どこかでベートーヴェン



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初公開日(参考)2016年05月
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長編小説

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どこかでベートーヴェン (宝島社文庫)

2017年05月09日 どこかでベートーヴェン (宝島社文庫)

ニュースでかつての級友・岬洋介の名を聞いた鷹村亮は、当時起きた殺人事件のことを思い出す。岐阜県立加茂北高校音楽科の面々は、9月に行われる発表会に向け、夏休みも校内での練習に励んでいた。そんな中、豪雨によって土砂崩れが発生し、一同は校内に閉じ込められてしまう。そんななか、クラスの問題児・岩倉が何者かに殺害されてしまう。警察に疑いをかけられた岬は自らの嫌疑を晴らすため、素人探偵さながら、独自に調査を開始する。岬洋介、はじめての事件! さらに、書き下ろし短篇「協奏曲」も豪華収録! 大人気音楽ミステリー、シリーズ第4弾、待望の文庫化です。(「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.50pt

どこかでベートーヴェンの総合評価:7.88/10点レビュー 26件。Bランク


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全6件 1~6 1/1ページ
No.6:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

どこかでベートーヴェンの感想

だいぶ慣れてきてしまっているせいもあり,どんでん返しのインパクトとしては普通くらいでしょうか.
この作品の場合は,突出した才能に対する嫉妬が生み出す状況みたいなものがメインだったように思います.


▼以下、ネタバレ感想

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マー君
S2HJR096
No.5:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

どこかでベートーヴェンの感想

岬のピアノが聞こえてくるようで
良いのですが
クラスメートなど
そんなものなのか、人間関係がイラつく。
ミステリーとしては 面白くもない。
警察が馬鹿すぎて。
書き下ろし短編は、おもしろかった。
本編を読まないとわからないけど。

jethro tull
1MWR4UH4
No.4:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

どこかでベートーヴェンの感想

岬洋介シリーズの第4弾であり、本編の前日譚です。
ミステリーとして見た時は特筆すべき作品ではありませんが、
キャラ物のエピソードゼロとして読めばファンであれば楽しめると思います。
同時収録されていた岬洋介父の同時系列裏ストーリーの方がミステリーとして楽しめました。
むしろこの作品を読んだことで御子柴シリーズが読みたくなりました。

歌舞伎蝶
LMC3R9P9
No.3:4人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

あくまでも岬洋介ファン向け

この中山七里という作家は ご存知のようにいくつかのタイプのミステリー小説を使い分けることで有名です。
彼が最も一番得意としているのはやはり音楽ミステリーだと思います。もちろん一番有名なのはあの「さよならドビュッシー」であることは疑いの余地はありません。

ところであの作品に出てきた主人公の岬洋介、音楽の天才特にピアノの天才である彼は非常にミステリアスな人物でした。その彼の高校時代の話を描いたのがこの「どこかでベートーヴェン」なんですね。つまり後日談ならぬ前日談とでも申しましょうか、岬洋介がいかなる人物であったかということがここで描かれているというわけなんです。従って岬洋介ファンにとっては面白いかもしれませんが、もしかすると知らない方にとっては面白くないかもしれません。というのはミステリーとしてはこの作品はあくまでも平均点の出来であってそれほど素晴らしくはありません。

また事件が起こるのは最初から約100ページぐらいのところなんですね。
。それまではずっと岬洋介がいかに天才であるがすごいか、
そのことだけに費やされていると言ってもいいでしょう。
だからある意味知らない人にとってはじれったいという感じがするかもしれませんね。
この岬洋介という人物はとにかく変わっていると言うか天才であるがゆえに、
ピアノ以外の事に関しては全く無頓着である意味非常に浮世離れした感じの人物です。
とにかく人の心が一切わからないと言っていいんですね。
このことは要するにクラスのみんなからの反感を買ったりするわけですそれが
事件と直接繋がってるというわけではないにしても彼が容疑者として疑われるわけにはなっているわけですね。

