(短編集)

御手洗潔のメロディ



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初公開日(参考)1998年09月
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御手洗潔のメロディ (講談社文庫)

2002年01月16日 御手洗潔のメロディ (講談社文庫)

御手洗潔の過去・現在 貫き流れる音楽 次々と壊される便器と美女。不可解な事件に隠された真実とは……!? 何度も壊されるレストランの便器と、高名な声楽家が捜し求める美女。無関係としか思えない2つの出来事の間に御手洗潔が存在するとき、見えない線が光り始める。御手洗の奇人ぶり天才ぶりが際だつ「IgE」のほか大学時代の危険な事件「ボストン幽霊絵画事件」などバラエティ豊かな4つの傑作短編を収録。(「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点5.67pt

御手洗潔のメロディの総合評価:7.61/10点レビュー 23件。Cランク


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全3件 1~3 1/1ページ
No.3:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

ノンミステリーの作品が印象的な短編集

短編4作。二作目『シヴァ・セリム』は、どことなくスタイリッシュな感じの作品。全くミステリー要素はないと言ってもいいのですが、御手洗の優しさと魅力が詰まった一品。余韻が素晴らしく、ミステリーでないのにすごく良かった!最後の『さらば遠い輝き』はレオナの御手洗に対する想いに関する切ない作品。これもミステリーではなかったのですが、この短編集はミステリーでない作品の印象が強く残りました。

タッキー
KURC2DIQ
No.2:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

御手洗潔の超人ぶり

収録された全4作品中、純粋にミステリと云える物は「IgE」と「ボストン幽霊絵画事件」の2作で残りの「SIVAD SELIM」と「さらば遠い輝き」は心温まる御手洗サーガのエピソードと云った所か。

「IgE」は実に島田氏らしい作品で御手洗の下に持ち込まれた二つの事件が見事に痴呆症の暴力団会長の殺害計画に結実するといったもの。
声楽の先生が好意を持った女生徒の失踪事件と川崎のファミリーレストランで3回も小児用の便器が壊される事件。これにTVで報じられる目黒の公園の木を切り倒そうとする悪戯事件が加わり、いつもどおりどうやって一つの事件に収束していくのだろうと不安になるが、これもまたいつもどおり無事収束する。島田荘司氏の奇抜な発想がこの作品全てに横溢していてページを繰る手を止まらせなかった。125ページ一気読みだった。

それに比べて「ボストン幽霊絵画事件」はタイトルにある幽霊絵画が全128ページ中100ページあたりで出てくるものだからタイトルと内容に違和感がずっとあって内容にのめり込めなかった。また外国を舞台にしたことで島田氏やたらカタカナ名を使い、しかも通常日本語に訳せる単語までがカタカナときてるものだから外国のミステリ以上にカタカナが多くて読みにくかったのも大きな一因だった。
これは松崎レオナのエピソードを扱った「さらば遠い輝き」でも同じで、島田氏はどうも外国を扱うと必要以上に外国を意識するのか、カタカナ表記が多くなり、物語のスピード感を削ぐ傾向にある。かつての電報がカタカナ表記で読みにくかったことに対し、現在では漢字まじりのひらがなに改善されたことを知らないわけではあるまいに、なぜ島田氏は変な気を回すのだろうか?
またこの作品については最後のオチに冒頭の看板狙撃事件の真相を持ってきたところにも不満がある。この真相は私のみならず、大方のミステリ読者には容易に予想できるものではないだろうか?これを物語のファイナル・ストライクに持ってくるのは、ちょっと自信過剰すぎないか?

残りの2作品について。
「SIVAD SELIM」は読書中、題名の意味が判ってしまったため、導入部の出来事から結末までが一気に解ってしまった。かといって物語の面白さが損なわれたわけではなく、私の好きな音楽を扱ったストーリーだったのでものすごく面白く読めた。御手洗が彼と友達だというのはあまりにも出来過ぎだなとは思うが、一種の夢物語と考えれば、それもまた一興。作者の夢が詰まった作品だ。
「さらば遠い輝き」は海外、今回はスウェーデンで活躍する御手洗の近況を交えたレオナの一夜の出来事を語ったもの。中で触れられる『異邦の騎士』のエピソードはかつて当作品を読んだ時の熱い思いを思い出させてくれたが、レオナの御手洗への未練を切なく描き、後味はなんともメランコリック。

総じて今回の作品は前半は無類に面白かったものの、後半は特にカタカナ表記の読みにくさが目に付き、ページを繰る手にブレーキがかかったのは事実。
しかし、御手洗の超人ぶりはちょっと理想を詰め込みすぎの感がする。
御手洗フリークの期待に応えるべく島田氏はちょっと道を踏み外してはいないだろうか。杞憂であればいいのだが。



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Tetchy
WHOKS60S
No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(3pt)

御手洗潔のメロディの感想

ミステリー要素もあるが、それよりも御手洗潔ファンに贈るファンブック的作品といった感じでしょうか。
御手洗の学生時代の話からスウェーデンで脳科学研究をしている時代の話と多彩。ただ私が求めていたものとは違ったので評価は低めです。

BOY
IM7XWAPW
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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No.20:
(4pt)

とんでもない事件は起きない

短編なので読みやすいが、絶賛するような話は無かった。
ファミレスの便器が壊される話は良かった。
ただ御手洗が人を使いすぎだと思った。
御手洗潔のメロディ (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:御手洗潔のメロディ (講談社ノベルス)より
4061821512
No.19:
(3pt)

うーん

キャラクターを愛するためのライトノベルのように感じてしまった。
御手洗潔のメロディ (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:御手洗潔のメロディ (講談社ノベルス)より
4061821512
No.18:
(3pt)

天才しか解けんよ

島田荘司の本は初めて読んだが、御手洗潔の推理は無理難題で天才しか解けない感ありありではあそうですかというところ。でもまあ読んでしまう。文章は上手いかも。短編が4っつだが、そのうち2つはミステリーではない。御手洗潔に関するこぼれ話という感じで、ちょっと肩透かしかな。
御手洗潔のメロディ (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:御手洗潔のメロディ (講談社ノベルス)より
4061821512
No.17:
(4pt)

とにかく面白いです。

島田荘司さんの御手洗シリーズははまります!
ネットなどで出てますが、シリーズを絶対に順番に読むことを強くお勧めします。面白さ3倍増間違いなし!
御手洗潔のメロディ (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:御手洗潔のメロディ (講談社ノベルス)より
4061821512
No.16:
(3pt)

4話中2話が…。

この本には、4話収録されていますが、そのうち2話はミステリじゃありません。
2話のミステリは、充分面白いのですが、「ミステリが読みたい」と思って買った人は、がっかりするかもしれません。
御手洗潔のメロディ (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:御手洗潔のメロディ (講談社ノベルス)より
4061821512



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