騙し見捨てた日本政府への復讐だった。

という戦後の日本のブラジル移民問題を取り扱った本作。
バリバリの本格好きで、社会派やハードボイルドはあまり好きではない私ですが、これは面白かったです。

まず第一章のブラジルでの話は、読む前から大まかな知識としては向こうに渡った人たちがとても苦労したことは聞いていたものの
詳しい実情を知らされると、そのあまりに過酷で悲惨な描写に、読んでいて辛くなる部分も多かったです。
それでも目を離せない、まさに読まされる文章とストーリーでした。
そしてこれは二章以降のストーリーのために、絶対に必要な描写であったと思います。

二章以降からは時代は一気に二十一世紀に飛び、一章の主役であった日本人移民の男の義理の息子であるケイへと主役が移ります。
見た目は日本人ながら中身は生粋のブラジル人である彼の、その豪胆さと快活さゆえに、題材こそ重いものの、決して陰惨なストーリーではなく、エンターテイメント性の高い話へと変貌したと感じました。
ジャングルで生まれ、原始人さながらの極貧の中で育ち、病気で死んだ両親が目の前で腐っていく様子を見たケイの境遇も親世代に勝るとも劣らぬ過酷さと悲惨さなのですが
それでも明るく楽しそうに生きているのが、まさに一章から二章で主役が日本人からブラジル人に交代し、その民族的気質の違いを見たように感じました。

日本とブラジル、日本人とブラジル人、どちらの方が良いとは言えないと思いますが、物語の主役にして面白いのは圧倒的にブラジル人的な性格のキャラクターだと思いました。


▼以下、ネタバレ感想

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マリオネットK
UIU36MHZ
No.20:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

ワイルド・ソウルの感想

プロローグの途中は少しエンジンがかからなかったですが、
すぐに引き込まれました。
ハードボイルドタッチなのも気に入りました。

さて本作、棄民問題という少し重苦しい設定ではありますが、まずは読んでいただきたい。特に人物像に重点を置いている小説だと思います。
かなり楽しめたエンターテイメントに仕上がっている反面、
続きが死ぬほど気になる!という感じにはならず、1日、2日置いてしまったことが少しありました。

ただ物語の構成、登場人物の魅力かなり詰まっていますのでオススメの作品には間違いないです。

マビノギオン
ETOPY8N1
No.19:
(8pt)

ワイルド・ソウルの感想

ミステリーという意味では評価が分かれるところもあるかもしれませんが、単純に読み物として面白かったです。
本題が進み始める前の主人公たちの過去は、あまり長いと普通はだらけ気味になってしまいがちなのですが、この作品は、この部分に十分な時間をかけて丁寧に書くことが本題の面白さを確実に増幅させています。
それと、作品とは直接関係ないのですが、「棄民政策」というキーワードから、何となくガンダムを思い出しました。

マー君
S2HJR096
No.18:
(10pt)

ワイルド・ソウルの感想

プロローグでは読むのをやめようかと思ったが、いざ読み始めるとぐいぐい引き込まれて止まらなかった!
これは本当に面白い作品でした!

conejo
ZYHEZN1P
No.17:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

ワイルド・ソウルの感想

これは凄いわ。ただただ圧倒されて言葉を失った作品。
「日系ブラジル人」という過去にブラジルへ移民した日本人を耳にした事はあるものの、その内容がこういうものだったのかと詳細を知り、衝撃を受けました。

ページボリュームが多い為、食わず嫌いで手に取っていませんでしたが、評判の良さでやっと読書。
骨太の社会的なテーマが敷かれつつ、個性的な登場人物達のドラマも魅力で退屈しない読書。脇役にあたるような、報道チームや警察側の秋津など、外伝で1冊掛けそうなぐらい印象に残ります。気付いたら惹き込まれて一気読み。上下巻まったく気にならなかったです。

作品として完成されているので後は好みの問題。読んで損はないでしょう。素晴らしかった。

▼以下、ネタバレ感想

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egut
T4OQ1KM0
No.16:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

ワイルド・ソウルの感想


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カミーテル
MCFS6K6O
No.15:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

最高峰のエンターテイメント


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翔んで真昼の団地妻
XNMDWF40
No.14:3人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

ワイルド・ソウルの感想

期待に違わない一冊。題材としては、歴史的に日本国に騙されてブラジルへ渡り虐げられた人々が、国を相手取り復讐する、という何とも言えず暗いテーマで長い間積読となっていたが、ラテンのノリがその重さ、暗さを払拭し、最初からテンポよく最後まで突っ切る、ただただ楽しめる一冊に仕上がっている。とはいえ、テーマになっている日本政府の政治、外交の酷さには今更ながらに辟易する。

とも
4ND5R58B
No.13:6人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

ワイルド・ソウルの感想

作中「アマゾン牢人」「棄民」という言葉で揶揄されるブラジル移民の悲劇、ずしりと重い歴史問題がまず提示されます。
そして、そこから生き延びた人間たちが日本に戻り国に復讐するという物語。
スケールの大きいクライムノベルです。
冒頭の100ページ余りの地獄絵図の描写は読むのに多少の苦痛を伴いますが、復讐者達に感情移入するには相当に効果的です。

ハードボイルドまたはバイオレンスとも言えなくはない。
確かに、その手の作品にありがちな暴力とセックスの描写もある。
ただ、ガチガチの・・・ではなく、復讐劇と言うには全編どこか軽く読みやすい。
派手にぶちかますのかと思いきや彼らのやり方はどこか紳士的。ここで更に読み手を味方につける。
読み終えて感じたのだが、この軽さが最後の爽快感を生んでいるのではないかと思った。

3人の実行犯。
それぞれが違った結末を迎えるというのも凝っている。
特筆すべきはケイと松尾のキャラクター。
負の境遇を共有し目指すところは同じでも、何もかもが正反対。
人間の人格は育ちの環境が形成するのだなと興味深く彼らの活躍を楽しんだ。
まぁ彼らと比べると日本の女子アナのなんと稚拙なこと。

梁山泊
MTNH2G0O
No.12:
(9pt)

これは…

時代、世界を超えての圧倒的スケール!
まさにワイルドな世界観。

J.M
5N544G8O
No.11:4人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

ワイルド・ソウルの感想

初めは取っつきにくい感じもあったけど、すぐに読む手が止まらなくなった。
考えさせられるテーマでありながら、テンポが良くて登場人物が凄く魅力的☆
エンディングも大満足!
絶対に読まなきゃ損!と自信を持って言える一冊!

りこっくま
OJP3HKGY
No.10:
(9pt)

ワイルド・ソウルの感想

上下巻だけど、一気に読めた

呑んだくれ
P3S7II56
No.9:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

ワイルド・ソウルの感想


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ゆうや
TEKGLDF9
No.8:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

評価どおりの素晴らしさ

このサイトで評価が高かったので読んで見た。皆さんが書いている通り、テーマもストーリーも素晴らしい!この作者の作品は、初めて読んだが、他も読みたくなった。

破天荒
DQYN0AH1
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