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ワイルド・ソウル



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ワイルド・ソウルの評価: 9.04/10点 レビュー 27件。 Sランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点9.04pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全8件 1~8 1/1ページ
No.8:
(7pt)

ワイルド・ソウルの感想

ミステリー要素あった?なんか漫画読んでるみたいな感じやった。

すえさだ
ZKC29U3R
No.7:
(8pt)

面白かった。

エンディングもいい。

わたろう
0BCEGGR4
No.6:3人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

パワーで圧倒する社会派エンターテイメント

2005年の大藪春彦賞、吉川英治文学新人賞、推理作家協会賞の3冠を受賞した、パワフルなエンターテイメントの傑作である。
ビル清掃員として働く60歳の冴えない初老の男・山本が成田空港で出迎えた、肉体強健で陽気な37歳の日系ブラジル人・ケイ。二人が東京で合流した、表では宝石商、裏ではコロンビアの麻薬シンジケートの日本での元締めである36歳の松尾。この三人組に資金を提供し、計画を練ったのは、戦後のブラジル移民として辛酸をなめながらも青果商として成功した衛藤だった。彼らの計画は、日本人をブラジル・アマゾンに棄民した日本政府への復讐であり、地獄に突き落とされた移民たちの魂の反撃だった。
1960年代のアマゾンでの移民たちの苦境を背景に、現代の東京で繰り広げられるタイムリミットサスペンスが、半端ではない迫力で読者を引きずり込んでいく。まさに力業の1000ページである。話のスケールが大きくアクションが派手なため、人物造形がやや型通りな感はあるが、途中からそれも気にならなくなる熱気が溢れている。まさに「熱い作品」である。
サスペンス作品、アクション作品が好きな方ならどなたにもオススメできる、社会派のエンターテイメントである。絶対に読んで損は無い。

iisan
927253Y1
No.5:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

一章はブラジルに来た日本人の話、二章以降は日本に来たブラジル人の話

戦後、政府の移民政策で、希望を抱きブラジルの大地へと渡った日本人たち。
しかしそこで待っていたのは国から聞いていた話とは全く異なる、地獄だった。
満足な耕地も住む場所も用意されないまま未開のジャングルの中に放り出されるような形となった日本人移民たちは極貧や病気に苦しみ、多くの者が命を落としていった……

それから時は流れ、二十一世紀。日本に地球の裏から3人の男たちがやってきた。
彼らの目的はかつて自分たちを、自分の父や母を、騙し見捨てた日本政府への復讐だった。

という戦後の日本のブラジル移民問題を取り扱った本作。
バリバリの本格好きで、社会派やハードボイルドはあまり好きではない私ですが、これは面白かったです。

まず第一章のブラジルでの話は、読む前から大まかな知識としては向こうに渡った人たちがとても苦労したことは聞いていたものの
詳しい実情を知らされると、そのあまりに過酷で悲惨な描写に、読んでいて辛くなる部分も多かったです。
それでも目を離せない、まさに読まされる文章とストーリーでした。
そしてこれは二章以降のストーリーのために、絶対に必要な描写であったと思います。

二章以降からは時代は一気に二十一世紀に飛び、一章の主役であった日本人移民の男の義理の息子であるケイへと主役が移ります。
見た目は日本人ながら中身は生粋のブラジル人である彼の、その豪胆さと快活さゆえに、題材こそ重いものの、決して陰惨なストーリーではなく、エンターテイメント性の高い話へと変貌したと感じました。
ジャングルで生まれ、原始人さながらの極貧の中で育ち、病気で死んだ両親が目の前で腐っていく様子を見たケイの境遇も親世代に勝るとも劣らぬ過酷さと悲惨さなのですが
それでも明るく楽しそうに生きているのが、まさに一章から二章で主役が日本人からブラジル人に交代し、その民族的気質の違いを見たように感じました。

日本とブラジル、日本人とブラジル人、どちらの方が良いとは言えないと思いますが、物語の主役にして面白いのは圧倒的にブラジル人的な性格のキャラクターだと思いました。


▼以下、ネタバレ感想

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マリオネットK
UIU36MHZ
No.4:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

ワイルド・ソウルの感想

プロローグの途中は少しエンジンがかからなかったですが、
すぐに引き込まれました。
ハードボイルドタッチなのも気に入りました。

さて本作、棄民問題という少し重苦しい設定ではありますが、まずは読んでいただきたい。特に人物像に重点を置いている小説だと思います。
かなり楽しめたエンターテイメントに仕上がっている反面、
続きが死ぬほど気になる!という感じにはならず、1日、2日置いてしまったことが少しありました。

ただ物語の構成、登場人物の魅力かなり詰まっていますのでオススメの作品には間違いないです。

マビノギオン
ETOPY8N1
No.3:
(8pt)

ワイルド・ソウルの感想

ミステリーという意味では評価が分かれるところもあるかもしれませんが、単純に読み物として面白かったです。
本題が進み始める前の主人公たちの過去は、あまり長いと普通はだらけ気味になってしまいがちなのですが、この作品は、この部分に十分な時間をかけて丁寧に書くことが本題の面白さを確実に増幅させています。
それと、作品とは直接関係ないのですが、「棄民政策」というキーワードから、何となくガンダムを思い出しました。

マー君
S2HJR096
No.2:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

ワイルド・ソウルの感想

これは凄いわ。ただただ圧倒されて言葉を失った作品。
「日系ブラジル人」という過去にブラジルへ移民した日本人を耳にした事はあるものの、その内容がこういうものだったのかと詳細を知り、衝撃を受けました。

ページボリュームが多い為、食わず嫌いで手に取っていませんでしたが、評判の良さでやっと読書。
骨太の社会的なテーマが敷かれつつ、個性的な登場人物達のドラマも魅力で退屈しない読書。脇役にあたるような、報道チームや警察側の秋津など、外伝で1冊掛けそうなぐらい印象に残ります。気付いたら惹き込まれて一気読み。上下巻まったく気にならなかったです。

作品として完成されているので後は好みの問題。読んで損はないでしょう。素晴らしかった。

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egut
T4OQ1KM0
No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

ワイルド・ソウルの感想


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カミーテル
MCFS6K6O

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