贖罪の奏鳴曲



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長編小説

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贖罪の奏鳴曲 (講談社文庫)

2013年11月15日 贖罪の奏鳴曲 (講談社文庫)

御子柴礼司は被告に多額の報酬を要求する悪辣弁護士。彼は十四歳の時、幼女バラバラ殺人を犯し少年院に収監されるが、名前を変え弁護士となった。三億円の保険金殺人事件を担当する御子柴は、過去を強請屋のライターに知られる。彼の死体を遺棄した御子柴には、鉄壁のアリバイがあった。驚愕の逆転法廷劇! (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.31pt

贖罪の奏鳴曲の総合評価:7.75/10点レビュー 138件。Aランク


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全16件 1~16 1/1ページ
No.16:
(8pt)

贖罪の奏鳴曲

冒頭主人公が死体を処理する場面から始まりますが,これがこの作品では非常に大きなポイントだったと思います.

▼以下、ネタバレ感想

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マー君
S2HJR096
No.15:
(7pt)

贖罪の奏鳴曲の感想

事象と感情の動きを淡々と語られるだけで、深い物語が紡がれて行きます。余計な考察や説明は極力省かれていることで、読み手の心に物語が直接描かれていく…そんな読後感をおぼえました。
人間の感情の動きなんて、複雑過ぎて描ききることはできないのではないでしょうか。細かいところは読み手がそれぞれ描き足していく、こういう小説が私は好きです。
物語の感想は?善人悪人の線引きなど無意味なもの、不快感と爽快感、憎悪と憐憫に溢れたお話です。御子柴シリーズ読破します❗

はつえ
L7BVQMDY
No.14:
(7pt)

面白くはあるが、、、

「追憶の夜想曲」を先に読んでいて面白かったので、こちらも読んでみました。
他の方が言われているように、こちらを先に読んでから「追憶の夜想曲」を読んだ方が順番的にはピッタリのようです。
内容的には、「追憶の夜想曲」とほぼ同じですね。
どちらかというと、こちらの方が設定に少し無理やりやこじ付けが感じられ、しっくりこないところがありました。
細かいところを気にしないなら、気楽に楽しめて面白いです。
ということで、ついでに3冊目の「恩讐の鎮魂曲」も読んでみたいと思います。

マッチマッチ
L6YVSIUN
No.13:
(8pt)

贖罪の奏鳴曲の感想

癖のある複数の人物と、いくつかのどんでん返しがありおもしろい作品でした。

kmak
0RVCT7SX
No.12:
(6pt)

贖罪の奏鳴曲の感想

キャラクター設定は非常に魅力的で面白いと思います。
読みやすい文章も好感が持てます。
ただ今作は色々詰込み過ぎた感が少しもったいない気がしました。
共感はできないですが主人公の御子柴は面白いキャラクターですので、
2作目以降に期待したいと思います。

歌舞伎蝶
LMC3R9P9
No.11:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)
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贖罪の奏鳴曲の感想

個性的なキャラクターが出てきましたね。
読後の解説より幾人かの登場人物が他作の『カエル男』に登場している事を知りました。
『カエル男』の登場人物はすっかり忘れていました。そういえば著者は作品間で他作のキャラを登場させる事が多いです。
ファンサービスを感じますが、これは作品に出てくる人物は使い捨てではなく、きちんと掘り下げた設定を与えて大事にしているのが伝わります。

さて、本書のシリーズ名になっている"御子柴礼司"弁護士もかなり特異な存在。名前が煌びやかなので輝いた弁護士をイメージしていましたが、序盤から犯罪者と思われるシーンやエピソードが連なり驚きます。犯罪テーマや社会問題を取り入れてくるのは著者の持ち味で巧い。ただそれ以上に本書はミステリや社会派というよりも色濃く"御子柴礼司"というキャラクターの紹介本だと感じました。このエピソードをどう楽しみ感じるかが人の好みかなと思いました。

あらすじに"どんでん返し"や"逆転"という言葉があると色々期待してしまいますが、ミステリとしては後出しの手がかりが多かったのが少し残念でした。裁判の場にて、意外な手掛かりが急に現れて困惑でした。主人公視点で読書体感していたつもりが急に傍聴席にいる一般人にされた気がしたので、謎解き目線だともう少し事前に何か手掛かりが欲しくなります。一方、これにより"御子柴礼司"の予測不能な魅力が引き立つのでこれはこれでアリなのかもと思う次第。

悪と善を持つ御子柴礼司の魅力が楽しめたので、続けて2作目を読んでみようと思います。

egut
T4OQ1KM0
No.10:
(6pt)

贖罪の奏鳴曲の感想

読んでいて面白いと思うのだが
実在の人物を許すことができない私は
主人公の設定に共感ができなかった。
又 この終わり方はないとおもったが
続編があることを知ったので・・・

つづきを読んでからの評価になるのか?

jethro tull
1MWR4UH4
No.9:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

新たなヒーロー

最初に主人公が遺体を遺棄するシーンから始まり、本題である保険金殺人の弁護とどう絡んでくるのかワクワクしながら読めました。弁護士という職業に対して正義感の強い信頼できる人という偏見からか、少年犯罪を犯している御子柴へのある種の特別感を自分の内に感じました。彼が少年院に入院している間のストーリーが圧巻で、罪の意識やその贖罪への強いメッセージが受け取れました。裁判までの伏線はほとんど描かれていないので、そのシーンを著者は書きたかったのかなと。

陰気な私は地球を回さない
L1K3MG03
No.8:3人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

