小杉健治(こすぎけんじ)の作品一覧

吉原で紀伊國屋文左衛門が毒を盛られ危うく死にかけるが、其角の機転で事なきを得る。

旅籠屋の舟吉に用心棒をしてほしいと頼まれた浪人の九郎兵衛。商人殺しの下手人の疑いがある若い僧に狙われているというのだ。

忘れるために生きてきた―― 下級武士から次席家老へ。

火付盗賊改を翻弄するかのような押込みがこの二年間、続いていた。決して人は殺めず、狐の神楽面をかぶっているという。

不倫相手を殺した人妻しずかの弁護を引き受けた鶴見。殺人を認めながら、不倫を否定するしずかの真意に迫るが……。

５対４で有罪―― この判決は、ほんとうに正しかったのか？ 死刑か冤罪か。

「松の廊下刃傷沙汰」芝居が上演取り止め！ 土左衛門で発見された作者は自殺か、他殺か？ 松の廊下の刃傷沙汰を題材に山村座が真っ先に芝居を掛ける。

吉原の帰り、死体とおぼしきものを載せた大八車と偶然すれ違った宝井其角。

男に騙され覚醒剤に手を染めた娘。父親は娘を救うためある決意をするのだが……。

妻殺しの容疑者となった男を救え! 証人たちの嘘を暴きながら真実に迫る若き弁護士の活躍。

ノンフィクション作家の草下彰は、自身をテーマに作品を書く決意をした。

鶴見弁護士は、函館で親友・志賀川真二の離婚式に参加した。元妻に未練のある様子が心配で、同じホテルに宿泊。

SNS上で人気のあった女性が殺される事件が発生。

元プロ野球選手が殺人で起訴されたが、ある男の証言が決め手で無罪となった。

妹のため殺人者となった兄!? 無実を訴える男のアリバイが崩れたとき、弁護人は……。

ある実業家が他殺死体で発見された。妻はひとり東京へと向かったという。

鶴見弁護士は、24年前に妻の美紗を殺害したと疑われた悠木と冤罪被害者の会で知り合う。

松前藩の抱え医師である宇津木新吾は、路上の急病人を助けたことから上屋敷への到着が遅れ、 腹に傷を負った藩士が死亡した。

凄惨な通り魔殺傷事件が起こった。青年が次々と人を襲い、男女二名を殺害し、ほか二名を傷つけた。

鶴見は、ホームレス殺害容疑をかけられた岩田の弁護を引き受けた。

自転車で蛇行運転をしていた青年が、警察官に捕まり、取り押さえられているときに死亡した。

石出は、殺人の罪を償って13年ぶりに出所。真面目に仕事を始めた矢先、石出の部屋で、祖母の介護担当だった女性が殺される。

十八年前の女子大生殺人事件の犯人だと、ある男が名のりでてきた。男はストーカーの末の殺人事件だという。

鶴見弁護士の中学の恩師夏川が、札幌から上京した。

病院荒らしの疑いのかかる山森に職務質問の最中、岩沼は、殴る蹴るの暴行を働いた。

隣人殺しで32歳無職の森塚が逮捕されたが犯行を否認。鶴見弁護士が森塚に接見するも、供述が二転三転。

北町奉行所定廻り同心・井原伊十郎は、江戸の町を騒がす女盗賊『ほたる火』を追っていた。

銀座ホステス絞殺事件で、担当検事の江木秀哉は捜査に関しての疑問を刑事たちに呈したものの、彼の話に耳を傾けたのは高須刑事だけだった。

駆け落ちして一緒になった年上の妻が殺された。妻が離婚したがっていたこと、アリバイなしで夫に容疑が。

