独り身同心 破談
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 | 2012年11月15日 破談 (ハルキ文庫 こ 6-22 時代小説文庫 独り身同心 2) 鳴りを潜めていた盗人『ほたる火』がまたもや出没し、北町奉行所定町廻り同心・井原伊十郎は再度探索を始めた。伊十郎は以前『ほたる火』と対峙した際、足首に怪我を負わせていたが、時を同じくして出逢った音曲の師匠・おふじも同じ怪我をしていた事に気が付く。伊十郎は、おふじが『ほたる火』ではないかと疑い始めるが―――。一方で、縁談相手の百合となかなか逢えない日々を過ごす伊十郎。ある日、彼の元に信じられない話が舞い込んでくる事に・・・・・・。高貴な百合、妖艶なおふじ、二つの花の間で揺れ動く独り身同心が、市井で起こる難事件を追いかける!! 大好評シリーズ第二弾。(「BOOK」データベースより) |
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| 全作で書いたレヴューと同じ 感じのする作品ですね！ まあ、満足できる作品です！ | ||||
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| 恋は盲目っていうのを地でいってる女好きの同心が 百合という出戻りに心底惚れて一人悩む姿が 滑稽に描かれてます。 百合にも何かしら秘密が有りそうな雰囲気で今回は終わってます。 一方音曲の師匠・おふじもにも気が有って女好き全開な主人公です。 捕り物に関しては読むべきものが無いですね・・・・ | ||||
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| 根っからの女好きが祟ったのか、本人は婚約したつもりでいる旗本のバツ２の出戻り姫の「百合」と、 偶然知り合った音曲の師匠で妖艶な「おふじ」の間でふらふらしている伊十郎です。 突然、百合に冷たくされ破談の一歩手前と勝手に思い込み（実はそうなんですが）、破談の理由が分からない伊十郎は、 何とおふじに百合のことを、そして百合におふじのことを自ら暴露してしまう始末。必死な伊十郎が良いですね。 特に百合にはおふじに女盗賊の疑いがあることまでペラペラと話してしまいます。 ところがそれを聞いた百合の態度に突然変化が生まれ破談に若干の猶予が発生。 二人の女にどうも弄ばれ気味の敏腕同心伊十郎の滑稽な私生活と、 それに市井で起きる事件を絡めた筋書きは面白いと思っております。 事件にも人の心の機微が描かれており、また意外性もあり、簡単に推理先読みが出来ない面白さがあります。 百合にも何か特別な隠された秘密がありそうで今後の展開が楽しみです。 | ||||
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