透明人間の納屋



※タグの編集はログイン後行えます

※以下のグループに登録されています。


【この小説が収録されている参考書籍】
オスダメ平均点

7.67pt (10max) / 3件

6.70pt (10max) / 20件

Amazon平均点

3.89pt ( 5max) / 35件

楽天平均点

3.00pt ( 5max) / 1件

みんなの オススメpt
  自由に投票してください!!
2pt
サイト内ランク []B総合:1070位
ミステリ成分 []
  この作品はミステリ?
  自由に投票してください!!

3.33pt

61.67pt

6.67pt

18.33pt

←非ミステリ

ミステリ→

↑現実的

↓幻想的

初公開日(参考)2003年07月
分類

長編小説

閲覧回数4,596回
お気に入りにされた回数2
読書済みに登録された回数44

■このページのURL

■報告関係
※気になる点がありましたらお知らせください。

透明人間の納屋 (講談社ノベルス)

2009年02月06日 透明人間の納屋 (講談社ノベルス)

密室状態のホテルの一室から女性が蒸発した。それはあたかも透明人間の仕業のように…。 (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.67pt

透明人間の納屋の総合評価:7.76/10点レビュー 38件。Bランク


■スポンサードリンク


サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
全3件 1~3 1/1ページ
No.3:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

おススメします!ただし大人たちへ

講談社が打ち立てた児童文学ミステリの叢書「ミステリーランド」シリーズの1冊として書かれたのが本書だが、子供向けというにはなかなかハードな内容だ。

透明人間になってしまったとしか思えない殺人事件の内容はもとより、事件の背景となる主人公ヨウちゃんの家庭環境や隣人真鍋さんとの関係など、およそ子供の読み物とは思えない内容に眉を潜めてしまう。
母子家庭で母親が水商売をして稼いでおり、ホステスのライバルがいて真鍋さんに財産目当てだと吹き込んでいたり、そんな女を憎々しく思い、殺意を抱く真鍋さんの描写、さらには子供が学校に行っている時間中の母親と隣人の逢瀬のシーンなど、大人の卑しい部分を若干オブラートに包んではいるが、はっきりと描いている。
これは島田氏なりに最近の子供はこれくらいのことは知っているという理解の上での創作なのか、それとも大人の世界の汚さを知らせるために敢えて書いたことなのか。いずれにしても真意を知りたいものだ。

重ねて表紙も含めて物語に挿入される石塚桜子氏のイラストは抽象的で観念的で禍々しくておどろおどろしく、怖さを助長させ、読者の子供諸氏はトラウマになるのではないだろうか。

とまあ、いきなりネガティヴな感想を羅列してしまったが、やはり島田氏、他のミステリ作家の一つ上を行く完成度だ。

しかもテーマも今日性に富んでおり、透明人間という幻想的な謎を合理的に解き明かすだけに終始せずに、社会性も絡める。久々に島田氏のストーリーテラーの力量に参ってしまった。

さらには密室からの脱出も温故知新でカーター・ディクスンの某作を思い出してしまった。
あのときの私の感想は批判的だったが、今回は密室を構成する人物にある設定をもたらすことで説得力を持たせている。
21世紀本格を目指しながら古典ミステリにも材を得る、島田氏のミステリマインドの幅広さに感服してしまった。

ただ惜しむらくは前述したようにこれが児童向けに書かれた物語として適切かどうかということ。恐らくは小学高学年以上を想定して書かれたのだろうが、「児童」という言葉の定義は6~12歳までと実に幅広い。本書を6歳が読んだ時の衝撃を考えると相応しい内容かと疑問視せざるを得ない。
本来、作品はそれ自身の出来栄えで評価すべきだろうが、本書に関して云えばやはりそういった外部要因が頭を過ぎらずにいられない。

しかし流石、島田荘司氏。
彼のミステリマインドと明日のミステリへの探求心は少しも揺るぎがないことを知り、ますますファンになってしまった。


▼以下、ネタバレ感想

※ネタバレの感想はログイン後閲覧できます。[]ログインはこちら

Tetchy
WHOKS60S
No.2:
(7pt)

