アルカトラズ幻想
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点5.50pt |
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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島田荘司氏のノンシリーズである本書は読者の予断を常に超え、全く想像のつかない展開で物語が進んでいく。 | ||||
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普通に面白いです。ですが、万人に勧められるという本ではないかな・・と思います。新境地に挑戦した意欲作だとは思います。全部で4章からなる作品ですが、それぞれが、まるで違うお話のようで、全く異なるテーマで書かれたかのように見えながら、最後にはばらばらの伏線が一気にまとまっていきます。登場人物の一人だけがかろうじて全体を支えており、読んでいる間は目が点になります。しかも、第二章は小説ですらなく全体が一つの論文です。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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よくこんな話を書けると思う、すごいの一言 | ||||
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島田荘司の『アルカトラズ幻想』を読了した。2012年9月25日リリースである。 この作品は、読んでいて島田荘司の作品を読んでいる、というより、アメリカの現代ミステリー作家が書いている作品を読んでいるような錯覚に何度も陥った。おそらくは意識してそういう書き方をしている気がする。 4つの章から成るこの作品。これも故意に、全く無関係に感じられる話4つを組み合わせ、最後のエピローグでその説明をしているという手法を導入している。とても実験的で、『試してみたい』という気持ちが随所に溢れている。そこに感心した。 おそらくは、もうこの頃は、フツーのカタチで進行するミステリーの書き方に何の面白みも感じていないのだろう。それが良く出ている。 最後に登場する軍艦島には、今年の3月に行ってきたのでイメージが良く湧いて読んでいて楽しかった。語られる内容も、軍艦島のガイドが熱弁を振るって語っていたことと重なった。 おそらくは、アルカトラズにも実際に行き、有名な1962年6月11日、フランク・モリスとアングリン兄弟が監房から消えるという有名な脱獄事件をヒントにしている気がした。と言うのは、1962年の脱獄事件で壁に開けられていた穴と、ベッドに置かれていたダミーの頭が被るからだ。 ミステリーとしてよりも、その実験性の高さに惹かれる一冊だった。 | ||||
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ミステリーとしての筋は通しつつ猟奇殺人、監獄、ファンタジー、回想記と種々の名著からのメタ的な視点を破綻なく統合している、島田荘司級の才能がなければ書けず、許されずの作品だったと思う。 好みは分かれる。私は文句なしに傑作だと感じた。 | ||||
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アノ動機だと死体をわざわざ途中で外に放置する意味ないし、そこに目撃者がいなかった理由も最後まで説明ないし 後半犯人目線だけど、どう考えてもこんな事件起こすバイタリティがある人物としても描けてない | ||||
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最後のどんでん返しを食らったのは初期のドキドキワクワク感を感じさせてくれたが、冒頭の陰惨たる事件は果たして必要だっただのだろうか?という疑問に至る。 研究者としての探求心を満たすためにしても、難攻不落のアルカトラズに投獄する動機にするにしても例として比較するが暗闇坂の人喰いの木やアトポスに比べたら切っ掛けにするには弱い。上下巻での繋がりが薄いのと、一人目の犠牲者との関わりが見えず、後の鍵となる人物と出会った時に驚嘆していたが何故そこまで拘ったのかすら書いていないため腑に落ちない。探求心を満たすためだけなら一人目の犠牲者は単なる女性であり驚くことも少ないと感じた。 | ||||
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