絆
- 日本推理作家協会賞受賞 (110)
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⚫︎ 著者の得意とする裁判ミステリーの一作。優しく元気だが軽い精神障害を持つ子供を、両親・姉・弟が愛情を持って育てる中で、その子がいなくなる事件が発生する。 ⚫︎ 語り手は新聞記者。子供の頃、その家族の家の近くに引越して行った。その時、荷物の運搬を手伝ってくれた見ず知らずの元気な子供がその子だった。女子高生の美しい姉さんに憧れると共に、元気で優しい弟と仲良くなるのだが、ある時、彼は姿を消してしまう。 ⚫︎ それから20年以上も後のこと。その姉が結婚した夫の殺人犯として捕らえられ自白した事件の裁判から話は始まる。記者は昔の初恋の片思いの相手の女性が被告となった裁判を、偶然、司法記者として傍聴することになったのだ。 ⚫︎ 記者は結婚後、長く子供に恵まれなかったが、第一回公判の日に妻から懐妊の喜びの電話を受ける。自分の妻と生れて来るべき子供のことが、裁判の進展と共に述べられる。やがて、友人の産科医から妻の風疹罹患による障害の可能性を告げられ、選択肢と助言を受ける。妻は、年齢からもこの機を逃すと難しい、何としても子供をと主張する。一方、記者は生後のことを案じている。 ⚫︎ 著者のミステリーだから、裁判は驚きの転回を見せて結審に至る。 ⚫︎ 結審の後の被告と家族の様子を見て、社会はもちろん、この家族も、自分も、障害者自身の気持ちを考えることなく、自分たちの偏見のもとに動いて来たのでは、という感慨を記者は持つ。その前夜、妻は陣痛を起して入院していた。被告に一言おめでとうと言ってから、病院に行って友人の医者に一言だけ言うつもりだ、・・・ と、というのが結末。 自分にも偏見が有ったと悟ったのなら、その瞬間に裁判所から病院に向けて駆け出す、というラストの方が良さそう。 ⚫︎ 蛇足:結末の上の筆者のメモ書き。 「早く行かないと手遅れになるよ。医者の方がもっと偏見に染まっているんだから」。 | ||||
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小杉さんの裁判ものにハズレなし | ||||
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今も強く訴えかけるテーマをもった社会派ミステリーの名作です。感涙。他の作家さんたちの賞をとったりするミステリーをいくつか読んでがっかりすることも多いですが、この作品は本当に歴史に残るべき、多くの人に読んでいただきたい名作だと思った。直木賞もとってほしかった。 | ||||
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早くてきれいな状態で届きました。 | ||||
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感動の法廷ドラマであることは間違いない。ただね娘への冷淡さと警察の捜査のシャバさは合点がいかんなぁ。こんな捜査をされた日にゃ国民は堪りませんよ。 | ||||
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