(短編集)

お文の影(ばんば憑き)



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初公開日(参考)2011年03月
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ばんば憑き

2011年03月01日 ばんば憑き

湯治旅の帰途、若夫婦が雨で足止めになった老女との相部屋を引き受けた。不機嫌な若妻をよそに、世話を焼く婿養子の夫に老女が語り出したのは、五十年前の忌まわしい出来事だった…。表題作「ばんば憑き」のほか、『日暮らし』の政五郎親分とおでこが謎を解き明かす「お文の影」、『あんじゅう』の青野利一郎と悪童三人組が奮闘する「討債鬼」など、宮部みゆきの江戸物を縦断する傑作全六編。 (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点10.00pt

お文の影(ばんば憑き)の総合評価:6.20/10点レビュー 90件。Aランク


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全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(10pt)

お文の影(ばんば憑き)の感想

全六編の歴史物短編集です。
「坊主の壺」「お文の影」「博打眼」「討債鬼」「ばんば憑き」「野槌の墓」の六編です。
書籍版の題は「ばんば憑き」ですが、文庫版の題は「お文の影」になります。
江戸人情話であり、妖による不思議談でもあります。
ミステリ色は薄いですが、全話上質で面白いです。
歴史物ですが読みやすく、単純な勧善懲悪にせず一捻りされています。
怪談ですが、恐い話や妖が退治される話ばかりではありません。
妖自体が勿論悪いものもありますが、性根の良いものや、生まれが哀しいものもいます。
妖よりも、その背景にある人間の業や欲、それに頼らざるを得ない無慈悲な実情の方が恐く辛いです。
そうした深みを、くどさを感じさせることなく読ませてくれます。

また、本作は「ぼんくら」シリーズと「三島屋」シリーズのスピンオフでもあります。
「お文の影」は「ぼんくら」シリーズの政五郎親分とおでこが活躍します。
「討債鬼」では「三島屋」シリーズの青木利一郎、悪童三人組、行然坊が活躍します。
私は「ぼんくら」「おそろし」「あんじゅう」しか読んでいません。
それらを読んだところ、本作はどちらかというと「三島屋」シリーズ寄りの雰囲気だと思います。
「ぼんくら」シリーズはあくまで人の業や欲に因るイメージで、「三島屋」シリーズの方が妖の存在感があるイメージなので。
スピンオフとしても、政五郎親分は主役として一つ事件を解決するのに対し、利一郎の方は主役なだけでなく、ある程度過去が判明するなど盛り沢山です。
とはいえ、二作を知らなければ本作を読めないわけではありません。
二作を未読でもまったく問題ないです。

個人的には「坊主の壺」が一番好きな作品ですが、他の方々の感想を見ると好きな作品はバラけているようです。
それだけ、どの話も上質なのだと思います。
宮部みゆき氏の歴史物が好きな方は勿論、歴史初心者の方も楽しめる一冊だと思います。

あんみつ
QVSFG7MB
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.89:
(5pt)

好感

ただ、ただ、面白い
お文の影 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:お文の影 (角川文庫)より
404101333X
No.88:
(2pt)

ばんば憑き 同様

失敗でした。残念。
お文の影 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:お文の影 (角川文庫)より
404101333X
No.87:
(3pt)

同じ内容で表題違いは…。

レビューを詳細に確認しない私のミスでは有りますが説明文に片方づつの表題内容を綴られては読みふける目的で買い漁る私のような愚か者には落とし穴でした。そこが残念
ばんば憑きAmazon書評・レビュー:ばんば憑きより
4048741756
No.86:
(4pt)

短編集なのに中篇集

冒頭の「坊主の壺」と最後の「野槌の墓」が秀逸。
坊主の壺は疫病の流行とそれから身を護る霊力のある不思議な力をテーマにしたもの、
コロナ禍の今、不思議と病気にならない人がいたら一読の興があります。
「野槌の墓」は化け猫と付喪神をテーマにしたもの、
こちらは猫好きな方ならほろっと来るような話です。ちょっと泣かせます。
お文の影 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:お文の影 (角川文庫)より
404101333X
No.85:
(3pt)

人生いろいろ

みんな、色々あってそれでも頑張って生きているんだな、としみじみ実感します
お文の影 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:お文の影 (角川文庫)より
404101333X



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