昨日がなければ明日もない
※以下のグループに登録されています。
【この小説が収録されている参考書籍】 |
■報告関係 ※気になる点がありましたらお知らせください。 |
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点7.50pt |
■スポンサードリンク
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
とにかく切ないです。人間は性善、性悪、どちらもある…。そんな記述がありました。そうですね、性善人がその善ゆえに性悪人に振り回され、人生を破壊されてしまっている現実は、目に見えないだけで、社会に蔓延っているのだと、突きつけられた気がします。私たちは薄氷のような人生を「運」に左右されながら、歩み続けているのですね。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
杉村三郎シリーズの第5弾。2017年から18年に雑誌掲載された3作品を加筆改稿した中編集である。 | ||||
| ||||
|
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
シリーズ5冊目、3つの作品が収められています。最初の「絶対零度」は200ページ超、「華燭」は100ページ、「昨日がなければ明日もない」は135ページなので短編というにはちょっと長い、中編集でしょうか。どれもさすが宮部さんというべき秀作でした。 「絶対零度」・・娘が自殺未遂をしたのに婿が会わせてくれない、本当に娘は無事なのかという母親の依頼。その陰で起きていた犯罪は、過去に似たような事件が現実にもありましたね。傲慢で専制的、根っからの性悪なこんな人間に関わってしまったら本当に悲劇です。 「華燭」・・姉を裏切り不幸にした妹、そのことをどうあっても許せない姉。けれど妹は結局幸せになれず姉に対する対抗心と罪悪感を抱え続けている。そのことが姉妹の娘たちの人生にまで影響を及ぼしていく様。つくづく人間というのは厄介な生き物だと思い知らされます。 「昨日がなければ明日もない」・・支離滅裂で金に汚く癇癪持ち、男にだらしなくて自己中心でどうしょうもない女性に振り回される家族、ご近所、その娘の学校関係者たち。道路族なんかもそうだと思いますが、最近こういう人の話をよく聞く気がします。困り果てた周囲が取った解決策とは・・なんともやるせない結末です。 杉村が間借りしている大家さん一家のユーモラスな人間描写から始まるので、どこかほのぼのとした雰囲気でスタートします。 が、そのつもりで読んでいくとどのお話もかなり凄まじい展開に。そのギャップがすごいです。 そのせいか後味悪いという評価が多いようですね。宮部さんファンは心温まるほのぼのムードが好きな方が多いのかもしれません。自分のように暗黒の北欧ミステリやサイコなサスペンスなどをよく読んでいると嫌悪感まではいかず、よくこうも意表を突くひねったストーリーを考え出したなと感心しました。 そんな重い雰囲気の中、いつもと変わらずピュアで飄々とした杉村の清涼感が救いになっています。 ただ、短編になった「希望荘」以降、やや小粒になってしまった感は否めません。最初の長編3冊のような重厚な作品をまた期待します。 それから、小泉孝太郎さんができるうちにぜ続きもぜひドラマ化していただきたいです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
コンデション良く、何も問題ありませんでした。ありがとうございます。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
宮部みゆきさんらしい安定した面白さでした 杉村探偵の堅実な軽快さ 犯人や被害者の人生の重さ 考えさせられました | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
本がきれいな形で届きました | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
迅速にキレイに届きました | ||||
| ||||
|
その他、Amazon書評・レビューが 94件あります。
Amazon書評・レビューを見る
■スポンサードリンク
|
|