瀕死の妻を救うために約60年前にタイムトラベルした加茂。

“特殊設定”ミステリーの快作！ 死体×ビアマグ＝謎!? 「だから西澤保彦の小説がもたらす怖ろしさは、 じっと噛みしめる価値がある」 　　 --霜月 蒼氏　解説より なぜここに、ビールのロング缶と ビアマグが置いてあるんだ？ 世話になった先輩の 絞殺死

7月7日。部活仲間5人のささやかな七夕祭りを、謎の爆発が襲った。

「死者の提示する謎を、先生が解き明かしてくださいーー」 推理作家として難事件を解決してきた香月史郎【こうげつしろう】は、心に傷を負った女性、城塚翡翠【じょうづかひすい】と出逢う。

コンクール入賞者ツアーのはざま、亜夜とマサルとなぜか塵が二人の恩師・綿貫先生の墓参りをする「祝祭と掃苔」。

小さな喫茶店を営む女性が殺された。 加賀と松宮が捜査しても被害者に関する手がかりは善人というだけ。

元刑事で一人娘が失踪中のD県警広報官・三上義信。

衆人環視の中、首相が爆殺された。そして犯人は俺だと報道されている。

高校生の久太郎は、同じ1日が繰り返し訪れる「反復落とし穴」に嵌まる特異体質を持つ。

三度目の刑務所生活で、スリ師戸並健次は思案に暮れた。

十五年前、自殺とされた女性教師の墜落死は実は殺人―。警視庁に入った一本のタレ込みで事件が息を吹き返す。

結成14年のアマチュアロックバンドのギタリスト・姫川亮は、ある日、練習中のスタジオで不可解な事件に遭遇する。

函館市生まれの氏家鞠子は18歳。札幌の大学に通っている。

3年ごとに開催される芳ヶ江国際ピアノコンクール。

85年、御巣鷹山の日航機事故で運命を翻弄された地元新聞記者たちの悲喜こもごも。上司と部下、親子など人間関係を鋭く描く。

殺人事件の時効成立目前。

200万円でゲームブックの原作を、謎の企業イプシロン・プロジェクトに売却した上杉彰彦。

「宮部みゆき流ハードボイルド」杉村三郎シリーズ第5弾。

その地に着いた時から、地獄が始まった―。1961年、日本政府の募集でブラジルに渡った衛藤。

犯人は、13歳の少年だった。 娘の目の前で、桧山貴志の妻は殺された。

妻・直子と小学5年生の娘・藻奈美を乗せたバスが崖から転落。

ロンドンから出帆し、波高き北海を三日も進んだあたりに浮かぶソロン諸島。

堀川次郎は高校二年の図書委員。

急死したはずの父親から送られてきた一通のメール。それがすべての発端だった。

「頼子が死んだ」。

人生に敗れ、詐欺を生業として生きる中年二人組。ある日、彼らの生活に一人の少女が舞い込む。

匣の中には綺麗な娘がぴったり入ってゐた。箱を祀る奇妙な霊能者。

浅草で浮浪者風の老人が、消費税12円を請求されたことに腹を立て、店の主婦をナイフで刺殺した。

図書館を訪れた「私」は、いつの間にか別世界に迷い込み、探偵天下一になっていた。次々起こる怪事件。

東京・蒲田駅の操車場で男の扼殺死体が発見された。

残忍な殺人は平穏な海辺の館で起こった。殺されたのは金持ちの老婦人。

「もういいんです」人を殺めた女は控訴を取り下げ、静かに刑に服したが…。

永遠の愛をつかみたいと男は願った―。東京の繁華街で次々と猟奇的殺人を重ねるサイコ・キラーが出現した。

之島のホテルで梨田稔(69)が死んだ。警察は自殺と断定。

墨田区・大川公園で若い女性の右腕とハンドバッグが発見された。

旧友・大龍の招きでマレーの楽園、キャメロン・ハイランドを訪れた火村と有栖川。

ニューヨーク近代美術館のキュレーター、ティム・ブラウンはある日スイスの大邸宅に招かれる。

幻想を愛し、奇行で知られたシュール、リアリズムの巨人―サルバドール・ダリ。

大学に顔を見せない江神を追って信州入りした英都大学推理研の面々は、女王が統べる〈城〉で連続殺人事件に遭遇する。

ニューヨーク湾に浮かんだ死体は、行方不明だった大富豪ハッター家の当主ヨークのものだった。

紅一点会員のマリアが提供した“余りに推理研的な”夏休み―旅費稼ぎのバイトに憂き身をやつし、江神部長以下三名、宝捜しパズルに挑むべく赴いた南海の孤島。

他人を寄せつけず奥深い山で芸術家たちが創作に没頭する木更村に迷い込んだまま、マリアが戻ってこない。

「何でもやってやろう屋」を自称する元私立探偵・成瀬将虎は、同じフィットネスクラブに通う愛子から悪質な霊感商法の調査を依頼された。

蒼白い霧に峠を越えると、湖上の小島に建つ漆黒の館に辿り着く。忌まわしき影に包まれた浦登家の人々が住まう「暗黒館」。

悲劇なんかじゃない。これが私の人生。

密室で殺された画家が遺した手記には、六人の処女の肉体から完璧な女=アゾートを創る計画が書かれていた。

“頭狂人”“044APD”“aXe(アクス)”“ザンギャ君”“伴道全教授”。

両親の虐待に耐えかね逃亡した少年エリックは、遺伝子研究を行うテニエル博士の一家に保護される。

孤島のハイテク研究所で、少女時代から完全に隔離された生活を送る天才工学博士・真賀田四季。

鎌倉の外れに建つ謎の館、時計館。角島・十角館の惨劇を知る江南孝明は、オカルト雑誌の“取材班”の一員としてこの館を訪れる。

「私たち、お父さんのこと何も知らない」。胸を刺された男性が日本橋の上で息絶えた。

奇妙奇天烈な地下の館、迷路館。

湖畔に佇む別荘に8人の男女が集まった。 車で転落死した婚約者を偲ぶ会だったはずが、 そこに逃亡中の銀行強盗が侵入する。

十角形の奇妙な館が建つ孤島・角島を大学ミステリ研の七人が訪れた。

その孤島に招き寄せられたのは、たがいに面識もない、職業や年齢もさまざまな十人の男女だった。