誰か Somebody
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点5.60pt |
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宮部さんというのは人の心の機微をなんて上手く描き出す方なのでしょう。謎ときや衝撃的な出来事以上に、語られる主人公、杉山の心の動きや彼の心情分析が、ど真ん中過ぎて、まるで共鳴しているかのような心持ちで読みました。特にこの逆玉主人公の性格は一般市民以上に庶民的でストレートでした。 | ||||
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非常に淡々としており、事件もインパクトがなく、これってミステリーなのか?と思いながら読み進めた。 | ||||
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杉村三郎シリーズとして知られる一連の作品の第一弾。文庫本の表4にある「心揺るがすミステリー」を期待して読むと、多くの読者は裏切られることだろう。ただ、その前文の「稀代のストーリーテラーが丁寧に紡ぎだした」の部分は当てはまっており、十分に読み応えのある人情話になっている。 | ||||
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序盤から中盤までは淡々と進み退屈。終盤唐突な展開で盛り上げるが、最後は酷いことになり気分が悪かった。登場人物に感情移入出来ず、気に入らない作品。おススメは致しません。 | ||||
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実は名もなき毒から先に読んでしまい、慌てて購入。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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新品との記載をみて購入しましたが、写真のように帯も表紙も擦れたり折れたりしていました。 | ||||
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宮部みゆきの作品は映画やドラマなどで楽しませてもらっている。 結末を知らない話が読みたかったのでこれを選んだが、ちょっと後悔。 人物像、昭和レトロの建物など、まるで映像で見てるかのように丁寧に描写してあり、結末が読めないところは自分好みでワクワクしながら読み進んだが、、、 犯人捜しが主題ではないというのはわかる、姉妹の関係性も納得、しかし、特に丁寧に描かれた主人公の人物像の必然性がわからなかった。 主人公の微妙な立ち位置と憂鬱が、しばしの探偵業務とその帰結によってどう変わったのか、もしくは変わらなかったとしたらどう納得したのか、蒔くだけ蒔いた伏線(主人公があの環境ではならない必然性)が何も回収されていないと感じた。 つまり、主人公はたとえば家政婦だったとしても成立したと思えた(彼に白羽の矢が立った出版社勤めという設定さえも何とかなる)のが残念である。 | ||||
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ミステリと思って読むと、展開は遅く感じるかもしれないが、作者は人間の細かな心情の動きも描きたかったのだろう。ミステリになれた自分には伏線が次々とわかる感じであったが、小説にミステリが入ってると思えばスピード感はちょうどいいのではないか。 | ||||
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「持たざるもの」からの激しい嫉妬、理解されない自分の立場、一番安らげる家族の中においても「本音が出せない苦しさ」。 これらが杉村三郎の心に「毒」として少しずつ残っていく。 人の心を踏みにじってまで、感情を優先させてしまう人間の愚かさを描きたかったのだろう。 その愚かさを暴いた杉村自身も(深層心理では)深い傷を負ってしまう。 それらを踏まえたラスト、杉村の母親の言葉が印象的で考えさせられた。 | ||||
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宮部みゆきさんらしい、丁寧に細かく書き込まれた人間模様で読ませる作品。きっかけとなった現代の事件は、小学生による自転車轢き逃げ事件で、特にひねりもなく、アッサリ解決するのだが、この事件の犯人捜しによって、被害者の過去に起こった事件がクローズアップされ、どんどん謎が深まる描き方。残された被害者の2人の姉妹が、対照的なキャラをしており、それが過去の事件に起因しているらしい事が判明すると、なるほど、と混迷に光が差した感じ。展開が遅く長い話を、じっくりと読ませるのは、さすがの筆力である。スリリングで飽かずに読まされ、この姉妹を含めた人間模様を深く考えさせられた。又、探偵役の杉村三郎は、大富豪の娘と結婚した、逆玉キャラで、愛妻家で子煩悩と言う、平凡な男。彼の妻や娘のエピソードは、事件と関係はないが、緊張感をほぐす、恰好のスパイスとして、利いている。 ただ、事件が解決した後の、最終盤、この姉妹と婚約者を巡るトラブルは、味が悪かった。作者なりに必然性はあるのだろうが、個人的には波風立てずに終わって欲しかった。 | ||||
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