黙示



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    初公開日(参考)2013年01月
    分類

    長編小説

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    黙示

    2013年02月22日 黙示

    農薬散布中のラジコンヘリが小学生の集団に墜落した!撤き散らされる薬剤、痙攣する子供、散乱するミツバチの死骸。若手養蜂家、農薬の開発責任者、農水省の女性キャリア、それぞれの戦いが始まる。この国の農業に、起死回生の道はあるのか?農薬は「悪」なのか?米国企業の密かな戦略、中国の挑発、仕組まれた罠。待ち受けるのは絶望か希望か。「沈黙」の果てに示される未来は―。 (「BOOK」データベースより)




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    No.43:
    (4pt)

    よい

    よい
    黙示 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:黙示 (新潮文庫)より
    4101390525
    No.42:
    (5pt)

    どう向き合い折り合うかを考えるべきじゃないでしょうか

    黙示(もくし)
    真山仁氏による著作。
    2013年(平成25年)2月に新潮社より刊行された。
    2015年(平成27年)8月1日発行(新潮文庫)

    ハゲタカや当確師などの著作を持つ真山仁氏の作品。
    1962年大阪府生まれ
    1987年同志社大学法学部政治学科卒
    同年4月中部読売新聞(のち読売新聞中部支社)入社
    1989年11月同社退職
    1991年フリーライターに
    2004年『ハゲタカ』(ダイヤモンド社)でデビュー

    政治、経済を舞台とした作品が多いのだなと思った。
    著者は同志社大学法学部政治学科卒とあるのでその経歴から来る元来の志向と
    いうものも影響しているのだろう。
    当確師は以前読んだ事があった。この黙示も農薬や遺伝子組み換え作物に関して
    勉強になることが多かった。
    youtuberのマコなり社長やもふもふ不動産も語っていたのだけれど
    ハズレ回を上げては駄目だと。ただの数撃ちゃ当たるという作品発表は駄目。
    それは小説でも同様だと思う。
    同じ作者の作品を次読んでみようと思えるかどうか。
    ただ現実には官僚機構でここまで主体的な動きを見せる人たちっているだろうか。
    この日本で。第二次安倍晋三政権が出来て以降は恐ろしく主体性の無さが
    目につくようになった。米野太郎や秋田のような動き方、働き方が必要だ。

    あらすじ
    農薬を散布していた一機のラジコンヘリが、小学生の集団に墜落した。高濃度の農薬を浴びた少年は意識不明の重体に。少年の父親の平井は、農薬の開発責任者だった。
    事件の一部始終を目撃していた養蜂家でもあるカメラマンの代田は、テレビ番組で発言する。「農薬の恐怖は、放射能以上だと言っていいんじゃないでしょうか」。使われていた農薬は、ネオニコチノイド。ミツバチの集団失踪現象の犯人とも言われている薬剤だ。
    同じ頃、農水省キャリアの秋田一恵は大臣直轄のセクションに抜擢される。命じられた課題は、農産物輸出のビジネス戦略だったが…。
    女性キャリア官僚、農薬メーカーの開発者、カメラマン。3人の理想と現実、矛盾と葛藤、そして「危険な正義」。それぞれの戦いが交錯し、思いもよらぬ結末が待ち受ける。

    印象に残った点

    ラジコンヘリによる農薬散布では、人が散布するのに比べて濃度が100倍以上の
    溶液が使用される。

    農家が手塩に掛けて育てた農産物を出荷停止する痛手を、若森は理解していない。
    我が子を殺せと言っているようなものだ

    官僚とは、土だ。土は全ての実りの礎だが、土が痩せたり腐ってしまえば、
    まともな作物などできはしない。今の官僚は、それを忘れかけている。
    だから、おまえが身を挺して、コメのための土になれ。

    1960年代にアメリカの生物学者レイチェル・カーソンが「沈黙の春」で
    農薬の危険を訴えて、農薬に関する社会の関心は一気に高まった。
    だがそのブームが収束した後は、それ以上の大きな関心事にならないまま
    現在に至っている。

    反対ばかりしていても、何も変わらない。
    大切なのは前に進むことだと思う。

    対立からは何も生まれない。異論がある時こそ、相手を納得させるように
    話すのが大事だよ

    ハチは未来のために生きている
    種を守り、種の未来のためにプログラムされた生き方を貫くんだ。
    その掟に対してけなげなほど忠実なハチを見ていると、人間って
    なんて愚かな生き物なんだろうなあと反省する

    とにかく農薬散布は、除草と並んで重労働だ。
    散布回数が少なければ、それだけ農家の作業は楽になる。

    扇情的なニュースで人を動かしても、それは一過性のブームで終わる。

    感情を煽るようなやり方じゃ、結局は宗教論争みたいになってしまうでしょ

    紛争地帯を取材する中で、独裁者の狡猾さをいやというほど見てきた。
    彼らの多くはとにかく恐怖を煽って国民を混乱に陥れて、権力を握るのだ。
    知性や教養が豊かな人でも、恐怖に取り憑かれると脆い。
    そしてヒステリックな群集心理に同調していく。

    テレビのワイドショーや週刊誌などから得た偏った情報だけで、
    すべてを知った気になる賢いママの類だ。社会に対して問題意識を
    持つべきだと思うが、手当り次第に批判するのがいいとは思わない。
    問題を正しく理解した上で反応するならそれは素晴らしいのだが、
    生半可な情報で早合点して、自分は正しいとか、騙されたなどと
    騒ぎ立てるのは、知らないままでいるよりももっと不毛な気がする。

    子どもにとって家庭円満は重要案件だからね。

    どれだけ過酷な環境でも、生き残る生物がいる。
    子孫の繁栄をおびやかす脅威に直面しても、時に自らの体質を変えてでも
    生き抜こうとする。その強かさからすれば、農薬なんて所詮、
    子供だましに過ぎない。その一方で、人間は生命力をどんどん失っている気がする。

    農薬問題を知れば知るほど、農薬の無い社会は理想だが、現実的ではないかも
    知れないと思えて仕方ない。狭い国土で、そのうちの7割が山林という
    日本列島で、一億人以上が飢えずに生きるためには、農薬と賢く共生する
    必要があるのではないか。

    GMOを推奨する科学者達は、品種改良との最大の違いは「時間の短縮」だと
    主張している。すなわち、人力ならば数年あるいは10年余りを費やす品種改良が
    科学の力で瞬く間に行われるに過ぎないというのだ。

    所詮、農薬は道具です。上手に使えば、安価な農産物が手に入る。
    安全性だって絶対ではないものの、ある程度は担保されている。
    要は使い方なんですよね。
    なのに事故が起きると、全てを悪だと断じて危ないものは使うなと叫ぶ。
    それは現実を知らない者の、無責任なたわ言だと思うんです。

    危険性を知るのは、大事ですよ。むしろ知らずに生活している方が、危険です。
    だから、正しい知識を伝える人が必要なんです。

    私達は、万能感の錯覚に陥っているんです。でも、人間なんて無力ですよ。
    何より情けないのは、自分たちが生み出した流れすら止められないことです。
    だったら、それに抗わず、どう向き合い折り合うかを考えるべきじゃないでしょうか
    黙示 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:黙示 (新潮文庫)より
    4101390525
    No.41:
    (3pt)

    2013年の日本の空気にあえて異論を唱えようとした作品としても

    農業と食糧がテーマ。農水官僚、養蜂家、農薬開発者を通して著者の問題意識を明らかにする社会派小説。農薬によって生活が維持されていることは否定できず、農薬が毒になるか薬になるかは使う側の問題。GMO(遺伝子組み換え作物)は人類が新しく手に入れた打ち出の小槌で、多少危険だとしてももはや誰も止められない。外国企業にやりたい放題に日本の市場を荒らされる前に、政府として研究を怠ってはいけない。
    単行本は2013年刊。当時は3.11の記憶も新しく反原発の空気がまだ日本を覆っていた時期でした。本作を通して、著者は安易な二分法に陥ることの危うさを暗に訴えようとしたようにも思えます。
    物語の展開はやや消化不良。農薬開発者の平井と懇ろになったFPの結城さおりが美人局として噛んでいそうな感がありましたが、本人の転勤で結論は明らかにされないまま。ミステリーのような謎解きを期待すると肩すかしを食らいます。
    黙示 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:黙示 (新潮文庫)より
    4101390525
    No.40:
    (2pt)

    駄作

    面白くない
    黙示 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:黙示 (新潮文庫)より
    4101390525
    No.39:
    (1pt)

    期待以下

    金融小説以外は真山仁には期待しないほーがいい。

    つまらない。これに尽きるw
    黙示 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:黙示 (新潮文庫)より
    4101390525



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