暗闇坂の人喰いの木



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初公開日(参考)1993年02月
分類

長編小説

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暗闇坂の人喰いの木 (講談社文庫)

1994年06月06日 暗闇坂の人喰いの木 (講談社文庫)

さらし首の名所・暗闇坂にそそり立つ樹齢2000年の大楠。この巨木が次々に人間を呑み込んだ? 近寄る人間たちを狂気に駆り立てる大楠の謎とは何か? 信じられぬ怪事件の数々に名探偵・御手洗潔が挑戦する。だが真相に迫る御手洗も恐怖にふるえるほど、事件は凄惨を極めた。本格ミステリーの騎手が全力投球する傑作。(「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点5.89pt

暗闇坂の人喰いの木の総合評価:7.48/10点レビュー 52件。Bランク


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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全9件 1~9 1/1ページ
No.9:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

エンターテイメントとしては傑作、ミステリとしては駄作の評価が難しい作品

「人を殺して喰らう」という噂がある巨大な楠の生える豪邸にて起きた怪死事件に御手洗が挑むという、横溝御大っぽいタイトルの通りオカルトホラーテイストが漂う『御手洗潔シリーズ』第五弾。
このシリーズはまず五作目まで全てカラーの異なる作品というのが凄いですね。

現在進行形の連続殺人事件と平行して戦前から残る人食い楠にまつわる怪死事件の謎に挑み、殺人事件だけでなく暗号解読や、はたまた飛行機に乗って舞台を海外のスコットランドに移すなど、非常にもりだくさんな内容で、分量がかなりありながら中だるみ一切なしの大作です。

真相を解明すればそれで良しとはしない、御手洗の単に変人なだけではない人間的な器の大きさが感じられることや、ヒロインのエレナの魅力などもあり(最初はあまり印象が良くないですが、徐々に奥ゆかしさや健気さが感じられるのがいいですね)
単純に「娯楽作品」としてのストーリーの面白さなら、ホラーテイストに加えてこれまでの同シリーズのいい所取りをしたような作品で、『占星術殺人事件』よりずっと面白いと言ってしまってもいいと思いました。
ただ、トリックの出来ですとか真相のロジックについては粗や不満点が多く、推理小説としては今までの同シリーズで一番出来が悪いと感じました。


▼以下、ネタバレ感想

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マリオネットK
UIU36MHZ
No.8:
(3pt)

著者はこれで満足したのか?

暗闇坂にある巨大な楠がヒトを喰ってしまうのか、どのような論理的推理があるのか興味をそそられました。大掛かりなトリックは期待通りで、ハッとされられました。著者の奇想に拍手です。

一方でガッカリした点もいくつかありました。

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陰気な私は地球を回さない
L1K3MG03
No.7:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

暗闇坂の人喰いの木の感想


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カミーテル
MCFS6K6O
No.6:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

横溝風?

まず題名からして横溝正史へのオマージュという感じだし、ジェイムズ・ペインの地下室は明らかに乱歩のエログロ趣味を意識したもの。この作品を以ってして島田は本格の巨匠として名を残すことに挑戦したのか?
そうだとすればこの一作が未来永劫読み継がれていく名作だとは思わないが、面白かったのは事実。
しかしメインのトリックが大掛かりであればあるほど、陳腐な印象を受けるのが現代の本格である。その一点のみで10点をつけられないのがどうにも勿体無い。

Tetchy
WHOKS60S
No.5:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(3pt)

ミステリーじゃない

島田荘司作品は「北の夕鶴」のような大技の本格や、泡坂妻夫作品のような奇妙な味の凝ったた作品にには、総じて高い得点をつけるのですが、これはいただけません。
多少飛躍していても、ちゃんとロジックで解決されないことにはミステリーじゃない。
謎の提示はすばらしく、中盤も氏のストーリーテラーとしての力量でこれだけのページ数を一気に読ませてくれるけど、解決でがっかり。
ホラーとして読むならいいかもしれないけど、そっち系はちょっと苦手なので・・。

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TeppinJP
27KEZ347
No.4:3人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

暗闇坂の人喰いの木の感想

作品全体の世界観や雰囲気は、代表作「占星術殺人事件」を上回るおどろおどろしさがあっていいですね。
中心に不気味な大楠の存在を配置して、次から次へと謎が増えていく。
奇想天外な回収が御大の作品の常なのは覚悟の上だが、最初に明かされた「巨人の家」の謎の解明には唸らされた。
これぞ島田荘司と言える大技トリックに、「これは、これは、期待できる(久々に)」そう思った。


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梁山泊
MTNH2G0O
No.3:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

暗闇坂の人喰いの木の感想

これもトリックが凄かった!女優のレオナも登場して、シリーズに幅が出てきました。

ジャム
RXFFIEA1
No.2:3人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

木は人を食べるのか?

横浜の暗闇坂にある大きな楠。
この楠には「人を食べる」という噂があり、
実際、何者かに食べられたとしか思えないような少女の惨殺死体が楠で発見されたこともある。

その楠がある藤並家で起こった不可解な事件。
一人が屋根の上で死に、一人は重傷。
にわとり失踪事件(?)に
さらにスコットランドでの少女失踪事件もからんできて謎だらけ。

楠は本当に人を食べるのか?
スコットランドの少女は一体どこに?
御手洗は事件を解決できるのか!?


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jack
J1EJ4V2U
No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(5pt)

暗闇坂の人喰いの木の感想

奇想天外、怪奇小説。ボリュームたっぷり。うあーそんなのアリ!?って奇抜な真相もなんか納得して読まされちゃうんだよね。いろいろと凄い。

えんじ
VGV1LYIG
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