当確師
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「師」と言うと、なにやら怪しげな、得体の知れない人物を想像し、当確師って何者?と思うかもしれないが、「師」を請負人に変えて当確請負人とすると、あぁ、選挙コンサルタントの話しかな?と想像できるだろう。 本書は、圧倒的不利でも当選を確実に遂行する凄腕の選挙コンサルタントの話し。しかし、その実力から来るであろう傲岸不遜な態度や言動などで、「師」と名乗る自信の表れが上手く表現できている。 ただのコンサルタントでは無いのだ。 本書では二つの選挙戦で、見事圧倒的不利な状況から依頼人の願う候補者を見事当選に導いている。第一章で描かれた選挙戦は見事という他無く、物語にぐいぐい引き込まれていった。 その勢いのまま、第二章で別の選挙戦の話しに続く訳だが、この選挙戦は更に不利。市長選なのだが、告知前の調査で、反現職市長派の地元新聞でさえ現職市長の圧倒的有利、というより立候補表明をした時点で当確というくらい盤石な組織票を持っている。 当確師の事務所に務めるスタッフも「今度は無理」という判断。当確師本人でさえ「駄目か・・・」と思うくらい圧倒的不利。 小説として十分楽しめたが、表紙の折り返し部分を読むと、2020年にTVドラマ化されたとの事。3年ほど早く本書を知っていたのなら、ドラマも楽しめただろう。 残念だったのは、第二章の選挙戦。文中でも多少触れているが、組織票というのは利権がもの凄く絡んでくる。 現職が持っている莫大な権力から生まれる利権。当然、その利権に与ろうとする組織票が、こうも簡単に新人候補に流れるとは思えない。特に新人候補者が市民活動家ならなおさら。 そこが残念だった。 | ||||
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ドラマ化された作品だったかと思う。登場人物がほとんど紋切型。一見やさぐれているけれど、民主主義への熱い思いを秘めた主人公とか。きれいごと言ってて裏で汚職している議員とか。 | ||||
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書籍、ドラマ共に拝見させて頂きました。 | ||||
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当確師とは、莫大な報酬と引き換えに依頼人の候補者を必ず当選させる選挙コンサルタントのことである。 この小説は、高天市という巨大政令都市の市長選についての物語である。 現職市長は強固な支持基盤を持つが、当確師の聖は、ある依頼人から対抗馬を立てるよう依頼され、行動を開始する・・・ 選挙は戦争というが、この小説では政治の醜い部分を赤裸々に描写していて迫力満点である。 意外な依頼人とその黒幕、対抗馬として擁立した人物・・・全てが意表を突くもので、一気に読み切ってしまった。 選挙の恐ろしさと醍醐味が伝わってくる優れてエンターテインメント小説である。 | ||||
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どんなに不利な状況であっても候補者を当選確実まで持っていってしまう「当確師」と呼ばれる選挙 コンサルタント、彼と彼のチームの活躍を高天市という架空都市の市長選挙を舞台に描くこの小説、多分かなりの 誇張とデフォルメがあるにせよエンターテインメントとしては非常に面白いし、また政治の世界の奇々怪々な本質を 描き出しており一気読みが出来る作品である。エンターティンメントとして書かれた作品に対して、些か的の外れた 評価になるだろうが、現実と理想の差が出過ぎた設定になっているのがやや不満。剛腕で高天市の地位を 上げ、支持率も圧倒的な現役市長と、それに対抗する市民運動家の女性。まさに現実主義者と理想主義者 との戦いであるが、このような作品では、こうした形でクリアに白黒をつけた人物評価をした方が分かり やすいのかも知れない。最後の結末にもう一ひねりあった方が小説としては奥が深かったようにも思う。 | ||||
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