もうひとつの評決
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⚫︎ 司法に関する制度やマスコミ報道などの問題点を指摘するようなミステリーは数少ない。司法制度の問題などに無関心な作家・無関心な読者にとって、トリックの奇抜さ、アリバイ崩しの見事さ、刑事の人情的な取調べなど、気軽に血湧き肉躍る?作品が好まれるようだ。 ⚫︎ 朔立木氏ら弁護士作家の著作には、司法制度の問題を内包する優れたミステリーが有って貴重だが、本書は司法関係者でない作家による裁判員制度への問題意識を含む点でユニークである。 ⚫︎ 本書は、裁判員制度に関して、制度そのもの、裁判員の選び方、裁判員へのケア、制度下での裁判の進め方、評決方法などについて、様々な問題があることを、ストーリーの流れの中で記しながら、興味深いミステリーとなっている。多くの人が裁判員に選ばれる可能性が有るので、その意味でも読むに値するのだが、そんなことはヌキにして、単なるミステリーとしても面白い作品である。 ⚫︎ 著者の名を知り作品を読むのは、ごく最近、次のドラマを見てからである: 『裁判員制度ドラマ 家族〜あなたに死刑が宣告できますか?〜』 偶然、途中から見始めて、惹きつけられて最後まで見た。この2時間弱のドラマでも上記のような裁判員制度に関する諸問題を扱いながら、見る者を惹きつけて離さないサスペンスが有った。驚きの結末と思った後にさらに驚きが有った。そこで最後に出る原作者に留意した(原作は長篇らしいが未読)。 ⚫︎ 作者の作品を探し、まず、短篇集『偽証』(祥伝社文庫)を読んだ。 『偽証』は7篇のミステリーから成る。その殆どは結末に驚きのある、著者のワザを感じさせられる作品群である。 ⚫︎ 本作品は、検事・弁護士・裁判官による公判前整理手続きが、裁判員の拘束時間を短くするという名目で実施され、その後にその事件の裁判員が選ばれて審理が始まるということを問題視する点で、上のドラマと共通点がある。裁判官3人と一般から選ばれた6人の裁判員による審理の中で、シロウトの裁判員が、公判前整理手続きが見逃した事実に気付く。その指摘に対して、裁判官たちが余計なコトと異議を唱えるのが印象的。 | ||||
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裁判員裁判の裁判員に選ばれたら・・・。その時の評決が極刑だったら・・・。もし、冤罪の可能性が後に見出だされたら・・・。 裁判員裁判の原則を越えるところをしっかり受け止めると、裁判員裁判の課題も見えるし、人が人を裁くことの限界もMiel気がした。 | ||||
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皆さんも読んでみて‼️ | ||||
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ありそうでなさそうな設定にココロ動かされ次はどうなるんだと、途中でやめられない。イッキ読み。たぶん、ありえる設定なんだと思った。 | ||||
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