誰か Somebody



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←非ミステリ

ミステリ→

↑現実的

↓幻想的

初公開日(参考)2003年11月
分類

長編小説

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誰か―Somebody (文春文庫)

2007年12月06日 誰か―Somebody (文春文庫)

今多コンツェルン広報室の杉村三郎は、事故死した同社の運転手・梶田信夫の娘たちの相談を受ける。亡き父について本を書きたいという彼女らの思いにほだされ、一見普通な梶田の人生をたどり始めた三郎の前に、意外な情景が広がり始める―。稀代のストーリーテラーが丁寧に紡ぎだした、心揺るがすミステリー。 (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点5.60pt

誰か Somebodyの総合評価:6.86/10点レビュー 175件。Cランク


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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全5件 1~5 1/1ページ
No.5:
(8pt)

誰か Somebodyの感想

宮部さんというのは人の心の機微をなんて上手く描き出す方なのでしょう。謎ときや衝撃的な出来事以上に、語られる主人公、杉山の心の動きや彼の心情分析が、ど真ん中過ぎて、まるで共鳴しているかのような心持ちで読みました。特にこの逆玉主人公の性格は一般市民以上に庶民的でストレートでした。
自分が一般的な感覚の持ち主であることを確認できると、安心できるものですに。

はつえ
L7BVQMDY
No.4:
(4pt)

誰か Somebodyの感想

非常に淡々としており、事件もインパクトがなく、これってミステリーなのか?と思いながら読み進めた。
たしかに、主人公が、いろいろな人を訪れて、犯人を追っていくというパターンではあるのだろうが

mick
M6JVTZ3L
No.3:
(6pt)

ミステリーとしては5、人情話で7

杉村三郎シリーズとして知られる一連の作品の第一弾。文庫本の表4にある「心揺るがすミステリー」を期待して読むと、多くの読者は裏切られることだろう。ただ、その前文の「稀代のストーリーテラーが丁寧に紡ぎだした」の部分は当てはまっており、十分に読み応えのある人情話になっている。
主人公は、大コンツェルン会長の娘婿で、同コンツェルン広報室に勤務するサラリーマン編集者・杉村三郎。会長専属の運転手が自転車に撥ねられて死亡し、犯人は逃走。運転手の娘二人の「事件の犯人を追求する目的で父の半生記を出版したい」という要望をかなえるために、会長が杉村に協力を指示するところから物語がスタート。杉村は犯人は誰かという謎と、運転手の秘められた過去という、いわば2つの謎の解明に取り組んで行く。経験がある私立探偵ではなく、ましてや捜査関係者でもない杉村はさまざまな人々の善意に助けられながら、徐々に事件の背景を明らかにし、真相にたどり着いたときには、ひとりでは抱えきれないほどの重荷を背負うことになる。
運転手を撥ねて死亡させた犯人探しはミステリーとしては出来が悪く、引き付けるものは何もない。運転手の隠された過去の方がミステリー要素が強いが、こちらも純粋なミステリーとして読むといまいち。それより、作者の重点は平凡に見える人々が背負っているものの多様さと、それが互いに影響し合って生じる「生きることの喜び、悲しみ、難しさ」を描き出すことにあるようで、その点では非常に良くできている。登場人物がみんな生きていることで、さほど面白くもないストーリーも最後まで読むことが出来た。

iisan
927253Y1
No.2:
(4pt)

誰かの感想

序盤から中盤までは淡々と進み退屈。終盤唐突な展開で盛り上げるが、最後は酷いことになり気分が悪かった。登場人物に感情移入出来ず、気に入らない作品。おススメは致しません。

なおひろ
R1UV05YV
No.1:
(6pt)

誰かの感想

実は名もなき毒から先に読んでしまい、慌てて購入。
逆順読みでも、問題なく読めた。
ただ、名もなきのほうがインパクトがある分、順番どおりがベターだ。

塞翁
6AR0FFJN
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.170:
(1pt)

