ゆりかごで眠れ



    ※タグの編集はログイン後行えます

    【この小説が収録されている参考書籍】
    オスダメ平均点

    8.00pt (10max) / 1件

    7.88pt (10max) / 17件

    Amazon平均点

    3.98pt ( 5max) / 46件

    楽天平均点

    4.25pt ( 5max) / 34件

    みんなの オススメpt
      自由に投票してください!!
    9pt
    サイト内ランク []A総合:1926位
    ミステリ成分 []
      この作品はミステリ?
      自由に投票してください!!

    0.00pt

    54.00pt

    31.00pt

    0.00pt

    ←非ミステリ

    ミステリ→

    ↑現実的

    ↓幻想的

    初公開日(参考)2006年03月
    分類

    長編小説

    閲覧回数5,084回
    お気に入りにされた回数3
    読書済みに登録された回数23

    ■このページのURL

    ■報告関係
    ※気になる点がありましたらお知らせください。

    ゆりかごで眠れ〈上〉 (中公文庫)

    2009年02月28日 ゆりかごで眠れ〈上〉 (中公文庫)

    凄絶な幼少期を過ごしながらも、コロンビア・マフィアのボスにまで上りつめた日系二世のリキ・コバヤシ・ガルシア。その彼が、ひとりの少女を伴い来日した。目的はライバル組織に売られ、日本警察に勾留されている部下の奪還と復讐、そして…。ひとりの男と、彼に纏わる人間たちの愛憎を描く傑作巨篇。 (「BOOK」データベースより)




    書評・レビュー点数毎のグラフです平均点8.00pt

    ゆりかごで眠れの総合評価:7.96/10点レビュー 47件。Aランク


    ■スポンサードリンク


    サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

    新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
    全1件 1~1 1/1ページ
    No.1:
    (8pt)

    世の中は粉をひく風車のようなもの、夢も希望も、粉々にすり潰す

    垣根涼介の言うところでは、代表作「ワイルド・ソウル」と対をなす、コインの裏と表のような作品。南米コロンビアで麻薬マフィアのボスに成り上がった日系二世の男が、自分の「信」を貫くために日本の警察を襲撃するという、痛快なノワール・アクションである。
    政治的暴力組織に両親を殺害され、貧民街で育ちながらコロンビアの新興マフィアのボスに上り詰めた日系二世のリキが幼い少女・カーサを伴って来日した。その目的は、日本で共存するコロンビアマフィア間のいざこざでライバル組織に裏切られて警察に逮捕された仲間の奪還だった。仲間を守るためなら徹底的に冷酷非情になれるリキは壮絶な血と暴力でライバルと決着をつけ、日本の警察が想像もできない手段で仲間を奪還しようとする。それと同時に、もう一つの来日目的である「カーサに日本で教育を受けさせる」ために手を尽くす中でリキは自分と同じ目をした、退職したばかりの刑事・妙子と出会う…。
    麻薬マフィアのボスとして暴力が全ての世界を生き抜きながら、路上をさまよっていた浮浪児のカーサを保護し育て上げることに心血を注ぐという、リキの二面性、人間の性の奥深さが強烈な印象を残す。日本のハードボイルドとは思えない圧倒的な暴力が支配するノワールでありながら、人間は捨てたものではないという、しみじみとした情感を持つヒューマン・ドラマでもある。
    「ワイルド・ソウル」と重ねて読めば、さらに面白さが増すだろうが、本作だけでも十分に楽しめること間違いなし。オススメだ。

    iisan
    927253Y1
    新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!

    ※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
    未読の方はご注意ください

    No.46:
    (5pt)

    配達が早いです

    かなり古いと思ってましたが、きれいで読みやすかったです
    ゆりかごで眠れ〈下〉 (中公文庫)Amazon書評・レビュー:ゆりかごで眠れ〈下〉 (中公文庫)より
    4122051312
    No.45:
    (5pt)

    いいと思いました

    運命を感じました。
    自身の努力ではいかんともし難い運命。
    人生を変えられない。
    その中でも懸命に生きる事の大切さ。

    反吐の出るような気分が悪くなる場面もありました。
    そんな所も含めて、意味のある作品だと思いました。
    ゆりかごで眠れ〈上〉 (中公文庫)Amazon書評・レビュー:ゆりかごで眠れ〈上〉 (中公文庫)より
    4122051304
    No.44:
    (5pt)

    運命を感じました

    運命を感じました。
    自身の努力ではいかんともし難い運命。
    人生を変えられない。
    その中でも懸命に生きる事の大切さ。

    反吐の出るような気分が悪くなる場面もありました。
    そんな所も含めて、意味のある作品だと思いました。
    ゆりかごで眠れ〈下〉 (中公文庫)Amazon書評・レビュー:ゆりかごで眠れ〈下〉 (中公文庫)より
    4122051312
    No.43:
    (3pt)

    コロンビア社会のエグさをよく描いている。

    垣根涼介さんの本です。時代小説が良かったので、現代を舞台にどんな小説を、と思って読みました。
    エンタメ全開な感じの本を書く人なんですね。
    コロンビアに移住した日系人。ゲリラに両親を殺され、貧民街のなかで育ったリキ・小林・ガルシア。
    頭の良さから、マフィアの仕事を手伝ううちに、それが本業となる。
    冷酷無比にして結束の強い組織を作ったリキは、日本でも麻薬ビジネスをしている。
    そんななか、日本の警察に自分の部下が囚われてしまう。
    部下奪還のために計画をたてる。
    作者は、コロンビアのエグい社会をよく勉強している感じです。
    ヒャッハーな社会で、日系人が持ち前の賢さでノシていく、そして作る組織が日本的な義理と人情の浪花節な終身雇用の結束強いもの、という感じでしたね。
    ゆりかごで眠れ〈上〉 (中公文庫)Amazon書評・レビュー:ゆりかごで眠れ〈上〉 (中公文庫)より
    4122051304
    No.42:
    (3pt)

    エンタメ路線強い。

    リキが若槻妙子という女性と知り合い、そこから警察の不良警官武田に行き着き、そこで部下のパパリトを救う計画をたて、エグい作戦をたてる、というところが、なんかジェットコースターっぽい疾走感がありました。快いですね。
    ただ、この作品全般に漂う、「これカッケえ」的な美意識っつーか、それが痛々しいというかなんというか、気恥ずかしさが感じられてしまいました。
    カーサvs若槻妙子の女の対決とか、そういうのが面白いですよね。
    不良警官の武田もおもろい。
    最後の圧巻が、警察署襲撃なのですが、ホントにこういうことをコロンビアマフィアがやったら、すごいことだなぁ、と思いました。
    しかし、フィニッシュが、「えっ、これで終わり?」という感じで、いささか唐突な感じがしましたが、ただ、こういうふうに終わらせるしかなかったのかな、とは思いました。
    復讐が檻だという考え方は、ありがちなのですが、なかなか面白いですね。
    ちょっとエンタメ路線が強い気もしますが、まあ暇つぶしには最適な作家さんかもしれません。
    ゆりかごで眠れ〈下〉 (中公文庫)Amazon書評・レビュー:ゆりかごで眠れ〈下〉 (中公文庫)より
    4122051312



    その他、Amazon書評・レビューが 46件あります。
    Amazon書評・レビューを見る     


    スポンサードリンク