覇王の轍
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一気に読んでしまった。私は後期高齢者だが、かって大手マスコミで記者をしていた。道警本部、警視庁、警察庁での取材経験もあり、政官財を巻き込んだ経済事件では、その後警察庁長官になる人物の関わりを取材中に、公安筋から私の冤罪情報を流され左遷された。当時、親しくしていた警察幹部から会社に冤罪である旨を証明してやると言われたが断った。この本を読みながら当時の苦々しい記憶がよみがえった。この本は、警察組織を中心に綿密な取材を元に書かれている。実際にあってもおかしくないストーリーだ。今、鹿児島県警察本部の本部長による隠蔽疑惑が表面化して、連日、マスコミが意図的に流された警察情報をあたかも特ダネのように報じている。この様なときに、この本に接することができ、大変感謝している。 | ||||
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贈賄側は2500万円渡したと主張するが、収賄側の使途が確認できたのは1500万円。1000万円の差はどうなったのか? ただそれだけで、起訴が不可能になるとは思えない。 また、収賄を要求した動機が何であれ、贈収賄として捜査2課が立件しない訳はないし、その背景まで解き明かす必要はない。環境衛生上の過失致死と殺人という全く異なる問題を、なぜ2課単独で扱うのか、全く分からなかった。 それにしても、内容は分かりやすく、面白かった。 | ||||
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北海道警と警視庁との贈収賄の合同捜査と、別物と思われていた死亡事故が繋がっているという展開が大変面白い。 〈ここからネタバレ〉 最後のドンデン返しは良いんだが、政権が変わった後の主人公達のリベンジをもっと書いて欲しい。松田官房副長官や北海道警、JE北海道の摘発、また個人的には伊藤への何らかのペナルティ?が読みたい。大部になるだろうから、続編でお願いしたい。あの結末のままではスッキリしない。 | ||||
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最後まで面白く読んだ。国鉄を日鉄、JRをJEと表記してフィクションだと断っているものの、かなり現実をベースにしたお話となっている。読みやすい。リズムも良い。人物造形も素晴らしい。 難点も幾つか。まず、怪しい奴はこいつだな、と中盤でわかってしまうこと。安部元首相だと思われる人物への表層的な批判。同じく、選挙演説ヤジ事件への安っぽい理解など。ストーリーにはまるで関係がなく、著者の浅薄な知識が邪魔だ。 | ||||
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「アンダークラス」や「ガラパゴス」、「不発弾」、「レッドネック」、「震える牛」など、常に同時代の矛盾や理不尽、不公正に対して、決して赦さないという信念をもとに書き上げられている作品群はいつ読んでも共感できるし、もっとこの作者の作品が広く読まれて少しでもこの国がよくなって欲しいと願うばかりです。 また、単に社会に対する正義だけを主張するのではなく、ミステリーとしても、そして人間を描く小説としての完成度も高く、いつも読後感がよく、心に元気と勇気を貰えます。 今回の作品も、組織の論理に抗いながら真実にたどり着いてゆく主人公の姿を応援しながら読みました。 とてもハイペースで出版されていますが、決して書き急ぐことなく一作品、一作品、深く掘り下げてじっくりと良作を紡ぎ続けて欲しいと、ファンの一人として願っています。 でも、次は、「心眼」「サドンデス」が待ってくれています。 今から読むのが楽しみです。 | ||||
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