玻璃の天
- ベッキーさんシリーズ<2作目> (1)
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注文履歴に「配送状況が分からない」と表示されていますが、商品は受領済みです。表示通りのきれいな本が届きました。版元にも在庫がない本なので頼んで正解でした。 ありがとうございました。 | ||||
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「街の灯」に続くベッキーさんシリーズ2冊目。1冊目でなんという美しい物語だろうと思いファンになりました。 富裕な家庭で、進んだ考えを持つ父と優しい母、おっとりした兄という恵まれた家族の中で育ち、学習院に通うお嬢様花村英子。そして当時はまだめずらしかった女性の運転手ベッキーさんこと別宮みつ子を中心とする連作集です。 皇族や華族が混じる昭和初期の上流社会の様子が美しいです。時代考証がしっかりしているので安心して読め、時代のレトロな雰囲気を楽しむことができます。それでも上流には上流の苦労や不自由さがあったこともわかります。 一見、絵空事の世界に見えながら、軍部の力がだんだんと増してゆく様や右翼化していく世相が背後にちらほらと伺われます。 「幻の橋」「想夫恋」「玻璃の天」の3作が収められていますが、2つ目の「想夫恋」だけがちょっといまひとつでした。英子の同級生で公家華族の綾乃さん、彼女との本を介した交流を楽しみながら読んでいたら、いきなり後半になって駆け落ちの話になるのが唐突で違和感がありました。 英子はまだまだ世間知らずながら、しっかりと自分で考える力を持ち、状況に臆せず立ち向かえる強さがあるのがいいですね。このシリーズあと1冊で終わってしまうようで読み終わるのが今からとても残念です。さらに続編を期待したいです。 | ||||
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ベッキーさんシリーズ第2巻です。お嬢様とその運転手の昭和初期を舞台にしたミステリーです。 連作短編になっていますが、第1巻から読んだ方がより楽しめると思います。 前作「街の灯」が素晴らしかったので、期待して読みましたが、古典や漢文からの引用が私には難しかったです。 ミステリーとしても難しく、特にこの2巻の2番目の話が、暗号の意味がさっぱり分かりませんでした。 ただ、登場人物が暗い時代に入ろうとする中、前を向いて生きようとする姿には心打たれるものがあります。 | ||||
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「ベッキーさん」シリーズの第二弾で、「幻の橋」「想夫恋」「玻璃の天」の 三つの短編で構成されている。 宝塚の男役を思わせる颯爽としたベッキーさんは、まだ謎の部分を多く 抱えた女性だ。この作品ではベッキーさんと桐原大尉、そして、私こと 花村英子と若月少尉との間に恋らしきものが芽生えてくる。 「幻の橋」は絵画消失事件の謎を解き、「想夫連」では失踪した友人を探し、 「玻璃の天」ではステンドグラスの天窓から転落し、命を落とした思想家の 死の謎に挑むもので、三編を読み進むうち、ベッキーさんの隠れていた 素顔が次第に明らかとなってくる。 今回も帝都のホームズとワトソンの活躍が楽しみだ。 | ||||
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何事が起ころうとも、うまい具合に落ちつくトコに落ち着くんだろうな、という安心感があるので終始穏やかに上品な語り口を楽しみました。 「何物?」の種明かしもされたんで、続巻では「事件後どういう経緯で今に至ったか」も書いてくれてるのかな?の期待感。 | ||||
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