鉄の骨



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初公開日(参考)2009年10月
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長編小説

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鉄の骨 (講談社文庫)

2011年11月15日 鉄の骨 (講談社文庫)

会社がヤバい。彼女とヤバい。 次の地下鉄工事、何としても取って来い。――「談合」してもいいんですか? 中堅ゼネコン・一松組の若手、富島平太が異動した先は“談合課”と揶揄される、大口公共事業の受注部署だった。今度の地下鉄工事を取らないと、ウチが傾く――技術力を武器に真正面から入札に挑もうとする平太らの前に、「談合」の壁が。組織に殉じるか、正義を信じるか。吉川英治文学新人賞に輝いた白熱の人間ドラマ!(「BOOK」データベースより)




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鉄の骨の総合評価:8.57/10点レビュー 296件。Sランク


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全8件 1~8 1/1ページ
No.8:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

鉄の骨の感想

よみやすい!軽い!
意外と内容は重い?
作者の知識量と参考にした文献などを考えると素晴らしい作品である。
とっつきにくい内容と話の流れではあるにもかかわらず読み手を飽きさせない実力にも脱帽。
ただ、読了感と随所に光るものはあまりない。
確かに登場人物は魅力で、没入感はあるもののそこがピカイチというわけではない。
ただ最後まで飽きさせない作品ではある。
この作品が面白いと思った方々、伊坂幸太郎氏の陽気なギャングシリーズを読んでほしい。
きっと飛びます。

マビノギオン
ETOPY8N1
No.7:
(7pt)

面白いですが、

読みやすく、かつ面白い。
ただし、爽快感とかインパクト感はやや弱い。
「空飛ぶタイヤ」の完成度に比べると、追い詰めるべきものはもっと追い詰めて頂きたかった。
その方が、読後感はよりスッキリする。検察の捜査描写、一松組の社長を含めた登場人物の描写、恋人との関係も含めて、やや中途半端に終わった感じ。
でも、淀みなく最後まで読み進めれたのは、さすがに筆者。
星2つというところでしょうか。

マッチマッチ
L6YVSIUN
No.6:
(7pt)

鉄の骨の感想

第31回吉川英治文学新人賞受賞作。ゼネコンにおける談合問題をテーマとした作品。今回も銀行員は出て来るが、感情移入出来ない悪役でしたね。談合が良いか悪いかは、立場に寄って見方は変わる物。犯罪には違いないのですが、雇用の維持に必要な「必要悪」の面も有る気はする。まあ、経費を究極まで削って無ければ、企業の怠慢なんでしょうけど。さて作品としてなのですが、主人公の彼女がねