墜落



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    初公開日(参考)2022年06月
    分類

    長編小説

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    墜落

    2022年06月28日 墜落

    貧困、基地、軍用地主……「沖縄の闇」に踏み込み、知られざる本当の沖縄の姿をフィクションによって抉り出す問題作! 入念な沖縄取材で明らかになった暗部が、白日の下にさらされる。 2022年6月金城華が夫の一を刺殺。DVに耐えかねた妻が夫を殺した単純な事件として解決するはずだったが、担当検事となった冨永真一は不審を感じ、みずから捜査に乗り出す。 ほぼ時を同じくして糸満市で自衛隊の戦闘機の墜落事故が発生。民間人が死亡したことで、軍事基地が集中する沖縄では、 抗議デモが巻き起こる。それに加え、航空自衛隊きってのエースパイロットによる事故は、単なる操縦ミスとは考えられない。戦闘機に何らかの不備があったのではないかと疑念が湧くが…… 一見何の関係もない、二つの事件。だが、双方の担当となった冨永が捜査を進めていくと、そこには思いもかけない接点が浮かび上がる。 かつてない臨場感で沖縄の闇に迫る、冨永シリーズ第三弾にして最高傑作が誕生!(「BOOK」データベースより)




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    墜落の総合評価:7.60/10点レビュー 5件。Cランク


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    ※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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    No.5:
    (5pt)

    何故にF-77?

    本書の初めの方で、自衛隊機が墜落する。その際に、パイロットが発した言葉が、「バーティゴに近い状態になっている気がする」。

    本書は、オール読物に2020年2月から2021年12月まで連載されたものだが、連載終了一か月後の2022年1月に航空自衛隊機F-15が墜落し、原因がバーティゴによるものとされた。
    なので、当時のニュースを知っているものであれば、バーティゴとは何かがわかるだろうし、当時盛んに指摘された計器飛行の重要性も理解しているだろう。

    だから自分も本書を読み始めて最初の方でこの科白が出て来た時に、錯誤しているのに「なっている気がする」はおかしいだろ?とずっと思っていた。レビューを書く際にはこの間違いを指摘しようと思ったくらいだ。

    しかし本書の最後の方で、この科白の正しい意味が示される。これが伏線回収だとしたら、自分はまんまとその策略にはまってしまった訳だ。それだけでも大満足だった。

    沖縄に転勤した検事は、前任者の残した案件のうち、夫を包丁で刺した妻について、その内容に疑問を感じた。妻は自ら警察に電話をし、自分が殺したと自供しているにも関わらずだ。
    その案件に着手してすぐ、今度は航空自衛隊機が墜落するという大事件が勃発。

    この二つの事件を解決していく過程で見えてくる、沖縄の貧困問題や、軍用地主、プロ市民によるデモなど、本土では中々ニュースにならない沖縄の問題点を浮き彫りにしていく。

    恐らく著者の力量なら、夫殺害の話しで一冊、自衛隊機墜落の話しで一冊、それぞれレベルの高い内容で出せたのではないだろうか?
    ややもすると話があちこちに飛んで纏まりが付かなくなるところを、赴任してきた那覇地検三席検事と補佐する立会事務官が両事件とも処理する事で、うまくバランスを取りながら纏めている。

    本書の事件には全く関係無いが、地の文でFS-Xや、恐らく“名航” だろうと思われる事業所が出てくるのは、嘗て仕事で少しかかわった事がある自分に取って、望外な楽しみを与えてくれた。

    最後に自分が疑問に思うところを。
    一つは小説内の事件を通して、沖縄の問題点を指摘したりFS-X(現F2)開発時でも多々あったアメリカ側の情報非開示など、硬派な内容を指摘しているのにも関わらず、駄洒落を繰り返す立会事務官の科白は、煩わしかった。それが例えハードな内容に対する緩衝材の役割を著者が考えての事だったとしてもだ。

    また、恐らくはF-35が自衛隊機墜落事故のモチーフになっているかと思うが、何故にF-77という架空の名前にしたのか?
    他の戦闘機名は実機そのままの名称で、エンジンも実在の会社名を堂々と書いている。架空のF-77故に、これを開発したアメリカの企業も架空の会社、日本での組み立てを請け負った会社も架空の会社。
    墜落Amazon書評・レビュー:墜落より
    4163915540
    No.4:
    (3pt)

    消化不良

    自衛隊戦闘機のスクランブル中に発生した墜落事故と、夫からのDVに耐えかねて、夫を包丁でメッタ刺しして殺害した、3人の子を持つ未成年の母親の殺人事件と2つの話を中心に、物語は展開していくのだが、前者は、日米関係やアメリカ軍事産業等々と話が広がりすぎてしまい収集が付かなくなって中途半端、後者は割と衝撃的な結末になるはずなんだけど、墜落事故のあおりを受けてか、さして驚きもなく終わってしまう。2つの事件がどのように絡んでくるのかと期待して読み進めるも、さして大きな絡みもなく別々に終わってしまい、何とも消化不良な読後感。。。真山作品には、たまにこういうものもあるが、続編があるのなら、期待はしてしまうかな。。。
    墜落Amazon書評・レビュー:墜落より
    4163915540
    No.3:
    (4pt)

    沖縄のこと

    軍用地主刺殺事件とエースパイロットの自衛隊戦闘機の墜落事故を巡る社会派小説。

    殺人事件に不信感を持った検事が事件を捜査するところはミステリー色が濃かったし、墜落事故に端を発した政府や米軍のやり取りやそこで生じる思惑は社会派サスペンスとして読み応えがありました。

    いずれにしても、貧困や基地など沖縄が抱える根深い社会問題を際立たせ、真っ向から取り組んだ作品だと感じました。
    墜落Amazon書評・レビュー:墜落より
    4163915540
    No.2:
    (2pt)

    期待外れでした

    期待が大きすぎたかもしれませんが、内容に深みが足りないと感じました。
    墜落Amazon書評・レビュー:墜落より
    4163915540
    No.1:
    (5pt)

    冨永検事の筋が通っている

    夫を殺した犯人として捕まった妻への疑惑については単純な構図なのだけど、沖縄の問題と掛け合わせ読み応えはある。
    全体的に女性の描き方が単純である点については賛否あるだろうけど。

    フィクションでありながら、ノンフィクションとしても織り交ぜているような背景がストーリー全体を覆っている。

    細かい点は違和感残る部分があるが、新聞社の活躍も国家と沖縄との意識のズレなど、物語の構成はよく練られている。
    墜落Amazon書評・レビュー:墜落より
    4163915540



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