天使のナイフ



※タグの編集はログイン後行えます

※以下のグループに登録されています。


【この小説が収録されている参考書籍】
オスダメ平均点

8.35pt (10max) / 34件

8.05pt (10max) / 282件

Amazon平均点

4.08pt ( 5max) / 175件

楽天平均点

4.22pt ( 5max) / 59件

みんなの オススメpt
  自由に投票してください!!
102pt
サイト内ランク []S総合:11位
ミステリ成分 []
  この作品はミステリ?
  自由に投票してください!!

6.13pt

50.63pt

42.25pt

2.50pt

←非ミステリ

ミステリ→

↑現実的

↓幻想的

初公開日(参考)2005年08月
分類

長編小説

閲覧回数40,562回
お気に入りにされた回数83
読書済みに登録された回数473

■このページのURL

■報告関係
※気になる点がありましたらお知らせください。

天使のナイフ 新装版 (講談社文庫 や 61-12)

2021年08月12日 天使のナイフ 新装版 (講談社文庫 や 61-12)

犯人は、13歳の少年だった。 娘の目の前で、桧山貴志の妻は殺された。犯人が13歳の少年3人だったため、罪に問われることはなかった。4年後、犯人の1人が殺され、桧山が疑われる。「殺してやりたかった。でも俺は殺していない」。法とは、正義とは。デビュー作にして、少年犯罪小説・唯一無二の金字塔。(「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点8.35pt

天使のナイフの総合評価:8.19/10点レビュー 209件。Sランク


■スポンサードリンク


サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
全34件 1~20 1/2ページ
No.34:
(6pt)

天使のナイフの感想

少年法の話。
被害者家族がどう受け入れるか

mick
M6JVTZ3L
No.33:
(8pt)

天使のナイフの感想

難しい言葉や漢字がなく、とても読みやすい本でした。
少年法やメディア、現実の世界でもニュースで見ることのある現実的な問題に、非常に心を打たれました。
最後に段階方式で黒幕が現れてくる所は、最後の最後まで目が離せない内容だったと思います。

chiiiisim
22ZP2D8P
No.32:
(9pt)

伏線の回収が見事なミステリー

少年法と少年犯罪というテーマのミステリー。少年犯罪を犯した子供たちの更正に疑問を感じる被害者の家族の視点で語られています。途中からのストーリーの意外性と、終盤は序盤で撒かれていた伏線が次々に連続して回収されていくストーリーはお見事。江戸川乱歩賞受賞作というのにもうなずけます!そして最後は主人公は罪を犯した子どもの更正にも理解つつも・・ナイスなミステリでした!

タッキー
KURC2DIQ
No.31:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(3pt)

重くて胸糞悪くなって二度と読みたくない……

あらすじの時点で敬遠してずっと読んでいなかった作品ですが、評価が高いのでいつか読もうとはずっと思っており、このたびようやく読みました。
……しかし自分の予想していた通りのやっぱり苦手な内容で終始嫌な気分で読むことになりました。
話の展開はスピーディで、物語の起伏も大きく面白いと言えば面白いのですが、それがことごとく私にとっては読んでて暗くなったり腹立たしくなるような場面の連続でした。
自分は最初から所謂「イヤミス」と呼ばれるような暗い話や後味の悪い話はそんな嫌いじゃないのですが、どうもこういう真面目に重い話は苦手です。

そういう好みは抜きにして純粋にミステリとして評価するとどうかと言うと、出来が悪いとは思いませんが、あまりにも主人公の周囲の人間が誰も彼も過去に少年犯罪に関わっていた……という展開に、伏線が張られているとかどんでん返しというよりは、無理がありすぎると感じてしまいました。これがもっと純粋にミステリ性、エンターテイメント性を追求しているような作品だったら「現実では起こりえないことを書くのが創作」「面白ければ細かいことはいいんだよ」と割り切れるのですが、こういう重い題材を扱った社会派でそれをやられると、話の説得力が失われると感じます。
まぁ、終始暗い気分で読んだ私のような読者にとっては「所詮これは作り話」と思うことができてある意味良かったのかもしれません。


▼以下、ネタバレ感想

※ネタバレの感想はログイン後閲覧できます。[]ログインはこちら

マリオネットK
UIU36MHZ
No.30:
(8pt)

読みやすい

関係者のその殆どが少年犯罪に絡むという筋書きは、やや盛り込みすぎの面もあるが、後半からは展開も早くなってぐいぐい読める。登場した刑事が事件に絡めないのが惜しい。

マッチマッチ
L6YVSIUN
No.29:
(9pt)

全国の少年少女、その親へ

当サイトのトップ20をまず読破しようと思いました。
そこのほとんどを読み、今回読んだのが本作。
始めは読み進めるのが辛くなるような内容かと思いました。
少年法により守られる加害者、それにより何も知ることのできない被害者遺族。
そんな気持ちで読み進めました。