贖罪の奏鳴曲の感想

ユニークなタイトルと装丁とリーダビリティの良さ、そして意外な犯人。
その派手さ軽さから忘れられがちだが、カエルは刑法39条を扱った作品だった。
そして、この作品は猟奇的な少年犯罪や保険金殺人、医療事故、裁判員裁判、障害者問題などなど、詰め込みすぎだろ、と思えるほどに作者のメッセージが込められた作品だといえる。
どうしても岬洋介シリーズの印象の強い作者さんだが・・・個人的にはこちらの方が断然に好みである。
カエルは途中ドタバタになったが、この作品は最後までビシっと締まっている。
その立役者が主役の弁護士御子柴礼司だろう。
誰もが知ってるあの事件のあの犯人を想像せざるを得ないキャラ設定。
冒頭のシーンといい、何をしでかすか分からないという見せ方は非常に上手いと思うし、こちらの食欲もわく。
こういった社会性の高い作品にはドンピシャのキャラだろう。しかも今までいなかったタイプではないだろうか。
正直この手の作品にどんでん返しは必要ないように思えるが、作者の得意技だから仕方ないか。
まぁこの作品は読中から何となく結末は読めていたが・・・

カエルが飯能、そしてこの作品の舞台が狭山って事で、ド近所。宣伝乙。
作者は埼玉出身でもないのに・・・と思っていたら、渡瀬、古手川の刑事コンビはカエルにも出てたのね。
じゃあ次は所沢か川越で。

梁山泊
MTNH2G0O
No.7:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

贖罪の奏鳴曲の感想

ミステリー小説としても面白かったが、心に残った場面は罪を犯した者の贖罪に関する章(第三章 贖いの資格)であった。贖罪に関する作者の訴えは心に響くものがあった。罪を犯した者は一生をかけて、それを背負って生きていくしかない。その事は誰もが知っていることだと思うが、贖罪のための行動を実践出来る人間は、どのくらいいるのだろうか?

松千代
5ZZMYCZT
No.6:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

贖罪の奏鳴曲の感想


▼以下、ネタバレ感想

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FSD78H58
No.5:3人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

贖罪の奏鳴曲の感想

著者初読み。かなり面白かったですね、もっと早く読めば良かった。テーマは重いし、主人公の過去の犯罪は決して許せないので満点とは言えませんが、途中で読むのが止められない作品でした。冒頭のシーンからラストの真相まで予想の範囲で、驚きはあまり有りませんでしたが、リーダビリティに優れていると思います。第三章は秀逸ですし、法廷場面も引き込まれました。キャラ造形が上手いんでしょうね、印象に残る人が多くて、他の作品が凄い読みたくなりました。

なおひろ
R1UV05YV
No.4:5人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

贖罪の奏鳴曲の感想

これは作者なりのいろんなメッセージが込められた物語なんだろうねきっと。医療事故とか、猟奇的な異常犯罪を犯した少年への国として、法としての在り方とか。裁判員裁判の在り方とか。とにかくいろんな問題を含めて、ひとりの弁護士の姿と集中治療室での出来事に問われる被疑者の裁判が描かれている。豪雨の翌日橋げたに引っかかった死体の身元を追う「連続殺人鬼カエル男」にも登場した古手川刑事と渡瀬刑事。それぞれの視点からストーリーは進むが、少年院で氏名を変える、そういった事実にもちょっと驚かされる。広く世間に知られた重大事件の犯人の更正に妨げとなるからと氏名を変えることは普通のことのようだ。弁護士となった彼の少年院での生活も描かれているが、この辺はありきたりのストーリーにも感じるが最後への伏線とすれば仕方ない。裁判での逆転、さらにその後の真犯人と新事実。こういったミステリー要素を絡めたストーリーだけれど、贖罪の意味は犯した罪の埋め合わせという教務官の言葉がこの本のすべてなのだろう。

ニコラス刑事
25MT9OHA
No.3:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

贖罪とは…

この小説ではいくつもの謎が組み込まれています。冒頭の殺人事件の謎、主人公の弁護士の過去、その弁護士が手がける訴訟案件の行方…これらが絡み合い、最後には驚きの結末が待っています。また、この小説のもうひとつのテーマは、タイトルにもあるように「贖罪」です。罪を犯した人間はいかに罪を償うのか…作中の教官の言葉は重みがあります。主人公の弁護士のモデルは明らかに神戸児童殺傷事件の犯人で(本名とか…)、彼に対するメッセージも込められているのかなと思いながら読みました。
読みやすく、ストーリーも面白かったのですが、テーマが盛り込まれすぎて、少し印象に残りにくかったのが残念でした。それでもオススメの小説です。

こじたん
87SP5RC5
No.2:4人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

意外に傑作(?)かも

著者の作品では「さよならドビュッシー」や「おやすみラフマニノフ」のイメージが強いので、法廷ミステリと聞いて、数ある法廷モノにまたなんで?などと思いながら読みましたが、意外にストーリーがしっかりしていて、面白かったです。
冒頭部分はよくあるパターンの印象でも、少年院のエピソード(ピアノ演奏を聴いているシーンはさすが中山七里!と思いました)、後半の法廷でのシーンは圧巻でした。(実際の裁判であんなことが可能なのか?)結末も悪くないと思いましたね。
また登場人物それぞれが個性豊かで(少年院の章は特に)著者はクラシックミステリだけではないことを改めて認識しました。

本好き!
ZQI5NTBU
No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(4pt)

贖罪の奏鳴曲の感想

弁護士、御子柴の回想シーンの一気に読ませるところは見事でしたが、いかんせん『さよならドビュッシー』や『おやすみラフマニノフ』などの衝撃には劣るものだったかな、と思います。
ただかなり読みやすかったのはプラスです。

アルバトロス
CRRRDTJB
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