クロスファイア



※タグの編集はログイン後行えます

※以下のグループに登録されています。


【この小説が収録されている参考書籍】
オスダメ平均点

7.25pt (10max) / 4件

6.84pt (10max) / 37件

Amazon平均点

4.15pt ( 5max) / 118件

楽天平均点

4.50pt ( 5max) / 18件

みんなの オススメpt
  自由に投票してください!!
11pt
サイト内ランク []B総合:1543位
ミステリ成分 []
  この作品はミステリ?
  自由に投票してください!!

3.33pt

66.67pt

6.67pt

59.33pt

←非ミステリ

ミステリ→

↑現実的

↓幻想的

初公開日(参考)1998年10月
分類

長編小説

閲覧回数8,412回
お気に入りにされた回数2
読書済みに登録された回数96

■このページのURL

■報告関係
※気になる点がありましたらお知らせください。

クロスファイア(上) (光文社文庫)

2002年09月10日 クロスファイア(上) (光文社文庫)

四人の若者が廃工場に瀕死の男を運び込んできた。その男を“始末”するために。目撃した青木淳子は、力―念力放火能力を放ち、三人の若者を炎上させる。しかし、残る一人の若者は逃走。淳子は、息絶えた男に誓う。「必ず、仇はとってあげるからね」一方、現場を訪れた石津ちか子刑事は、不可解な焼殺の手口から、ある事件を思い出していた!話題の超傑作、ついに登場。 (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.25pt

クロスファイアの総合評価:8.27/10点レビュー 122件。Bランク


■スポンサードリンク


サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
全4件 1~4 1/1ページ
No.4:
(10pt)

クロスファイアを読む前に「燔祭」読むべし!

〜まず最初に、クロスファイアを楽しむためには
「燔祭」(はんさい)という作品を読んでください。
(鳩笛草という短編集に収録)
読まないとその楽しさが半減します。
「燔祭」を読まない=バックトゥーザフューチャーを2から観るのと同じです(笑)〜

クロスファイアは上下巻に別れ、合計で700ページにも及ぶ長編ですが、そのボリュームに見合うストーリー展開と結末に大満足。

前作とのつながりが多く、まさか前作のあの場面が今作の重要な手がかりになるなんて…!

時間軸は「燔祭」の終わりから数年後。
「燔祭」の主人公【多田一樹】も登場しますよ。
全部読むのがオススメです。

▼以下、ネタバレ感想

※ネタバレの感想はログイン後閲覧できます。[]ログインはこちら

ぷぅちゃん
76W3CGEW
No.3:
(6pt)

クロスファイアの感想

スリリングな展開の中人物描写が非常によく描かれているので、長いですが楽しく読めました。
鳩笛草を読んでいれば違った感想になったかもしれませんが、勉強不足で先にこちらを読んでしまいました。
あとがき読んで失敗に気づきました…。
それでも十分に楽しめただけに少しもったいなかったです。

歌舞伎蝶
LMC3R9P9
No.2:
(8pt)

クロスファイアの感想

宮部さんの超常現象モノは自分に合っているのかもしれない。


▼以下、ネタバレ感想

※ネタバレの感想はログイン後閲覧できます。[]ログインはこちら

梁山泊
MTNH2G0O
No.1:
(5pt)

クロスファイアの感想

超能力を持つ主人公が織り成す物語。サイコな激情や葛藤の描写など、ただの作品で終わらないところはさすが宮部さん。ただ、少し話が長いのでしょうか。中弛みを感じてしまうシーンもありました。

Rockin' Blood
8Z2BAJ7A
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.118:
(5pt)

警察って何?市会議の息子が酷い事 ※これは、空想話です。

これを現実に起きたら大変だ。
これを思い出した瞬間
後ろから自転車で突っ込んで来る。ラーメン屋の男を思い出す。
後ろを向けば、ムッとした顔、、、怪我が無かったので無視。
この様な嫌がらせ行為は、弁償して金を払って欲しい思い。
嫌な思い出を忘れる作品

作品の内容、、、主人公の女性が最後に民間人の守ろうして、警察官に銃で撃たれる。
銃で撃った警察官は、炎に包まれて他界
クロスファイア〈上〉 (カッパ・ノベルス)Amazon書評・レビュー:クロスファイア〈上〉 (カッパ・ノベルス)より
4334073131
No.117:
(4pt)

テーマは面白いが

「10日に一回くらいしか帰宅しない」はずのちか子の夫が帰ってきたときに驚く素振りもなかったり、テーマは面白いが作者が全体を把握しきれていないのでは?という印象を受ける。
クロスファイア〈上〉 (カッパ・ノベルス)Amazon書評・レビュー:クロスファイア〈上〉 (カッパ・ノベルス)より
4334073131
No.116:
(4pt)

