美濃牛



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初公開日(参考)2000年04月
分類

長編小説

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美濃牛 (講談社文庫)

2003年04月01日 美濃牛 (講談社文庫)

病を癒す力を持つ「奇跡の泉」があるという亀恩洞は、別名を〈鬼隠れの穴〉といい、高賀童子という牛鬼が棲むと伝えられていた。運命の夜、その鍾乳洞前で発見された無惨な遺体は、やがて起こる惨劇の始まりに過ぎなかった。古今東西の物語の意匠と作家へのオマージュが散りばめられた、精密で豊潤な傑作推理小説。(「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.80pt

美濃牛の総合評価:7.15/10点レビュー 40件。Bランク


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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全5件 1~5 1/1ページ
No.5:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

美濃タウロス!!


 石動戯作シリーズの1作目。 リゾート開発の計画が持ち上がった岐阜県の辺鄙「暮枝」。 癌をも治す奇跡の泉―――オカルトめいた伝説の取材に来た一同はこの土地の複雑な関係性に触れる。 やがて起きる連続殺人はわらべ歌のなぞりなのか、開発行為の利権によるものなのか、一族への復讐なのか。 技巧、メタ、幻想を兼ねた作者独特の雰囲気の一冊。

 500ページ越えの大作ながら少しずつ事件の一端を明かしてゆく構成、短めに区切った多重視点で飽きずに読むことができました。 横溝正史を第一に既存のミステリーの轍を打ち破るようなメタ要素は非常に楽しい。 ハサミ男からの二作目のプレッシャー・ジンクスを完全に退けた殊能将之の遊び心、妙趣、趣味が詰まった作品になっています。 ★は7つ!!
 

▼以下、ネタバレ感想

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りーり
9EDFH0HC
No.4:
(7pt)

美濃牛の感想

流石に800ページ弱あるだけあって、スローペースで話は進みますが、それでも飽きることなく読ませてくれるのはさすが!浸かるとあらゆる病が治るという泉のある村で起こる殺人事件に石動が挑みます。山奥の村、首なし死体、牛鬼が住むという洞窟など、この設定が好きです。結末もなるほどと思わせ、『ハサミ男』や『鏡の中は日曜日』程ではなかったですが、面白いミステリーでした。

タッキー
KURC2DIQ
No.3:
(5pt)

美濃牛の感想

厚ぼったい本でミステリーの本体だけなら半分になるだろう。
いろんな薀蓄が謎にも解決にもつながらない。
話も緊張感もなくダラダラ進むのだ。
でも途中で飽きることなく読めるのが面白い。
作者の技量が高いのだろう。
私は10年前雑誌の川柳で入選したことがある。
この作品の中の句会で そっくりな句があった事におどろいた。
もちろん今回初めて読んだので、私は盗作をしていない。


jethro tull
1MWR4UH4
No.2:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

美濃牛の感想

「ハサミ男」「鏡の中は日曜日」と読んだ私には、その普通さに若干驚かずにいれなかった。
ただそんな「普通」の中にも、この作者らしい趣向が凝らされており「やはりこの作者の作品は面白い」と思わせてくれる作品でした。

鍾乳洞、俳句、わらべ唄と横溝正史のオマージュ。
ただ、舞台は山奥の田舎であるものの閉鎖されている訳でもなく、村や家に受け継がれる風習や言い伝えだとか、それに伴うおどろおどろしい雰囲気もありません。
リゾート開発だったりバブル崩壊が介在してきて現代版横溝正史という感じです。
わらべ唄になぞらえたと思われた連続殺人も「誰も正確に覚えてもいない唄になぞらえても意味ねーだろ」と探偵役が一蹴するあたりも現代風。


▼以下、ネタバレ感想

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梁山泊
MTNH2G0O
No.1:
(7pt)

美濃牛の感想

横溝的世界を現代風にした第2作。牛の育てた方など細かい蘊蓄も楽しい作品。

ジャム
RXFFIEA1
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.35:
(3pt)

登場人物が妙に面白い

トリックはそれほどでもないんですが、登場人物に妙に味がある。
ただし、結末は好みの分かれるところ。
美濃牛 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:美濃牛 (講談社ノベルス)より
4061821237
No.34:
(4pt)

横溝正史の影響がみられるが、たくさんの登場人物の会話や行動がドタバタコメディのようで楽しい

民間人の石動戯作が探偵役をつとめるが、出番はけっして多くない。いつもニコニコしているところは金田一耕助タイプである。田舎の山奥の迷路の洞穴、奇跡の泉、赤毛の資産家一族、神秘的な美少女など横溝正史の世界である。村長たち、マスコミの人間、刑事たちの、本筋とは関係のない会話や描写がドタバタコメディのようで楽しい。まあその分小説も長くなってしまったのだが。ただのお遊びに思えた句会にまさかヒントが隠されていたなんて。石動戯作が正体を明かすエンディングが素晴らしい。その後の恋人たちの様子が余韻を残す。章ごとの冒頭の引用辞が著者の博覧強記ぶりをあらわしている。早逝したのが惜しまれる作家である。
美濃牛 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:美濃牛 (講談社ノベルス)より
4061821237
No.33:
(5pt)

万人受けはしなさそう

おしゃれだった。
殊能先生の文章が好きです。
穏やかで心地よかった
トリックも先生らしく、作り込まれていたと思う
牛が食べたくなった
美濃牛 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:美濃牛 (講談社ノベルス)より
4061821237
No.32:
(3pt)

ちと長さが良く無いな

もうちょっと短いべきであろう話でした。
余計なものがおおいに様な気がする。
美濃牛 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:美濃牛 (講談社ノベルス)より
4061821237
No.31:
(4pt)

名探偵石動戯作初登場

奇跡の泉を中心に多くの思惑が絡まり合い、わらべ唄の見立て殺人が起きる…
名探偵石動戯作は何を解決し、誰を救ったのか。
読み終えた者の中で、美濃牛は永遠となる。

横溝を読んでいれば、倍楽しめる。
読んでいなければ、これから横溝が倍楽しめる。
美濃牛 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:美濃牛 (講談社ノベルス)より
4061821237



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