偽証
- リーガル・サスペンス (52)
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著者は法廷推理を得意とする作家で、『原島弁護士の処置』で第22回オール読物推理小説新人賞受賞。その後、『絆』で第41回日本推理作家協会賞長篇賞受賞、『土俵を走る殺意』で第11回吉川英治文学新人賞を受賞した。本書は法廷推理ものを含めた短編集である。 表題作である「偽証」と「赤い証言」は、結城静代弁護士が活躍する十八番の法廷もの。偽証する証言者の心理状態に深く入り込み、真実を導き出す結城弁護士。その他は普通の推理もの。 「偽証」は、殺人の容疑者が映画館でのアリバイを主張。映画館で痴漢をしていたというのだ。しかも後を付けたので、その女性の名前も住所も知っているという。確認する警察にその女性は否定する。その時の女性の周辺状況、心理状態はどうなっていたのか?<!P> 「赤い証言」は、社内恋愛に終止符を打つふたり。男は取引先役員の娘と婚約するために女性関係を一掃。女は悲嘆に暮れる帰路で交通事故の一部始終を目撃する。事故の焦点は信号が青だったのか赤だったのか。それを証言できるのは彼女ひとり。加害者の運命は彼女の証言如何で決まる。事故当時の彼女の心理状態とは? 著者の作品を初めて読んだのが偶然『絆』であった。それから法廷推理ものが好きになった。他に法廷推理もので良かったのは『漂流裁判』笹倉明著。この2作品は単に法廷ものだけではなく障害児、レイプといった深いテーマを持つ作品で、書評子には一生忘れられない作品となっている。 本文中の女性の会話文の語尾に「~ですわ」等のように「わ」をつけているのがどうにも気になる。いまでも本書が発行した時でも女性で語尾に「わ」をつける人はいないだろう。 | ||||
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