透明人間の納屋の感想

ちょっと変わった作風でしたが、子供とのやりとりといい、最後の部分がとてもせつなく 心に残る作品でした。

axel
RNCIKKBG
No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

大人のためのジュブナイル

ジュブナイル版として出版されたものではあるが、どう考えても子供向きではない。トリックそのものはチープで子供でも簡単に見破れそうなものだけど、その背景にある悲しい宿命を背負った人々の生きざままでを理解してこそ、汲めども尽きない深い余韻を残す。この作品を手にした子供が、トリックの簡単さだけを挙げて本作を駄作と決めずに、大人になってからもう一度読んでほしいものである。

ショボタン
G1380KCM
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.35:
(1pt)

寓話性に無理あり

何とか寓話性を出したかったのだろうが、そのカラクリがあまりにもお粗末。
今どきの子供もゲンナリするのではなかろうか。
透明人間の納屋 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:透明人間の納屋 (講談社ノベルス)より
4061826344
No.34:
(2pt)

ミステリー部分はおまけです。

まず文体がいつもの島田荘司と違うので「あれ?作者間違えた?」とちょっと面食らいました。キャラのセリフも「だって~だもん。」となっていたり、文章のイメチェン?と一瞬思いましたがもともと本作は子ども向けに書かれたミステリーだったと知って納得。なるほど、通常と比べるとかなり柔らかい文体と易しいミステリーで構成されています。主人公が小学生ということもあり小難しい単語や言い回しも出てこないし取っつきやすくはあります。
内容はどうかというと、うーん、若干大人向けかもしれない。雰囲気と読後感は「異邦の騎士」と似ていますね。やりきれなさは本作の方が上かな…。「異邦の騎士」にあった希望が本作にはなく、バッドエンドではないものの胸に重たいものが残るラストになっています。スッキリはしませんね。胸糞感が強いかもしれない。
まだ幼い主人公と近所のおじさんの心の交流が本作のメイン。殺人事件が起こる中盤まではほとんど主人公とおじさんの日常で占められているので正直退屈です。この日常ターンが終盤でボディブローのように効いてくるわけですがそれを差し引いても中だるみ感が強い。殺人事件はこれまた不可解な事件なのですが、先に書いたように難易度は非常に易しいのでミステリーは本作において副菜のような役割だと思ってください。本作は少しほろ苦い青春小説だと思って読むのが正解だと思います。
終盤はいきなりぶっ飛んだな(笑)という感じで、ほんとに唐突に話が大きくなるので驚きより戸惑いの方が強かったです。全体的にあまりまとまってない印象が強かったので☆2とします。対象年齢低めの小説なので、読む人の年齢を選ぶ…かもしれない。私には合わなかったということで残念。
透明人間の納屋 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:透明人間の納屋 (講談社ノベルス)より
4061826344
No.33:
(3pt)

一気に読めます。

この作品を通して、改めて考えさせられましたが、もう少し長編にしてもらいたかったです。
透明人間の納屋 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:透明人間の納屋 (講談社ノベルス)より
4061826344
No.32:
(5pt)

いい

彼氏にプレゼントしました。 彼にとって特別な本なので喜んでもらいました〜(*^◯^*)また東野圭吾のほかの本も買います(^^)/~~~
透明人間の納屋 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:透明人間の納屋 (講談社ノベルス)より
4061826344
No.31:
(1pt)

最初は面白かった・・・

最初は面白い。 。 。 ただ読んでいくうちにつまらなくなる 途中で話の内容も見え見え出し。 。 昔は面白い本を書く作家だったけど、今は全然ダメ。 。
透明人間の納屋 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:透明人間の納屋 (講談社ノベルス)より
4061826344



その他、Amazon書評・レビューが 35件あります。
Amazon書評・レビューを見る     


スポンサードリンク