これから本書を読もうと考えている方々、その考えは杞憂に終わります。
確かに色々考えさせられる作品ではあるし、今後自分の身に降りかかるかもしれないような内容ではあります。しかし本書を読むことで必ず考え直すことが出てくると思います。

作品の内容に触れないようにすると、本書は散らばっていたものが最後に繋がる。的なストーリーです。あくまでもフィクションですのでその辺りは察してください。

著者薬丸岳は、貫井徳郎の感銘を受けたのかな?と思う場面が随所に出て来ます。読めばわかります。まだ貫井徳郎処女作「慟哭」を読んだことのない私はそう感じました。

解説を書いているのが「13階段」を書いた高野秀明であることも納得です。

是非一読あれ。

▼以下、ネタバレ感想

※ネタバレの感想はログイン後閲覧できます。[]ログインはこちら

マビノギオン
ETOPY8N1
No.28:
(8pt)
【ネタバレかも!?】 (1件の連絡あり)[]  ネタバレを表示する

少年犯罪

少年犯罪について考えさせられる。
社会派ミステリになるんですかね。
自分の家族が、こうなったら、、、
と、主人公の気持ちになって考えさせられます。
どんでん返しもありです。

halhi
II1T2RT1
No.27:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

天使のナイフ感想&備忘録


▼以下、ネタバレ感想

※ネタバレの感想はログイン後閲覧できます。[]ログインはこちら

ナタ
9AJ0TZ5W
No.26:
(9pt)

天使のナイフの感想

少年法に関する問題を話のきっかけとしているのではなく、最初から最後まで読み手に考えさせ続けます。では重苦しくて説教くさい話なのかというと、全然違う。単純な推理小説としても最後の最後まで楽しめる。
好評価に十分納得です。

マー君
S2HJR096
No.25:
(9pt)

天使のナイフの感想

重いテーマですが、ミステリとしても読みごたえがありました。振り回される感じや最後のシーンは緊迫感がありました。
ただ、過去の繋がり等あまりにも近い関係だったのが気になりました。

momosuke
P6LHSSW5
No.24:
(10pt)

天使のナイフの感想

めちゃくちゃ面白かったです!他の作品も読んでみたくなりました。

conejo
ZYHEZN1P
No.23:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

被害者にも加害者にも、行き届いた目配り

作者のデビュー作で、2005年の江戸川乱歩賞受賞作。選考委員全員一致で選出されたというだけのことはある、レベルの高い社会派エンターテイメントである。
4年前、赤ん坊だった娘の目前で3人の少年に妻が刺殺された桧山は、娘を保育園に通わせながらカフェを営み、平穏に暮らしていたのだが、店の近くで殺人事件があり刑事が訪ねてきた。殺人事件の被害者は、妻を殺した3人のうちの1人だという。事件を起こしたとき少年らが13歳だったため、逮捕もされず、補導と更生施設送りだけで済まされたことに憤慨し、テレビの前で「彼らを殺したい」と叫んだ桧山だったが、少年を殺してはいない。更生施設を出た彼らは、本当に更生したのか、何を考え、どう行動しているのかを知りたくなった桧山は、一人で関係者を訪ね歩くことにした。そこで出会った少年と被害者である妻を巡る真相は、思いも掛けないものだった・・・。
裁判では裁かれない少年犯罪の罪と罰というテーマは珍しくなく、ややもすると平板で理屈っぽくて退屈な物語になりがちだが、本作は読み応えのあるミステリーに仕上がっている。特に、終盤に掛けての展開の意外性と伏線の張り方の上手さは抜群で、この構成力の高さはとても新人作家とは思えない。この作品を書くきっかけになったのが、高野和明の「13階段」だったというエピソードがあるが、「13階段」の社会性にミステリーとしての面白さが加わった、第一級のエンターテイメント作品である。
社会派ミステリーファンにはオススメだ。

iisan
927253Y1
No.22:3人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

天使のナイフの感想

妻が3人の少年によって殺害されたが、少年法に守られた彼らは法によって裁かれることない。これでは被害者の親族は全く納得することができない。そんな少年法を取り巻く現実について問題提起をした社会派小説として序盤は特に目立った面白さも感じませんでしたが、次々に明かされていく驚愕の展開にミステリーとしての面白さが詰まっていました。怒涛の逆転劇とたくさんの伏線を無駄なく回収していくあたりに、重たいテーマながら楽しんで読めるところが良かったです。

メソポタミア文明のハンムラビ法典ではないですが、「目には目を歯には歯を」のように、悪いことをしたら同じことを仕返しされても仕方がないという感覚しか持っていなかった私としては、考えさせられる小説でした。幼い子どもであっても罪を犯したら罰するべきか、教育によって更生させるべきか、どちらも正しい部分もあり間違っている部分も含んでいるように思えて、それぞれの登場人物のやるせない気持ちにも感情移入できました。
1番の感想は自分の子供が罪を犯したら被害者には謝罪に行くのが家族でしょ!とは思わずにいられませんでした、そうする勇気が湧かないのも理解できますが…


