ハサミ男



※以下のグループに登録されています。


【この小説が収録されている参考書籍】
オスダメ平均点

7.71pt (10max) / 69件

7.87pt (10max) / 477件

Amazon平均点

3.80pt ( 5max) / 377件

楽天平均点

3.91pt ( 5max) / 1146件

みんなの オススメpt
  自由に投票してください!!
110pt
サイト内ランク []S総合:4位
ミステリ成分 []
  この作品はミステリ?
  自由に投票してください!!

1.00pt

67.30pt

55.20pt

2.00pt

←非ミステリ

ミステリ→

↑現実的

↓幻想的

初公開日(参考)1999年08月
分類

長編小説

閲覧回数46,896回
お気に入りにされた回数119
読書済みに登録された回数801

■このページのURL

■報告関係
※気になる点がありましたらお知らせください。

ハサミ男 (講談社文庫)

2002年08月09日 ハサミ男 (講談社文庫)

美少女を殺害し、研ぎあげたハサミを首に突き立てる猟奇殺人犯「ハサミ男」。三番目の犠牲者を決め、綿密に調べ上げるが、自分の手口を真似て殺された彼女の死体を発見する羽目に陥る。自分以外の人間に、何故彼女を殺す必要があるのか。「ハサミ男」は調査をはじめる。精緻にして大胆な長編ミステリの傑作。(「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.71pt

ハサミ男の総合評価:7.61/10点レビュー 446件。Sランク


■スポンサードリンク


サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
全69件 1~20 1/4ページ
No.69:
(9pt)

叙述も話も良い

ミステリーなれしてたらトリックに気付きそうなので慣れる前に読んでみてください
トリックに気付いたとしても話自体面白いですけど

MEI
GD5UZMNE
No.68:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

ハサミ男の感想


▼以下、ネタバレ感想

※ネタバレの感想はログイン後閲覧できます。[]ログインはこちら

氣學師
S90TRJAH
No.67:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

驚きました・・

素晴らしいです。不思議な感覚ですね。普通に面白く読んでいって・・3回読み返しましたよ・・

▼以下、ネタバレ感想

※ネタバレの感想はログイン後閲覧できます。[]ログインはこちら

osa
3SXFTP3C
No.66:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)
【ネタバレかも!?】 (1件の連絡あり)[]  ネタバレを表示する

面白かった。

ドンデン返し。

わたろう
0BCEGGR4
No.65:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

読む順番なのかな。


▼以下、ネタバレ感想

※ネタバレの感想はログイン後閲覧できます。[]ログインはこちら

こばーん
HQ3B68GC
No.64:4人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

こいつは面白い!

ランキング上位に入っていたので、手にしました。
タイトルからして、サイコ・ホラー系の要素があるのかなと思っていましたが、全くそうではない。
実に構成がよく、上出来。登場人物の心理描写も面白い。
ギャグも効いている。また、本書後半からの驚くような展開。
久し振りに一気読みできました。
著者の作品は初めて読んだんだけど、これ本当に著者の1作目なの?レベル高いなぁと感心しました。
ラストのラストに新たな獲物?を見つけたようで、「ハサミ男再び!」とかいう続編読みたいなぁ。

マッチマッチ
L6YVSIUN
No.63:4人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

既に90年代のミステリ史にその名を残す古典的名作

第13回メフィスト賞受賞作の本書は当時破格の好評を以て世の本格ミステリファンに迎えられた。
シリアルキラー“ハサミ男”が自分の次の獲物が全く同じ犯行で何者かに殺されたことからもう一人のハサミ男を探す物語。
90年に流行り、半ば使い古された題材だったシリアルキラー、サイコパス物に新機軸を打ち立てた作品だ。

既に2名の犠牲者を出した連続殺人魔、通称“ハサミ男”が次なるターゲットを自らの犯行に見立てて殺した第2のハサミ男を探す。その一方で3番目の犠牲者を出した警察は躍起になってハサミ男を逮捕せんと全力で捜査に当たり、やがてその手はハサミ男自身にも及んでくるという、ハサミ男の正体を巡る警察と、模倣犯を探すハサミ男自身の捜査が同時並行的に語られる。そしてハサミ男が犯人を捜していくうちに第3のターゲットだった樽宮由紀子の隠された秘密が暴かれていくという、実に面白い展開。
とにかく中盤以降のリーダビリティは先が気になってもどかしく思ったほどだ。

物語の中心となるハサミ男は教育関係の出版物から通信教育業を手掛ける氷室河出版でアルバイトをしながら生計を立て、同社の顧客データから成績優秀な女子学生を選んで殺しの対象にするというシリアルキラー。しかし自殺願望があり、自ら有害とされるクレゾール石鹸液や殺鼠剤を買って服用して死のうとするが意識昏倒するだけで決して死までには至らないという情緒不安定な人物だ。

