光秀の定理



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    初公開日(参考)2013年08月
    分類

    長編小説

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    光秀の定理 (角川書店単行本)

    2013年08月30日 光秀の定理 (角川書店単行本)

    永禄3(1560)年、京の街角で三人の男が出会った。食い詰めた兵法者・新九郎。辻博打を生業とする謎の坊主・愚息。そして十兵衛…名家の出ながら落魄し、その再起を図ろうとする明智光秀その人であった。この小さな出逢いが、その後の歴史の大きな流れを形作ってゆく。光秀はなぜ織田信長に破格の待遇で取り立てられ、瞬く間に軍団随一の武将となり得たのか。彼の青春と光芒を高らかなリズムで刻み、乱世の本質を鮮やかに焙り出す新感覚の歴史小説!! (「BOOK」データベースより)




    書評・レビュー点数毎のグラフです平均点9.00pt

    光秀の定理の総合評価:8.55/10点レビュー 29件。Aランク


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    サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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    全4件 1~4 1/1ページ
    No.4:
    (8pt)

    新ジャンル青春歴史小説

    テンポの良さはさすが垣根!
    明智光秀を題材にしてますが、アキシリーズの外伝かと思うくらいです。
    主要人物三人の気持ちよさ、その成長。
    新ジャンル青春歴史小説って感じです。
    信長sageしてるのかと思いきや、信長もやはり魅力満載でした。
    垣根氏はしばらく元気がないと思ってましたが、どんどん書いて欲しいです。

    翔んで真昼の団地妻
    XNMDWF40
    No.3:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
    (8pt)

    レンマとは

    四つの椀から戦国の生き様に通ずる定理とは?
    光秀の人生から見出す新感覚歴史小説!

    J.M
    5N544G8O
    No.2:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
    (10pt)

    歴史とミステリの融合された快作

     「四つの椀の謎」と「光秀の人間としての理の解明」を軸に、愚息と新九郎という架空の人物たちの生きざまを闊達に描写した、非常に読み応えのある小説です。歴史に対して多方面からなされる解釈が、新たな視点を獲得し、さらなる歴史観の進歩を促す…小説のもつ醍醐味の一つを味わえました。「歴史の謎」の推理して着地点をもとめるところ、ミステリとしての要素も十分感じられます。
     光秀の生き様以上に、愚息と新九郎の生きざまに多く描写がさかれています。特に、新九郎の「笹の葉流」のいわれや、追剥を試みたころからの心情の変遷には、いたく共感を覚えました。人は、何か自分の分にあったものを通して、初めて理に通じるという言葉には、自分自身の形にならない思いを代弁してくれたような気がしました。
     愚息と新九郎の、なんとも言えないとぼけた味わい、十兵衛光秀の人間臭さといった、人物描写にも大いに魅力を感じました。

    ▼以下、ネタバレ感想

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    tacu
    GWKVNW0Y
    No.1:
    (10pt)

    光秀の定理の感想

    明智光秀を主人公にした小説はなぜこれほど面白いのでしょうか。
    光秀(十兵衛)と僧・愚息と剣人・新九郎との友情物語の色濃く、彼らの性格描写は格別です。
    また光秀に妻・熙子に対する愛情もよく出ています。
    数学の問題の部分がかなりウエートを占めていますが、出てきたときにはもう時間も忘れて読みすすめました。
    「本能寺」後における彼らの光秀に対する推測も十分うなずける内容でした。
    信長も出てきますが、意外とイメージよりやさしい人物に描かれている?
    真保裕一「覇王の番人」と併せて読むとより楽しめるかも。

    本好き!
    ZQI5NTBU
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    ※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
    未読の方はご注意ください

    No.25:
    (3pt)

    楽しく読んだ

    出尽くし感がある歴史モノは「解釈」が楽しめるかどうかがキモ。
    本書の光秀はリベラル派(←自分はそう読んだ)だった

    「この時代の人間は自らの感情を韜晦することを覚えてない」と、「自己への憐憫の薄さ」
    が、時代的な通念ってモノを凄く分かり易く表してるなあ。と

    このラスト好きだ

    余り関係ないが「足利義輝」に興味が湧いた
    そういえば、その辺って自分的には丁度「隙間」になってるなあ
    光秀の定理 (角川書店単行本)Amazon書評・レビュー:光秀の定理 (角川書店単行本)より
    B00EVQ00G8
    No.24:
    (5pt)

    明智光秀が、何故、本能寺の変を、起こしたのか。この本の値打ちは、その解説に凝縮していると思います。

    垣根涼介氏の解説は、熟読する価値があります。架空の人物の話は、飛ばして、最後に出て来る解説の処だけを、何度も繰り返して読んでみましょう。この本の値打ちは、ここに、凝集している様に思います。
    光秀の定理 (角川書店単行本)Amazon書評・レビュー:光秀の定理 (角川書店単行本)より
    B00EVQ00G8
    No.23:
    (5pt)

    垣根涼介の時代小説は評判どおり新しくて面白く読めました。

    初志貫徹を貫くことは意思の強さの表れとも思われますが、物事の表裏一体からすれば、初志貫徹はただの頑固さとも考えられるわけで、結局時代を上手く渡り歩くには初志に縛られないことだということでしょうか。

    しかし、初志を貫こうが途中で転進しようが、そこに信念があれば美学となり、ドラマが生まれるのだとも感じました。

    愚息の確率論に惹かれ、実際に数回実験してみましたが、数字が収束しないのである程度の回数を試す必要があると感じました。

    垣根涼介の時代小説は評判どおり新しくて面白く読めました。
    光秀の定理 (角川書店単行本)Amazon書評・レビュー:光秀の定理 (角川書店単行本)より
    B00EVQ00G8
    No.22:
    (5pt)

    身近に感じる光秀像

    史観として悪役、若しくは小心者としてワンパターン化されたが描き方多い光秀。しかし当然に、人に歴史有り、十人十色で生き様有り、それはその者のみが持つ経緯と立場が織りなすもの。そんな群像として描かれている光秀は、この上なく魅力的。
    脇を固める愚息と新九郎、この人物像も絶妙の配置。
    垣根さん、これからどうかこうした歴史小説、引き続きお願い致します。
    光秀の定理 (角川書店単行本)Amazon書評・レビュー:光秀の定理 (角川書店単行本)より
    B00EVQ00G8
    No.21:
    (5pt)

    モンティ・ホール問題と信長

    山城攻めにモンティ・ホール問題を適用するのは妥当かどうか意見がわかけるかもしれません。
    でも、詳細に書くとネタバレになりますが、山城の城主と光秀の関係の伏線、山城へ至る山道の過去の経緯の伏線、4人の間者の伏線がうまくつながっていて、モンティ・ホール問題となっていると思います。
    また、この本のオチとしての信長が絡む場面も目に浮かぶようで、面白くて一気に読破しました。
    光秀の定理 (角川書店単行本)Amazon書評・レビュー:光秀の定理 (角川書店単行本)より
    B00EVQ00G8



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