残念

新品との記載をみて購入しましたが、写真のように帯も表紙も擦れたり折れたりしていました。
誰か ----SomebodyAmazon書評・レビュー:誰か ----Somebodyより
4408534498
No.169:
(3pt)

伏線回収なし

宮部みゆきの作品は映画やドラマなどで楽しませてもらっている。
結末を知らない話が読みたかったのでこれを選んだが、ちょっと後悔。
人物像、昭和レトロの建物など、まるで映像で見てるかのように丁寧に描写してあり、結末が読めないところは自分好みでワクワクしながら読み進んだが、、、
犯人捜しが主題ではないというのはわかる、姉妹の関係性も納得、しかし、特に丁寧に描かれた主人公の人物像の必然性がわからなかった。
主人公の微妙な立ち位置と憂鬱が、しばしの探偵業務とその帰結によってどう変わったのか、もしくは変わらなかったとしたらどう納得したのか、蒔くだけ蒔いた伏線(主人公があの環境ではならない必然性)が何も回収されていないと感じた。
つまり、主人公はたとえば家政婦だったとしても成立したと思えた(彼に白羽の矢が立った出版社勤めという設定さえも何とかなる)のが残念である。
誰か―Somebody (文春文庫)Amazon書評・レビュー:誰か―Somebody (文春文庫)より
4167549069
No.168:
(4pt)

小説にミステリ要素のある作品

ミステリと思って読むと、展開は遅く感じるかもしれないが、作者は人間の細かな心情の動きも描きたかったのだろう。ミステリになれた自分には伏線が次々とわかる感じであったが、小説にミステリが入ってると思えばスピード感はちょうどいいのではないか。
誰か―Somebody (文春文庫)Amazon書評・レビュー:誰か―Somebody (文春文庫)より
4167549069
No.167:
(5pt)

裏のテーマが深い。

「持たざるもの」からの激しい嫉妬、理解されない自分の立場、一番安らげる家族の中においても「本音が出せない苦しさ」。

これらが杉村三郎の心に「毒」として少しずつ残っていく。

人の心を踏みにじってまで、感情を優先させてしまう人間の愚かさを描きたかったのだろう。

その愚かさを暴いた杉村自身も(深層心理では)深い傷を負ってしまう。

それらを踏まえたラスト、杉村の母親の言葉が印象的で考えさせられた。
誰か ----SomebodyAmazon書評・レビュー:誰か ----Somebodyより
4408534498
No.166:
(4pt)

丁寧に細かく書き込まれた人間模様で読ませる作品。

宮部みゆきさんらしい、丁寧に細かく書き込まれた人間模様で読ませる作品。きっかけとなった現代の事件は、小学生による自転車轢き逃げ事件で、特にひねりもなく、アッサリ解決するのだが、この事件の犯人捜しによって、被害者の過去に起こった事件がクローズアップされ、どんどん謎が深まる描き方。残された被害者の2人の姉妹が、対照的なキャラをしており、それが過去の事件に起因しているらしい事が判明すると、なるほど、と混迷に光が差した感じ。展開が遅く長い話を、じっくりと読ませるのは、さすがの筆力である。スリリングで飽かずに読まされ、この姉妹を含めた人間模様を深く考えさせられた。又、探偵役の杉村三郎は、大富豪の娘と結婚した、逆玉キャラで、愛妻家で子煩悩と言う、平凡な男。彼の妻や娘のエピソードは、事件と関係はないが、緊張感をほぐす、恰好のスパイスとして、利いている。

  ただ、事件が解決した後の、最終盤、この姉妹と婚約者を巡るトラブルは、味が悪かった。作者なりに必然性はあるのだろうが、個人的には波風立てずに終わって欲しかった。
誰か―Somebody (文春文庫)Amazon書評・レビュー:誰か―Somebody (文春文庫)より
4167549069



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