生活苦にあえぐ旗本の間で、娘を裕福な商人の後添いにすることが増え、幕閣内で問題になっているらしい。

北町奉行所定廻り同心・井原伊十郎は、縁談相手の百合と、音曲の師匠おふじの二人の美女の事で深い懊悩を抱えていた。

冬を間近に控えた晩秋のある日、豊島町にある鼻緒問屋『和賀屋』から三十両が盗まれた。

縁談相手の百合との破談騒ぎを免れた北町奉行所定町廻り同心・井原伊十郎は、盗人『ほたる火』の探索に心血を注いでいた。

墨田・江東地区連続殺人事件の容疑者として相浦純也が逮捕された。

鳴りを潜めていた盗人『ほたる火』がまたもや出没し、北町奉行所定町廻り同心・井原伊十郎は再度探索を始めた。

北町奉行所定廻り同心・井原伊十郎に、上役から縁談話が持ち込まれた。

派遣社員の川原光輝33歳が、上司の田丸祐介と同僚の西名はるか殺害容疑で逮捕された。

正義を掴め! 迫真の法廷裁判ミステリー 保窪は、保険金詐取目的の妻殺害容疑で逮捕起訴された。

殺人犯が現場から逃走するときに目撃したのは、県警幹部が犯した轢き逃げだった。

裁判員裁判、その時私たちは何を体験するのか。

内堀優一郎は、五年前ストーカーに娘の優希を殺された。犯人の中下が刑期を終えて出所したあと殺害され、内堀に容疑がかかる。

留守番をしていた認知症の老女が絞殺された。難航した捜査は、ひとりのホームレスへと行きつく。

凄惨だったが、単純な殺人事件に思えた。包丁で刺された男性は死亡し、被疑者の女は素直に犯行を自供している。

引きこもりの青年・白木悟史が、ある晩出会った老人はアルツハイマー病に苦しんでいた。

「あなたは核心に迫っていた」それが犯人の最期の言葉だった。だがそれでも、彼を捕まえることは出来なかった。

カルチャーセンター学長が謎の男に刺殺された。

かつて甲子園を沸かした堂本圭次郎が老夫婦殺害の容疑で逮捕された。

子ども虐待。犯罪被害者…。

それは一見単純な怨恨殺人事件と思われた。少年院出の青年・刈谷努の犯行と誰も疑わなかった。

家族を捨て、阿久津伸吉は失踪した。しかし、残された子供、麻美子と伸吾の元には、誕生日ごとに父からの手紙が届いた。

本書の主人公・大地尚一郎の肩書は「土地家屋調査士」。

「君には難問だが、逃げずに立ち向かうんだ」弁護士の浅利祐介は所長の沢田からそう告げられた。

終戦直後の混乱と貧困のなか男たちは出会った。

昭和二〇年春、噺家の信吉は、生活苦から、家族のために盗みの計画を立てる。

不動産登記や測量のスペシャリスト、土地家屋調査士の西脇ゆう子は横浜で土地分筆の依頼を受けた。

保険金殺人事件の被告となった美女・森崎美緒の有罪に、絶対の自信をもって臨む敏腕女検事・茂木田鶴子。

河川敷の車から、男の死体が発見される。

自殺、殺人、リストラ、家庭崩壊。孤独の暗黒に彷徨う男。

お前を死刑台に送ってやる。迫真のリーガル・サスペンス。

家庭内暴力をふるう不登校の中学生、志方恭介が刺殺された!悲劇の夜、たまたま誘われて怪しげな店で遊んでいた父親・恭一郎は、妻や娘たちに恨まれ、警察やマスコミからは疑惑を受ける。

