砂の器



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←非ミステリ

ミステリ→

↑現実的

↓幻想的

初公開日(参考)1961年01月
分類

長編小説

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砂の器〈上〉 (新潮文庫)

1973年03月01日 砂の器〈上〉 (新潮文庫)

東京・蒲田駅の操車場で男の扼殺死体が発見された。被害者の東北訛りと“カメダ”という言葉を唯一つの手がかりとした必死の捜査も空しく捜査本部は解散するが、老練刑事の今西は他の事件の合間をぬって執拗に事件を追う。今西の寝食を忘れた捜査によって断片的だが貴重な事実が判明し始める。だが彼の努力を嘲笑するかのように第二、第三の殺人事件が発生する…。 (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.00pt

砂の器の総合評価:8.03/10点レビュー 177件。Aランク


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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全5件 1~5 1/1ページ
No.5:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

昭和の社会派ミステリの最高峰

昭和を代表する社会派ミステリの金字塔ともいうべき、傑作。といえるのは、昭和30年代にこれだけのミステリ作品が描かれ、今なお読み継がれる傑作となっていること。
今西刑事の執念の捜査、方言学、音響学、政界のウラ側までも上手く取り入れて、読み応え十分の作品に仕上げられたこと。上下巻に分かれる超長編になったのは、それだけ現実的には世の中簡単じゃないよ、と紆余曲折を繰り返す捜査やそれを攪乱する犯人のやり口を細かく描いた結果なのでしょう。採用されているトリックがどうのこうのと取りざたされることもあるようだけど、別に気にならなかった。
松本氏を代表する作品であるだけに、何度もドラマ化・映画化されているが、そのどれもが到底及ばない原作の力をよくわからせてくれた”昭和の社会派ミステリの最高峰”なのです。
追伸:「男の爆発」には笑いました(笑)

本好き!
ZQI5NTBU
No.4:
(3pt)

途中までは良くも悪くも優等生的な作品と思いましたが……

微かな手がかりを辿って刑事が執念の個人捜査で殺人事件の真相を追っていく……というミステリの定番パターンを扱った作品。
もう約60年前の作品となりますが文章は綺麗で読みやすいです。
途中までこの作品を読んでいた時の感想は、良くも悪くも優等生的な教科書に載るような話と感じていました。
なので「完成度は高いと思うけれど、単純にあまり面白くない」とでもコメントすることになりそうだなぁ、と思いながら読んでいたのですが、終盤で悪い意味でいろいろツッコみたくなるような展開、真相の連続で、終わって見れば完成度も高いと思わなければ、無駄に長くて退屈な作品としか思えませんでした。

ミステリとしては個人的には駄作と言いたいですが、それ以外の部分で面白いと感じたのが、作中に登場する既存の芸術の形態・格式に真っ向から対立する若い芸術家団体”ヌーボー・グループ”のメンバーが今生きていればもう80代のおじいさんたちにあたる年代だということ。
結局何時の時代も、若者たちは上の世代に反発し新しい風を吹かせようとして、そして自分たちが軽蔑していたような年寄りになっていくんだなぁ、と思ってしまいました。
その対比なのかはわかりませんが、ベテラン刑事の今西と若い刑事の吉村のコンビは大きく世代が離れていながら、常にお互いに対する敬意を持った二人であり、本当に器の大きい優れた人間とは、自分と異なる世代に対するリスペクトを持てるものなのだと感じる所がありました。


▼以下、ネタバレ感想

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マリオネットK
UIU36MHZ
No.3:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

泣けます

松本清張最高のヒューマンドラマです。

わたろう
0BCEGGR4
No.2:
(1pt)

こんなにページ数なくてもいいやん

今西刑事の執念には本当に感服します。でもそれを現実的なものとして捉えたい一方でその他の設定や展開がそれに歯止めをかけるという‥私はどっちの方に身を置いて読んだらいいの?って感じでした。
しかも、最終的に犯行とそれにまつわる一部始終が明らかになるわけですけど、そこの部分がなんか物語の中から異質なものとしてポンっと浮き上がっているようで、違和感覚えました。


▼以下、ネタバレ感想

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へこ
JZT76SNG
No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

砂の器の感想

名前はよく聞いていたのですが未読だった砂の器をやっと読むことができました。
社会派のミステリーと聞いて苦手意識を持っていましたが、読んでみるとすぐに引き込まれました。
見所はやはり今西刑事の根気強さですね。
被害者の名前すらわからない状況から、解決に持っていく彼の手腕は見事なものでした。
ただ、少し話がうますぎるというか御都合主義的なところはいくつかありましたし、犯行方法も「ん?」となってしまいました。
そのあたりは人を選ぶのではないでしょうか?
個人的には読んで損する作品ではないと感じました。
映像化されているので次はそれを見たいと思います。

LN
XL1SRHRZ
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.172:
(4pt)

原作を読みたかったから

最近は本屋さんになく良かったです
砂の器〈下〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:砂の器〈下〉 (新潮文庫)より
4101109257
No.171:
(4pt)

切ない人生

貧さからの飛躍。昔はそんな事があったのかなって感じ。暗かった
砂の器〈下〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:砂の器〈下〉 (新潮文庫)より
4101109257
No.170:
(3pt)

映画はおもしろかった

映画がものすごくおもしろかったので読んでみました。上下巻の読後感です。読み進めるうちに感じたのが、推理小説としては、ご都合的な展開が多すぎることです。中央本線の布切れさがし、新劇事務員の転居先などなど、例示するのがおっくうになるくらいです。でも、まあ、それらをどうでも良いと読ませてしまう迫力のある筆致は流石なのだけれど、違和感が募る一方です。さらに、今西刑事の推理にいたっては、それが「推理」なのかと思えるくらいご都合の連続でした。彼の見当違いな努力が延々と描かれた後に、それらは無駄になったけれど違う視点を発見しましたと言うように描かれるので、説得力を感じてしまうのだけど、新たな視点もご都合の域を出ておらず、論理的な帰結ではありません。極めつけは、”超音波” 云々の項です。これは酷い。映画でオミットされるはずです。改めて感じるけど映画版(1974年)の脚本家さんは良い仕事をしていましたね。素晴らしい。
砂の器〈上〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:砂の器〈上〉 (新潮文庫)より
4101109249
No.169:
(4pt)

人間が創り出した「差別」の残酷さ

絶対に他人に知られてはならない自分の過去(ハンセン病の父を持つという自らの歴史)は、主人公本人によって消し去るべき憎悪の対象へと生成されていく。主人公にそうさせたのも、結局は、人間社会が創り出した「差別」が原因である。ところで、同名の映画と比べると、小説の内容は、まったくの別物と言ってもよいほどかけ離れている。映画では「泣けた」人も、小説では「泣けない」のでは? 映画を観るよりも、小説を先に読んでおいた方が良いように(個人的には)思います。
砂の器〈上〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:砂の器〈上〉 (新潮文庫)より
4101109249
No.168:
(5pt)

現代に置き換えたらどんなに面白いだろう。

監視カメラが行き届いて、インターネットやメールが当たり前の砂の器、現代版ができたらどんなふうかなーと期待してしまいます。いろんな最近の作家さんが、次々にたくさんでもいらっしゃってもやっぱり松本清張さんに戻ってくるし、飽きることなくスラスラ読み進めます。
砂の器〈上〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:砂の器〈上〉 (新潮文庫)より
4101109249



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