しかし冷静な頭の持ち主で警察の捜査をまんまと出し抜き、また自らの行動を客観視して自分の行動が他者に及ぼす影響や心に落とす印象を分析しながら行動する。

ハサミ男の正体が明かされる402ページは『十角館の殺人』を髣髴させるほどのサプライズだったことは証言しておこう。

そしてその後の展開はまさに目くるめくと云ったところ。

実にミステリの定型を裏切った物語だ。実に企みに満ちた作品だ。これが殊能作品の特徴なのか。
確かにこれは話題になるし、どこか麻耶雄嵩氏を髣髴とさせ、殊能氏が通常の新人とは一線を画す存在感を持つというのも頷ける。

さてそんな作者の殊能氏はどうやら洋楽ファンらしく、ところどころに挿入される洋楽アーティスト名とその楽曲が私にとっては非常に懐かしく、そんな小ネタに好感を持てた。

しかし昨今は2008年の短編以来発表が途絶えており、Wikipediaでも事実上引退と書かれていたが、その後2013年2月11日に亡くなっていたことが解った。
つまり私が本書を読んだ時には既にこの世にはいなかったのだ。

その存在は本格ミステリ史に確かな足跡を残したのではないか。本書はその功績に足る特異性を持った傑作と読後の今、強く思う。


▼以下、ネタバレ感想

※ネタバレの感想はログイン後閲覧できます。[]ログインはこちら

Tetchy
WHOKS60S
No.62:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

ハサミ男の感想


 私は巷を騒がせた連続殺人鬼「ハサミ男」。 殺人への衝動と自殺への願望に苛まれながら日々を生きつつ、三人目の標的を定めていた。 しかし夜の公園で見つけたのは遺体となった標的、そして首に突き刺さったハサミ。 奇しくも模倣犯の犯行の第一発見者となった私は殺人鬼から探偵になるのだった。 

 殺人鬼側の猟奇的視点から描かれるミステリ。 冷酷な視点から世の中を俯瞰したインモラルさ、警察を煙に巻き調査を進めるロジカルが光ります。 「ハサミ男」の暗黒面に終始肉薄しつつ、犯人当ても兼ね揃えた殊能将之氏処女作にて最高傑作と言える作になっています。 ★は8つ。

▼以下、ネタバレ感想

※ネタバレの感想はログイン後閲覧できます。[]ログインはこちら

りーり
9EDFH0HC
No.61:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)
【ネタバレかも!?】 (8件の連絡あり)[]  ネタバレを表示する

これぞ叙述トリック

これぞ叙述トリックというような内容。
ただ、王道すぎるので、構えて読むと、わかってしまうかも。
個人的には、あまりスッキリしなかったです。

halhi
II1T2RT1
No.60:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

便乗犯を警察視点と、本来の犯人視点で追うという形は面白かったです。

伏線なども上手く張られていて良く出来た作品だとは思いましたが、序盤も序盤で重大な部分に気づいてしまったので驚きはなかったです。

▼以下、ネタバレ感想

※ネタバレの感想はログイン後閲覧できます。[]ログインはこちら

マリオネットK
UIU36MHZ
No.59:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

ハサミ男の感想

ランキング上位の本ですが、期待し過ぎず、前知識を入れずに0ベースから読んだらかなり楽しめました。

▼以下、ネタバレ感想

※ネタバレの感想はログイン後閲覧できます。[]ログインはこちら

ぷぅちゃん
76W3CGEW
No.58:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)
【ネタバレかも!?】 (4件の連絡あり)[]  ネタバレを表示する

ハサミ男の感想

予備知識全くゼロで読みました。叙述トリックものという事も知らなかったので、すっかり騙されました。なかなか面白かったです。
ただ、十角館や殺戮に至る病に比べると、若干強引な感じでしょうか。


▼以下、ネタバレ感想

※ネタバレの感想はログイン後閲覧できます。[]ログインはこちら

マー君
S2HJR096
No.57:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(5pt)

ミステリー4作目

私がミステリーを読み始めてから4作目の作品です。
個人的にまだ読むのは早かったのかな?
というのが率直な感想です。
今まで十角館の殺人、水車館の殺人、イニシエーション・ラブを読んできました。
この作品は、途中で少し読みにくくなって3,4日明けてから読み直したら訳が分からなくなって
頭か読み返すという事態になってしまいました。
こんなところでくじけては本なんて読めないと思い頑張って読みました(笑)
最後はやはり面白かったです。

マビノギオン
ETOPY8N1
No.56:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(5pt)

前情報なしに読みたい


▼以下、ネタバレ感想

※ネタバレの感想はログイン後閲覧できます。[]ログインはこちら

陰気な私は地球を回さない
L1K3MG03
No.55:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