この岬洋介が地方のある高校の音楽科に入ってくるわけです。
音楽科と言ってもプロを目指すような優れた生徒が入ってくるそんな学校ではありません。
あくまでも落ちこぼれが入ってくる学校なんです。そこに岬洋介のような天才が入ってくると
様々な軋轢を生むわけですね。その軋轢の話が色々出てくるわけなんですけども、
この岬洋介をいじめていた同級生の少年が集中豪雨のあったその日屋外で殺されてしまうわけです。
この岬洋介は集中豪雨からクラスのみんなを救うために色々外に出て行動していたんですね。
だから彼はそのことも疑われる理由になったわけです。
彼が疑いを解くには自分から真犯人を見つけるしかない、そして探偵役となって捜査を始めるわけです。

彼は音楽の天才でもあると同時に、ある意味天才的な探偵でもあるわけなんですね。
このことはあまり触れられていませんが、音楽の才能と同時に探偵の才能もあるわけです。
とにかく頭が超人的にいいんですよ。
しかも他人のために徹底的に尽くすことのできる人間ではあるわけで、逆にそのことが、
みんなから嫌われる理由でもあるわけなんですよ。つまり人の心が読めないという
ある意味計算が一切できないそれほど純粋な男、それが岬洋介です。
岬洋介の魅力に取り憑かれた人にとっては、この小説は非常に読む価値のあるものでしょう。
ただそれ以外の人にとってはあまりお薦めすることはできません。
トリックの面でもそれほど優れたものではありませんし、犯人の意外性もあまりありません。
ただ岬洋介ファンにとっては必ず読んでおくべき作品だと思います。

またもう一つ面白いのがこの中山七里という作家の一番得意な、音楽を文章で書くということです。
音を文章で表現するといいのは非常に難しいことだと思いますが、この中山という作家はそれが非常にうまいんですね。
本人もおそらく大の音楽ファンであるのでしょう。
私のようなクラシックに疎い人間にもその魅力がかなり伝わってくるそんな感じがしますね。

まあ以上のことから結論付けるならば岬洋介ファンには必ず読んでおいてほしい本ではありますが
ミステリーとしてはあくまでも普通のものであり、それほど高い評価を与えられるものではないということです。
そのことを事前にご認識の上で読んでいただければというふうに私は思っています。

いわし雲
78XRDN1A
No.2:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

どこかでベートーヴェンの感想

岬洋介シリーズ最新刊で、彼の高校時代のエピソードが描かれます。
ドビュッシー、ラフマニノフ、ショパンときてベートーヴェン。
岬が抱える障害を考えると満を持してのベートーヴェンなはずで読む前から期待大でしたが、続編ありきのあくまで助走という感じで終わってしまった。
なるほど、既に「もう一度ベートーヴェン」という続編が用意されているらしい。
続編が楽しみになる終わり方と言っていいかも知れませんね。
ただ、この作品単独の評価はイマイチと言う事でいいでしょう。

ピアノの才能はもとより、何もかもを達観しているかのように冷静であるものの、何かを感じ取る洞察力、そしてその後の行動力は学生時代から健在。
予想通りクラス内で浮きまくる岬。
音楽科は普通科とでは在籍している生徒の質のようなものが違う事は何となく理解していたものの、それにしてもあの嫉妬は醜い。
小学生レベルの言動に呆れるばかりで、音楽科卒の人間に対する印象が変わりそう。

梁山泊
MTNH2G0O
No.1:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

どこかにベートーヴェン!?

岬洋介の高校時代のいわゆるエピソード0。
ピアノの演奏シーンはまさしく珠玉の演奏を聴いているようで、このシリーズのひとつの見せ場・読みどころで、曲を聴きながら読むことをオススメします。
しかし、肝心要のミステリの部分は音楽とは全く関係ないところにあるのが残念(´-`)
なんだか音楽ミステリでなくても、1作の物語が出来そうで、それこそ'どこかにベートーヴェン'が挿入されているような印象。
次回作に「もう一度ベートーヴェン(仮題)」があるそうで、そちらを期待しましょう。

本好き!
ZQI5NTBU
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