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(短編集)
昨日がなければ明日もない
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昨日がなければ明日もないの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.24pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全11件 1~11 1/1ページ
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1と3の読後感が悪すぎる……現代社会や人間の邪悪さを切り取るのに長けた作者だけにシャレにならない。 裕福な地主さんと主人公あるいは人生をリタイアした中高年読者なら、迷惑な肉親や知人に人生を壊される人たちの不幸を無邪気に俯瞰できるかもしれませんが。現実社会で、東日本大震災と新型コロナ、日常生活でモンスター親やモンスター顧客、パワハラセクハラと対峙して心が疲弊しきっている現役世代にとっては、わざわざ身近な迷惑な人達を想起させるこのシリーズは読む気が失せます。もうこのシリーズは買わないと思います。 | ||||
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すいません、まだ1話目しか読んでませんがこれ以上読む気がなかなかわきません。 このシリーズは確かにちょっとずれてる人の闇みたいなものを描いてて、だんだん暗さが増してきていた気はするけど。こんなに胸糞悪い話にする必要あったかなって感じです。 結局、肝心なことは解決してない。起きた悲劇は丁寧に書かれてるのに、傷ついた人も悪とされる側もほったらかしで終わって。 宮部さんの解説するような丁寧な語り口のおかげもあって、読後感は最悪でした。 せっかくだから踏ん張って二つ目、三つ目読んでみたいですが、、、。杉村シリーズはもうおしまいかな、とも思ってしまった。 | ||||
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このシリーズに共通しているのですが、読後感が良くない... 「絶対零度」の高根沢・黒川、「昨日がなければ...」の美姫・漣、彼らの邪悪さは良く伝わるのだが、彼らは邪悪なままに終わってしまい、その邪悪さに汚された人達もそれを抱えて堕ちてしまう。 結局作者が読者に何を伝えたかったのか私には良く理解できませんでした。 さすが宮部みゆきで、光る所は随所に有り、引き付けて一気に終わりまで読ませる文書力も有るのですが、読了後の後味の悪さが嫌でした。「ペテロの葬列」で強烈に感じた後味の悪さがまた戻ってき感じです。 | ||||
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10代の頃から宮部ファンになり早20年です。数年前から感じていましたが、もう宮部氏は今時の若者を表現できない。読んでて辛い。 編集は何も言わないのだろうか。言葉遣いだったり、20代ぽい名前だったり、SNSでの表現、ないわ〜。ンでも、の多用もすごい気になる。 時代劇は本当に素晴らしいので、そちらで頑張っていただきたい。そちらなら若い子キャラの言葉遣いが気にならない。 どうしても、どうしても違和感が拭えず、内容に集中できませんでした…。 | ||||
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この本だけではなく、最近の宮部作品、読み終えてスッキリしません。 これからは昔の作品を読み返すだけにします。 とか言いつつ、また買っちゃうんでしょうけどね。 | ||||
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杉山三郎シリーズは全部読んできたが、この作品はストーリーが回りくどく読んでいてイライラする。 特に最初の「絶対零度」は三郎の性格を逆手に取った引き伸ばし展開に終始したもので、とっとと弁護士にでも頼んで決着してほしかった。 どっと疲れが出た。 一般文学通算2525作品目の感想。2021/04/28 21:20 | ||||
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いくら小説とはいえ、非.非.非現実的すぎる。あそこまで悪人に描かれた人物が気の毒。時間の無駄だった。 | ||||
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宮部みゆきさんの本は数冊しか読んだことがなく、あまり印象に残っていませんでした。本作はベストセラーになっているとのことで手に取りました。本のタイトルから何か心がぐっと動くような話を期待していたのですが、正直登場人物たちの悪行に対し、置き場のないむなしさばかりを覚えました。ばかばかしさまで感じました。最後の短編が唯一、やるせなさ、切なさを感じ、また本のタイトルにある「昨日のあなたがあってこそ今のあなたがあり、あなたの明日があるのです」という言葉に込められた意味について考えさせられました。ただ、このような境遇を与えられてきた妹さんのような人に、この言葉が救いになるのだろうか・・・ということも考えさせられています。 | ||||
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後味の悪くて、どんよりする。探偵さんの人柄とか好きなんだけど3編とも後味が悪くてやりきれない。ハッピーなのが好きな人は読むべきではない。 | ||||
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読み取るべきものがない。 このシリーズは最初からもう一つではありましたが、宮部ファンとしてずっと読み、今回も手に取りました。が、引き込む力はあったものの、結末といったら…。厚い本が一つの話でなくてよかったです。 | ||||
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宮部みゆきの杉村三郎シリーズ第五弾。私立探偵になって初めての「希望荘」に続き、昨年末再び短編集で出版された。以下寸評。 「絶対零度」 中編と呼んでいいくらいのボリュームであるが、ここまでの布石が効いて、杉村三郎というキャラクタ設定・人脈・周囲環境が確立しているので、内容にすっと入っていけてサクサク読める。ようやく私立探偵ものとして安定してきた感がある。 AMAZON解説にあるように、自殺未遂をして消息を絶った女性の母の依頼により杉村三郎が動き出すのだが、早々に夫婦による自作自演の可能性が出てきてそこには大学の先輩もかんでいることがわかり。。。 と、今回は速いテンポで話が進む。杉村三郎も多少の駆け引きや嘘は平気になってきているのが好ましい。とはいえ後半には話は陰惨となり、新たな殺人事件が起こり、気が滅入る様な事実が明らかとなる。宮部らしいといえば宮部らしい悪の描き方だが食傷気味ではある。 ちなみに飛び道具である蠣殻オフィスの木田ちゃんを利用し過ぎ。彼がいれば何でもわかっちゃうというのはミステリの興を削ぐ。 「華燭」 題名通り、結婚式をめぐる騒動に杉村三郎が巻き込まれる話。同じホテルの同じ階の二つの式及び披露宴がトラブルに見舞われるというのは、いくら何でも無理がありすぎる。宮部の最後の種明かし説明もさすがに説得力がない。面白いのは大家さん夫人「ビッグ・マム」が本格的に登場してさすがの貫禄を見せるところ、くらいか。 「昨日がなければ明日もない」 タイトルになっている作品。「名も無き毒」の原田いずみや「楽園」の両親に殺された不良娘を彷彿とさせる、どうしようもない性悪自己中のシングルマザー登場で早速辟易。我慢して読んでいると中盤から不良娘の「妹」が出てくる。どうしようもない不良の姉と出来のいい妹というのは「楽園」と同じパターン。となると、このシングルマザーも?と思ってしまう。ここから先はネタバレになるので伏せておく。 以上三作あるが一番最初の「絶対零度」が作品としては一番完成度が高い。あとの二つは今一つで、このシリーズもようやく私立探偵ものとしての位置を宮部作品の中で確立したところなのに、もうマンネリ化してきているのは心配。 | ||||
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