日常の日々の中で人間の喜怒哀楽は増幅されていく。ある日、その感情が殺意に変わったとしたら…。

医療業界誌発行人・倉沢の娘が誘拐された。

30歳の若き弁護士・梶原藤子は、弁護士会から派遣される「当番弁護士」として事件に係わることが多い。

嵐の夜、新興宗教の教祖・信楽緒斗丸が拘置所で自殺、半年後、担当検事が再起不能の大怪我を負った―。

昭和四十七年六月、本土復帰直後の沖縄で管理売春組織の男が殺され、同居していた女が常連客と姿を消した。

隅田川神社で、心臓を刃物で一撃された大学教授の死体が発見された。

美女連続猟奇殺人の「真犯人」はお前だ!息を呑む大逆転劇、長編法廷ミステリー。

人びとの哀しい跫、止まらない涙。珠玉の検察小説。

婚約者殺しから14年―出所間近の男が弁護士に依頼した事は…。真実を前に、人はいかに裁かれるかを問う長篇社会派ミステリー。

「全弁連」(全日本弁護士連合会)の会長選で、有力候補の選挙対策委員長を務める北見史郎。

事実を追う検察官。真実を求める弁護士。

企業の花形セクション、特許部課長の木藤浩喜。ある日、社の有力商品の医療機器が、特許権侵害で米国企業から訴えられた。

うなされる蒲団、腕一本、一万円札など―、浅草の「天野質店」にはとんでもないものが質入れされる。

土地取引に絡んで辣腕を揮う弁護士西城昌一は、廃園と土地売却を目論む幼稚園長の代理人として、存続運動を行なう教師や父母と対することに。

いったん不起訴となり、一般人から構成される「検察審査会」で再審議することになった「社員研修シゴキ死亡事件」。

「おまえに殺された女は、俺のおふくろだ」売春婦を斡旋した容疑で取調べをしていた坂本トミに、私は言った。

詐欺商法でのし上がった悪徳会社「シルクハウス」の会長が殺された。

秋本康一はフリーのジャーナリスト。不正融資事件を糾弾する記事を発表した直後、暴漢に襲われたが一命をとりとめた。

生きる者よ叫べ!叫びに真実を聞きわけよ!―三つの死と二つの不倫。原発をめぐる地鳴りのごとき人間ドラマ。

新社屋の美術館創設のため、孤高の日本画家名瀬光二の絵の入手を試みて失敗した山名啓司は、立ち寄った馴染みの店で、かつて同棲していた女・純子の描いた絵に似た絵を見て衝撃を受けた。

「行方不明の芸者の千代子は、隅田児童公園の隣りの空地に埋められている」―。

かつて法医学教室の助教授であった江崎伸介は、法医学界の権威、嵯峨宗晴教授から故なき攻撃をうけ、学界を追放された。

新橋の売れっ子芸妓お良は、政商の村岡喜平にひかされ向島に移るが、強引な村岡は人の恨みを買って暗殺されてしまう―。

大関大龍が横綱推挙を辞退!前代未聞の事態に世間は騒然となった。酒癖が悪く品位を保つ自信がないとは上辺の弁明に過ぎない。

自由奔放に生きる美しい女を追う刑事の執念。亡き恋人にそっくりの女が市枝の前に現れた。

関東電工のエリート折原章一は、元上司から新会社設立への参加を求められた。

現金輸送車が襲撃された。犯人に名を呼ばれたことから当然疑いをかけられた運転手は、潔白を主張した。

野心家のコンピュータ・エンジニア桂木勲を襲う銀行オンライン妨害の罠。

殺人容疑の男は、犯行時刻、下町の映画館にいた。だが、それを証明できるただひとりの女は、なぜか証言を拒む…。

現職の判事寺沢信秀が、担当中の被告人の妻岩田歌江殺人容疑で逮捕された。

“夫殺し”の起訴事実を、すべて認めた被告弓丘奈緒子。執拗に無実を主張する原島保弁護士。

大企業を手玉にとる謎の女。

結婚を間近に控え、幸せの絶頂にある相羽李奈子の母親が、交通事故で重傷を負った。

静岡県藤枝市で起った“食堂一家殺害事件”の犯人として逮捕された岡野保は、一貫して無実を主張したが、死刑が確定。

東京高輪でおきた社長殺しの容疑で逮捕された古沢克彦は無実を叫びながら、獄中で自殺した。

昭和57年9月―東京・荒川の河川敷で、関東大震災直後に故なく虐殺された朝鮮人を慰霊するための遺骨発掘作業が行なわれた。

江戸川区小岩で起きた残虐な母娘殺害事件。その容疑者の弁護を買って出たのは、良心的で正義感に厚いと評判の原島弁護士だった。

昭和53年に起きた殺人事件で、国選弁護人だった清原は、被告人奈良林に不利な弁護をして、弁護士会から糾弾された。

13年前、新宿裏通りで殺人事件が起きた。犯人とされた男は有罪判決を受け、無実を訴えたまま獄中で病死した。