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光秀の定理



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【この小説が収録されている参考書籍】
光秀の定理 (角川書店単行本)

光秀の定理の評価: 9.00/10点 レビュー 4件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点9.00pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全4件 1~4 1/1ページ
No.4:
(8pt)

新ジャンル青春歴史小説

テンポの良さはさすが垣根!
明智光秀を題材にしてますが、アキシリーズの外伝かと思うくらいです。
主要人物三人の気持ちよさ、その成長。
新ジャンル青春歴史小説って感じです。
信長sageしてるのかと思いきや、信長もやはり魅力満載でした。
垣根氏はしばらく元気がないと思ってましたが、どんどん書いて欲しいです。

翔んで真昼の団地妻
XNMDWF40
No.3:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

レンマとは

四つの椀から戦国の生き様に通ずる定理とは?
光秀の人生から見出す新感覚歴史小説!

J.M
5N544G8O
No.2:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

歴史とミステリの融合された快作

 「四つの椀の謎」と「光秀の人間としての理の解明」を軸に、愚息と新九郎という架空の人物たちの生きざまを闊達に描写した、非常に読み応えのある小説です。歴史に対して多方面からなされる解釈が、新たな視点を獲得し、さらなる歴史観の進歩を促す…小説のもつ醍醐味の一つを味わえました。「歴史の謎」の推理して着地点をもとめるところ、ミステリとしての要素も十分感じられます。
 光秀の生き様以上に、愚息と新九郎の生きざまに多く描写がさかれています。特に、新九郎の「笹の葉流」のいわれや、追剥を試みたころからの心情の変遷には、いたく共感を覚えました。人は、何か自分の分にあったものを通して、初めて理に通じるという言葉には、自分自身の形にならない思いを代弁してくれたような気がしました。
 愚息と新九郎の、なんとも言えないとぼけた味わい、十兵衛光秀の人間臭さといった、人物描写にも大いに魅力を感じました。

▼以下、ネタバレ感想

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tacu
GWKVNW0Y
No.1:
(10pt)

光秀の定理の感想

明智光秀を主人公にした小説はなぜこれほど面白いのでしょうか。
光秀(十兵衛)と僧・愚息と剣人・新九郎との友情物語の色濃く、彼らの性格描写は格別です。
また光秀に妻・熙子に対する愛情もよく出ています。
数学の問題の部分がかなりウエートを占めていますが、出てきたときにはもう時間も忘れて読みすすめました。
「本能寺」後における彼らの光秀に対する推測も十分うなずける内容でした。
信長も出てきますが、意外とイメージよりやさしい人物に描かれている?
真保裕一「覇王の番人」と併せて読むとより楽しめるかも。

本好き!
ZQI5NTBU

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