ハサミ男の感想

だまされないよう、気をつけてたつもりが、やはり、騙された。
ところどころ違和感があったのに。
どこでミスリードされたのだろう・・

▼以下、ネタバレ感想

※ネタバレの感想はログイン後閲覧できます。[]ログインはこちら

mick
M6JVTZ3L
No.54:
(5pt)

ハサミ男の感想

読書中は楽しめていたのですが、個人的に読後感が悪く腑に落ちない気分だったので辛めの5点にしておきました。

高評価だったので期待しすぎたようです、むしろ予備知識なく手に取った方は掘り出し物になるかもしれません。

▼以下、ネタバレ感想

※ネタバレの感想はログイン後閲覧できます。[]ログインはこちら

mkaw11
HAAP6CBX
No.53:3人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

ハサミ男/異色の模倣犯探し

メフィスト賞を受賞した、殊能将之のデビュー作。

次の獲物である美少女の周辺を調査していた主人公は、死体となった彼女の第一発見者となる。美少女の首にはハサミが突き立てられていたのだが、これはマスコミから「ハサミ男」と呼ばれている殺人犯の手口にそっくりだ。しかしそんなはずはない。「ハサミ男」は自分なのだから――

模倣犯自体はさほど珍しい要素ではないが、『ハサミ男』では殺人犯が主人公で、自分の手口の模倣犯を探すという設定が目新しい。
また、その主人公自身の性格もなかなか面白い。淡々とした語り口で、「医師」と呼ぶ人物と不思議な会話をし、自殺未遂を繰り返し、何事もなかったかのように仕事をこなし、そして推理を働かせながら模倣犯を探すのだ。
このシリアルキラーに共感はできないのだけれど、なぜか応援したくなってしまう。

本文では主人公視点の他、警察視点でもこの事件を追っていく。
警察側も個性のある面々で、若い刑事の目線から、事件の情報や警察の捜査状況が徐々に判明していく。

アンフェアな表現やあからさまなミスリードなど、少し引っかかる点はあるものの、模倣犯探しを純粋に楽しむことのできる作品だと思う。
ネタバレ被害に遭いやすい作品でもあるので、早めに読んでおくことをオススメする。

▼以下、ネタバレ感想

※ネタバレの感想はログイン後閲覧できます。[]ログインはこちら

とかげ
0VAVVYPQ
No.52:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(5pt)

ハサミ男の感想

シリアルキラー『ハサミ男』の次のターゲットが同様の手口で先に殺されてしまった。
真犯人、そしてハサミ男の正体とは?

手にした時点から、叙述トリックがスタート。
ラストにかけての展開が好みじゃなかったので、この評価に。

エーカー
NWKWLAAY
No.51:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

ハサミ男の感想

日本の叙述レトリックの代表的作品ということで期待し過ぎた為か、思いのほかガッカリ。

2人の女性がハサミを刺されて殺害される未解決事件の犯人ハサミ男が、次のターゲットに狙いを付けて殺害タイミングを謀っているところから物語はスタートする。

が、殺人を予定した日に ターゲットが現れずに探しに出たところで、ハサミを刺されて殺されている被害者を発見することになり 第一発見者としての立場になってしまい、という流れで話は進んでいく。

なので特に後半からのどんでん返しはお約束通り、張り巡らされた伏線もも後半にはきっちりと収束しプロットも完璧ではあるのだが、悲しいかな当作品は既に15年以上も前の作品で既に様々なレトリックが巷に氾濫しつくしている現在で、少々古臭い感は拭えない。

さらに言えば、こじつけや無理矢理感もあり、とはいえ犯人へと導く伏線があからさま過ぎて途中で犯人が分かってしまう様な表現も数箇所あり、そういった意味で完成度に甘さも見られる。

ここ最近の日本の小説のレベルは飛躍的に進歩し、既に海外の作品を読んでも楽しめないくらいの高みへと昇っている。なかでも推理小説での技術躍進は著しく、それを顕著に指し示している作品なのではないだろうか。

とも
4ND5R58B
No.50:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(5pt)

ハサミ男の感想

評判に誘われて読みました。
元々叙述トリック系の小説は苦手ですが、その中でもこの作品はちょっと強引過ぎるなあという印象。
細かくは書きませんが、ミスリードさせるにあたりにあまりに偶然の一致が多くて、結果的にはなんともスッキリしない読後感でした。
(あえて1つだけ言いたいのは、世の中の「でぶ」に詫びて欲しいです)
大まかなプロットは良かったと思いますが、それなりに期待していただけに少しガッカリでした。


▼以下、ネタバレ感想

※ネタバレの感想はログイン後閲覧できます。[]ログインはこちら

はんちょう
QVN1CS7Q
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!



その他、Amazon書評・レビューが 377件あります。
Amazon書評・レビューを見る     


スポンサードリンク