▼以下、ネタバレ感想

※ネタバレの感想はログイン後閲覧できます。[]ログインはこちら

陰気な私は地球を回さない
L1K3MG03
No.21:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

少年法

少年Aにいつもやるせない気持ちのにさせられます。それを代弁してくれる作品でした。良かったです。

わたろう
0BCEGGR4
No.20:5人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

天使のナイフ/少年犯罪を真正面から

江戸川乱歩賞を受賞した、薬丸岳のデビュー作。審査員の満場一致で決まったそうだ。

生後5か月の娘の目の前で、主人公の妻は殺された。犯人は13歳の少年達だったため、何の刑も受けずに済んでしまっている。
そんな、殺してやりたいほど憎んでいた相手が、主人公の職場の近くで殺された。主人公は殺人事件の容疑者になりつつも、かつての犯人である少年達があれからどのように過ごしていたのかを調べ始める。


評判が良いのは聞いていたが、「少年犯罪」という重たいテーマに二の足を踏んでいた。実際に読んでみると確かに重たさはあったが、登場人物達の心情や言動に自然と共感できる読みやすい文章で、すっと読み切ることができた。
それでいて「少年犯罪」というテーマに対してはきちんと真正面から向き合っている。事件そのものだけでなく、被害者遺族の立場や、加害者の更生の過程といった、様々な視点から「少年犯罪」を見つめ、中途半端な精神論やありきたりな一般論に留まらない決着を見せている。

実を言うと、私は社会派ミステリがさほど好みでないのだけれど、『天使のナイフ』は社会派なテーマを扱いつつも、きちんとミステリとしての面白さも兼ね備えているところが気に入った(高野和明の『13階段』が好きな人には合いそうだ)。
堅苦しいイメージはあるが、エンターテイメントとして読むことができる小説だと思う。

▼以下、ネタバレ感想

※ネタバレの感想はログイン後閲覧できます。[]ログインはこちら

とかげ
0VAVVYPQ
No.19:4人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

天使のナイフの感想

少年犯罪という重いテーマに誘われ、序盤から物語にグッと引き込まれましたが、中盤以降明らかに登場人物に少年犯罪者多過ぎ(笑)。

とても綿密なプロットで見事に回収されて終わるのですが、作り物とはいえあまりに現実離れした設定が個人的には苦手でした。
この人があそこに繋がってあの人がここに繋がるって、世の中そんなに狭くない!・・フィクションだから致し方ないんでしょうけど、いつも以上にそんな印象を持ってしまいました。
それはきっとこの作品が少年犯罪という超現実的なテーマだからこそ、そこにギャップを感じてしまったのかもしれません。
それと、そんな繋がりまくっている登場人物たちがとても薄っぺらい感じがして、イマイチ感情移入出来ませんでした。

良い評判を聞いていただけに少し残念でしたが、文章自体は読みやすくてあっという間に読了。
可もなく不可もなくの6点です。


▼以下、ネタバレ感想

※ネタバレの感想はログイン後閲覧できます。[]ログインはこちら

はんちょう
QVN1CS7Q
No.18:3人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

天使のナイフの感想

普通の推理小説を超えた物が沢山詰まってる作品です。考えさせられたり、感動したり、哀しかったり、切なかったり、怒ったりする割にはペースが落ち着いていてじっくりと読めました。

marebear
FLDW4YE1
No.17:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

天使のナイフの感想

子供は兎角守られがち。それが、特に犯罪に関わる場合はなおさら。この年代、大人が思うほど未成年は馬鹿ではない。ないのは、責任感であり、社会も擁護する傾向にある。昨今、選挙権引き下げが決まるなど 権利を与える風潮がある。それに反対はしないが、その代わり責任年齢も引き下げなければ片手落ちである。どちらかといえば、子供を悪人にすると否定される傾向が強い中、湊かなえの「告白」といい当書といい、問題提起となる非常に嬉しい作品である。

とも
4ND5R58B
No.16:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

天使のナイフの感想


▼以下、ネタバレ感想

※ネタバレの感想はログイン後閲覧できます。[]ログインはこちら

松千代
5ZZMYCZT
No.15:3人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)
【ネタバレかも!?】 (2件の連絡あり)[]  ネタバレを表示する

少し食傷気味に感じてしまったが


▼以下、ネタバレ感想

※ネタバレの感想はログイン後閲覧できます。[]ログインはこちら

HT
GIARWASZ
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!



その他、Amazon書評・レビューが 175件あります。
Amazon書評・レビューを見る     


スポンサードリンク