署長シンドローム
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私にはいまひとつでした。面白く読めるものの、署長の‘武器’の描写がクドく感じてしまって。隠蔽捜査シリーズは大好きなので期待が高くてその反動の感想かもしれません。 | ||||
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物語の舞台は警視庁大森署。『隠蔽捜査』シリーズで活躍した大森署の面々が登場するので、違和感なく馴染めて懐かしい気持ちになる。そして、物語は大森署の貝沼副署長の視点で語られて進んでいく。 タイトルにある女性署長とは、竜崎伸也の後任として大森署に赴任してきた美人で魅力的な警察キャリアの藍本小百合署長のことである。普段は高圧的な警察幹部やそれまで非協力的だった人物が、藍本署長の姿を目した途端にその美貌に魅せられて骨抜きにされてしまう。何事にも動じず飄々としていて、一見天然系に思われる藍本署長の言動が、なんともほんわかしていて微笑ましい。今までの今野敏作品にはないキャラ設定である。実は、藍本署長は『隠蔽捜査9.5審議官』でも一度登場しているのであるが....。 表面的には前任者の竜崎とは全く異なるタイプの署長に思えるが、読み進めていくうちに実は藍本と竜崎のふたりには共通点が多いことに気づく。無駄なことはしないという合理的な考え、決断の早さと的確さ。さらに、言い方はやわらかであるが自分より役職が上の者に対しても忖度することなく自分の意見を述べ、部下を信頼し仕事を任せ、何か問題が起こったら自分が責任を取るという点である。 一見天然系に見える藍本署長であるが、何事にも動じることなく冷静かつ合理的に物事を考え、リーダーとして的確な判断を下し問題をすべて解決してしまう。実は、竜崎以上の大物署長なのではないのだろうか。 文章が平易でかなりの部分が会話で構成されているので、とても読みやすい。そして、内容が面白くスピーディーに物語が展開していくので、軽快にサクサク読んでいくことができる。気がつくと、あっという間に読み終えてしまっていた。 『隠蔽捜査』シリーズに比べると、ちょっとコメディタッチな作品と言えるかもしれないが、藍本小百合署長のキャラに魅せられ十分楽しみながら読ませてもらった。 | ||||
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オーディブルで聞いた。真面目な警察小説、ハードボイルドを望んでいる人には勧めない。これはコメディです。美人署長と愉快な仲間たちの話。とにかく笑える。楽しい。まさか警察小説にこんな面白い話があったとは。真面目な「隠蔽捜査」シリーズの番外編だが、私はそのシリーズを全く知らずにオーディブルで聞いた。ナレーターがあまりにもうますぎて、文字をただ読むのではなく、実際の会話のような味を十二分に出し、多くのキャラクターの性格を掴んで表している。まるで目の前でドラマを見ているような楽しさ。普通、男性が女性の声をやると、おかまのような違和感を感じることがよくあるが、このナレーターは性格を十分に表しているので、全く違和感がない。朗読好きな私はナレーションのうまさに何度も唸った。小説を読んだだけではこの面白さに気づいたかどうかわからないほど、ナレーションがうますぎる。私は警察小説にはあまり興味がなく、これまで数冊しか読んだことがない。こんな楽しい小説もあるんだなーと思った。警察組織のことも知らなかったので勉強になった。ナレーションが耳に心地良く、寝る前に子守唄がわりに聞いているほど。著者には、ぜひこの愉快な仲間たちの話をシリーズ化してほしい。終わってしまうのがたまらなく寂しい。 | ||||
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竜崎が去った大森署の物語で本作は副署長である貝沼を通して語られるのだが、彼は今までの隠蔽シリーズではホテルマンの様と評されていたものの余りキャラとして多く語られていなかった。本作では彼に焦点が当たることによってかなりキャラの深みが出た。しかしそれは私の予想してた生真面目キャラではなく、例えば歪み合っている人同士の言い争いを見てゾクゾク、ワクワクする変態なのだ 笑 また物語を通してツッコミ的な立場でかなり今までと印象が変わった(勿論良い意味で)。 そして新しい署長の藍本はまるでワン・ピースに出てくるボア・ハンコックの様。彼女の能力にかかった物は皆メロメロになってしまうのだけど、藍本も自覚はなさそうだが、それに近い能力を発揮している。そして竜崎とは違う手段で見事に大森署は勿論その周り(今まで竜崎に敵対しがちだった者たち)をまとめ上げる。 ファンとしてはいつか竜崎と藍本の会話を読んでみたいですね。 | ||||
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文庫本を買う必要なし | ||||
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