ジュブナイル向けの設定を、大人の鑑賞に足るエンタメ作に仕上げた作品

上巻を読み終えた時点で、モヤモヤした消化不良感を覚えていたが、やはり良識派宮部みゆきの作品だな、と納得がいった。

  この作品、設定が思い切りジュブナイル向け。警察では対処出来ない極悪人に、超能力で正義の鉄槌を下す、スーパーヒロイン。そんな超能力者を集めた、謎の秘密組織。組織で出会った男性との、生まれて初めての恋の行方は? と書いていて恥ずかしくなりそうなストーリーで、宮部みゆきの手掛ける作品とは思えない。

  ところが、宮部みゆきの豪腕は、この設定で大人の鑑賞に足るエンタメ作を、無理矢理仕上げてしまうのだから驚いた。子供向けなら問題なくても、大人が読んだら突っ込まれそうな箇所を、周到に書き込んでフォローしているので、分量が増える。例えば、自分と同じ能力を持つ少女を、組織で引き取って教育しようとしたヒロイン。そりゃあないよ、と思ったら、クライマックスの後日談で説明されており納得した。

  クライマックスは、迫力十分で感動的に描かれており、なかなかの出来栄え。リアリティーの希薄な秘密組織の存在など、マイナス要素は多いが、それでもこれだけの作品に仕上げてしまう宮部みゆきに脱帽である。
クロスファイア (下) (カッパ・ノベルス)Amazon書評・レビュー:クロスファイア (下) (カッパ・ノベルス)より
433407314X
No.115:
(3pt)

面白いが、主人公に好感が持てなかった。

エンタメ作として面白いのは確か。法の目をかいくぐり、のうのうと生きている極悪非道な悪人達に、天誅を加える爽快感が味わえるし、石津刑事を始め、キャラも生きていると思う。
  しかしながら、上巻を読んだ段階では、かなりモヤモヤが残ってしまった。まず肝心の主人公のキャラが一番定かでなく、感情移入し肩入れして読む事が出来ない。そのため、彼女自体がかなり極悪非道で、勝手に私刑を加える危険人物のように感じてしまった。まだ謎の組織? との関係など書かれておらず、彼女の事が判明するに従って、好感を持てるのではないかと思っているが。
  下巻に期待。
クロスファイア〈上〉 (カッパ・ノベルス)Amazon書評・レビュー:クロスファイア〈上〉 (カッパ・ノベルス)より
4334073131
No.114:
(3pt)

正義とは、裁きとは何かを考えさせられる

主人公格の青木淳子は、念力放火能力。念じるだけで、あらゆる物体。鋼鉄をも溶かすほどの炎を発生されることができる能力の持ち主である。彼女はかつて、自分の能力を使って、凶悪で残忍な犯罪者でありながら、未成年であるというだけで罪をまぬがれている人間たちを「処刑」したことがあった。本書のなかでは、少年グループによる凶悪犯罪の現場を、淳子が偶然に目撃するところから始まる。そのグループにひとりの女性が拉致されていることを知った淳子は、少年グループの追跡と「処刑」を開始するが、もう少しというところで、その女性は射殺されてしまう。そして、失意にくれる淳子のもとに、「ガーディアン」と名乗る組織から電話がかかってくる……。

なにより、本書に出てくる登場人物たちが魅力的だ。主人公格の淳子はもちろんだが、他にも、子育てを終えた中年女性を、そのまま刑事にした感じの石津ちか子が、意外にも鋭い観察眼で真相を見抜いていく様子や、

幼い頃に弟を念力放火能力で焼き殺された牧原刑事や、人を思いのままに操ることができる能力を持つ木戸浩一、また淳子と同じ能力を持ちながら、それをコントロールできずにいる倉田かおりの存在など、どの登場人

物をとってみても、ひとくせもふたくせもあり、それに著者の巧みな文章力がまじりあって、確かに物語のなかで息づいているのを感じることができるのだ。
 そして、強力な力を持つ自分の存在に疑問を覚えながらも殺人をつづける淳子と、それを追うちか子と牧原のふたり。このふたつの線が、どこで交差することになるのか、というストーリー展開は、その結末がだいた

い予想できたとしても、やはり読者を引きつけてしまう。そういう意味で言うなら、宮部みゆきは確かに、すばらしいストーリーテラーであると言えよう。

だが、それにも増して重要なのは、本書が超能力という、およそSF的な要素を扱いながらも、その真のテーマは、人を殺して何とも思わない、世の中で増加している凶悪犯罪に向けられている。という点だ。淳子は、そういったどうしようもない悪人が確かに存在すると主張する木戸浩一のことばを認めつつ、それでもこんな疑問に悩まされつづける。
クロスファイア〈上〉 (カッパ・ノベルス)Amazon書評・レビュー:クロスファイア〈上〉 (カッパ・ノベルス)より
4334073131



その他、Amazon書評・レビューが 118件あります。
Amazon書評・レビューを見る     


スポンサードリンク