朝霧
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点8.00pt |
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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前作『六の宮の姫君』で卒論に芥川龍之介を選んだ<私>は無事書き上げ、学舎を卒業した。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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どこがと言うのが難しいくらい、全体的な構成と筆致の妙である。 陳腐なレビューが拒絶される凄みを感じる作品だ。 社会人になり、「おばさん」になり来し方を鑑みつつ、主人公の 今後の不安や希望、身近な疑問が上手く絡みつつ展開していく。 書評など気にせず、すぐに手に取って読むことをお勧めする。 特に、高校3年生・大学2年生~25歳位の若い人や 壮年から老年を迎える世代などにお薦めしたい良作。 | ||||
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アマゾンで買った本のみレビューしています。物語・作り話が好きなので小説しか読みません。リアリテイー等は関係ありません。事実と違うなどと言ってる人がいますが、なぜ事実じゃないと知っているのでしょうか?学者が書いているから?不思議で仕方がありません。物語では信長は本能寺で死ななくてもいいのです。面白いか面白くないかのみが判断基準です。それではよろしくお願いします。 | ||||
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とにかく「大好き」の一言。 言わずもがなの名作ですが、本当に隅々まで素晴らしい。 読書好きにはたまらない、美しい日本語と丁寧な人物描写。 何度読んでも本当に素晴らしい作品です。 | ||||
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円紫シリーズ。この作品では、「私」は大学を卒業して社会人に なっている。前回の作品とは違って今回の作品には人の死というのは 出てこない。そのことに、ほっとする。「朝霧」の中で語られる 祖父と鈴ちゃんの話は、ちょっと切なかった。また、「山眠る」の 中では父の娘への愛情を強く感じた。どの話もていねいに描かれて いて、読んでいて心地よかった。このシリーズはこれで終わりなの だろうか?とても残念な気がする。今までずっとこのシリーズを 読んできて、謎解きだけではなく「私」の成長も楽しみだった。 できればまたいつの日か、円紫さんと「私」に会えることを願っている。 | ||||
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最初の作品『山眠る』では卒論を完成させ、『走り来るもの』では社会人としての一歩を踏み出すと同時に、姉に子どもが生まれてほんものの”おばさん”になる。『朝霧』では祖父の日記の謎解きをする。今までに比べると、時間のすすみ方が早いですね。それは実生活と同じでしょうか。 これまでの作品と同様、なぞが解けたからといって、かならずしも”すっきり”するわけではありません。知ったからこそ、そこに人の悪意というか毒のようなものを見て悲しく切ない思いになる『私』。ただ、これまでと違うのは、多少なりとも社会人としての経験が彼女を強くしているような気がします。優しい女性だから、その出来事からいろいろ感じることがあるのでしょうが、これまでのように大きくショックを受けるというのではなく、そうか、大人になるとこんなことがあるのか、というように少し冷静に受け止められるようになったのではないのかと思います。それはきっと、円紫師匠の優しさにふれることで、彼女が成長してきた証拠ではないでしょうか。大人の世界にはいいことばかりじゃなくて、悪いこと、気分の良くない出来事もたくさんある。だけど、世の中捨てたもんじゃないでしょう?と『私』をいつも優しく見守ってくれる大人の優しさ。『私』がついつい円紫師匠を頼りたくなってしまう気持ちはよくわかります。 この先、『私』は社会人として、どんな風に成長していくんだろう。いつか、円紫師匠から卒業する日がくるんだろうか。先がますます楽しみです。『私』がいい歳になるまで続けてもらいたいなあ。 | ||||
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