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(短編集)
昨日がなければ明日もない
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昨日がなければ明日もないの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.24pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全94件 1~20 1/5ページ
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シリーズ5冊目、3つの作品が収められています。最初の「絶対零度」は200ページ超、「華燭」は100ページ、「昨日がなければ明日もない」は135ページなので短編というにはちょっと長い、中編集でしょうか。どれもさすが宮部さんというべき秀作でした。 「絶対零度」・・娘が自殺未遂をしたのに婿が会わせてくれない、本当に娘は無事なのかという母親の依頼。その陰で起きていた犯罪は、過去に似たような事件が現実にもありましたね。傲慢で専制的、根っからの性悪なこんな人間に関わってしまったら本当に悲劇です。 「華燭」・・姉を裏切り不幸にした妹、そのことをどうあっても許せない姉。けれど妹は結局幸せになれず姉に対する対抗心と罪悪感を抱え続けている。そのことが姉妹の娘たちの人生にまで影響を及ぼしていく様。つくづく人間というのは厄介な生き物だと思い知らされます。 「昨日がなければ明日もない」・・支離滅裂で金に汚く癇癪持ち、男にだらしなくて自己中心でどうしょうもない女性に振り回される家族、ご近所、その娘の学校関係者たち。道路族なんかもそうだと思いますが、最近こういう人の話をよく聞く気がします。困り果てた周囲が取った解決策とは・・なんともやるせない結末です。 杉村が間借りしている大家さん一家のユーモラスな人間描写から始まるので、どこかほのぼのとした雰囲気でスタートします。 が、そのつもりで読んでいくとどのお話もかなり凄まじい展開に。そのギャップがすごいです。 そのせいか後味悪いという評価が多いようですね。宮部さんファンは心温まるほのぼのムードが好きな方が多いのかもしれません。自分のように暗黒の北欧ミステリやサイコなサスペンスなどをよく読んでいると嫌悪感まではいかず、よくこうも意表を突くひねったストーリーを考え出したなと感心しました。 そんな重い雰囲気の中、いつもと変わらずピュアで飄々とした杉村の清涼感が救いになっています。 ただ、短編になった「希望荘」以降、やや小粒になってしまった感は否めません。最初の長編3冊のような重厚な作品をまた期待します。 それから、小泉孝太郎さんができるうちにぜ続きもぜひドラマ化していただきたいです。 | ||||
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コンデション良く、何も問題ありませんでした。ありがとうございます。 | ||||
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宮部みゆきさんらしい安定した面白さでした 杉村探偵の堅実な軽快さ 犯人や被害者の人生の重さ 考えさせられました | ||||
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本がきれいな形で届きました | ||||
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迅速にキレイに届きました | ||||
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私立探偵になった理由が衝撃的なので、普通の探偵物としては読めない。実際杉村は、探偵として優秀なわけでなく、無理解な依頼人に振り回される、損な役回りが多い。が、職務に忠実で、悲惨な事件にもめげず、最後まで見届ける粘り強さ、そして依頼人のための行動を厭わない、人の良さを持っている。 今作も、そんな杉村らしさが、遺憾なく発揮された作品集だった。奥さんと離婚し、愛娘とわずかな交流をするのが楽しみな、40代独身男。身勝手な女たちに振り回される、杉村の哀愁が見え隠れする、味わい深いハードボイルドだ。 | ||||
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どうするのが良かったのか⁈意見を交換したいくらい考えさせられる作品でした。ただのサスペンスではなくて、本当に起こりそうなお話にドキドキしながら読みました♪ | ||||
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面白かった | ||||
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宮部みゆきさんの作品は安定して面白いのがいいですね。 | ||||
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杉村三郎シリーズ面白いです。 | ||||
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1と3の読後感が悪すぎる……現代社会や人間の邪悪さを切り取るのに長けた作者だけにシャレにならない。 裕福な地主さんと主人公あるいは人生をリタイアした中高年読者なら、迷惑な肉親や知人に人生を壊される人たちの不幸を無邪気に俯瞰できるかもしれませんが。現実社会で、東日本大震災と新型コロナ、日常生活でモンスター親やモンスター顧客、パワハラセクハラと対峙して心が疲弊しきっている現役世代にとっては、わざわざ身近な迷惑な人達を想起させるこのシリーズは読む気が失せます。もうこのシリーズは買わないと思います。 | ||||
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頼んで直ぐに届きました。中古品を買ったのに新品の様に綺麗な文庫本です。 ありがとうございます。 早速、一気読み。個人的な感想ですが、面白かった。 今回の作品は登場人物が多いので二度読み。 特に表題の「昨日がなければ明日もない」は中途半端感があるけど考察しながら読んだので普段使わないアタマをフル回転。 | ||||
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決して大きい事件はないですが、杉村三郎が離婚後に新たな出会いや依頼を受けて動く姿が良く書かれていると思います | ||||
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おもしろい。あっという間に読み進めた | ||||
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さすがです。みゆきさん。面白かったですわぁ。次回作を待ってます。 | ||||
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すいません、まだ1話目しか読んでませんがこれ以上読む気がなかなかわきません。 このシリーズは確かにちょっとずれてる人の闇みたいなものを描いてて、だんだん暗さが増してきていた気はするけど。こんなに胸糞悪い話にする必要あったかなって感じです。 結局、肝心なことは解決してない。起きた悲劇は丁寧に書かれてるのに、傷ついた人も悪とされる側もほったらかしで終わって。 宮部さんの解説するような丁寧な語り口のおかげもあって、読後感は最悪でした。 せっかくだから踏ん張って二つ目、三つ目読んでみたいですが、、、。杉村シリーズはもうおしまいかな、とも思ってしまった。 | ||||
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救いのない物語ではあるがそれらに対する作者の眼差しが好きだ | ||||
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悪意の人がいる。悪意がなかったはずの人が時間の経過で、状況変化で、悪意をこちらに向けるように変化する。 悪意にさらされてどうしようもなくなる人がいる。 普通の日々の中で少しざらついた「時」に出くわして 探偵は真実にたどり着く これやシリーズの希望荘みたいに短編集が読みやすいかも。 私はこのシリーズ好きです。あーありそうこと、いそうな人と思えるから。 | ||||
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表題のみ読破したレビューです。 宮部先生相変わらず、とんでもねえもんを書いてくれましたね…。 タイトルの如くページを捲る私の手は震えが止まりませんでした。それでも読み進めてしまう面白さがあるのがまた恐怖。 とりあえずレビューとして何か外に書かないと自分の心にある黒い塊を消化できなくて、とりあえず一筆しました。 いや〜ここから先のページ読むのホント怖いな…!! | ||||
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面白かった。一気に読めた。 | ||||
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