疑惑



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疑惑 (新潮文庫)
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初公開日(参考)1988年05月
分類

長編小説

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疑惑 (新潮文庫)

1988年05月31日 疑惑 (新潮文庫)

現金輸送車が襲撃された。犯人に名を呼ばれたことから当然疑いをかけられた運転手は、潔白を主張した。彼は、急に病欠した同僚に代って運転手を務め、事故に遭ったのだった。度重なる取調べと周囲の冷たい目に耐え切れず、彼は独力で真犯人を追うが、そのまま失踪してしまう。夫を信じる妻も又、孤独な戦いを挑むが―。社会の谷間で傷つく弱者を描き続ける著書の書下ろし長編。 (「BOOK」データベースより)




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No.1:
(3pt)

裁判員制度の新しい視点の小説

今まで何冊か「裁判員制度」を扱った小説は読んできたが、今回は何も知らずにというか普通に裁判員として裁判に臨んだら、(しかもその裁判が三浦和義を連想させる3人の奥さんが不審死した韓流ドラマの主人公に似たダンディな男の裁判)、一番最初に被告が自分の顔を見て「ぎょっ」として、多分あの犯人は自分を知っているのだ、しかし自分は全く知らない、しかも保険金殺人でワイドショーを賑わせている悪のヒーローがどうして自分を知っているのか…という所から始まる。

その主人公は、結婚間近の婚約者がいたにもかかわらず、裁判員の指名とは関係なく、一方的に婚約を破棄され、しかもその理由は告げられずに傷心の日々を送っていた。

どうして、被告は自分をみて驚いたのか? 果たして保険金殺人は実際に行われたのか? どうして、結婚間近でお互いに愛し合っていた二人が婚約を一方的に破棄されなければならなかったのか? などいろいろ面白く話は続くのだが、この小説で一番面白かったのは、裁判員制度における裁判とは、どのような経緯で進行し、結論はどのように出されるのか、その際の裁判官はどのように議事を進行するのか、裁判員は人の意見を聞きながら、どんな感じで最終的に自分の結論を出すのか…というとてもリアリティある流れが表現されています。

自分がもし裁判員になってこのような事件を裁く?ような事態になったら、自分はこんな感じの立ち居振る舞いをしよう…と思う場面がありました。

以下軽くネタバレ

結局この裁判は無罪になり、その被告がぎょ!とした秘密もすべて明らかになるのだが、実際にはある秘密を守るために、それが自分のアイデンティティの根幹である家族愛・自己愛まで巻き込んでいく人間の純粋な生き方には心を打たれる…と書くとほめ過ぎか(笑)
疑惑 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:疑惑 (新潮文庫)より
4101084114



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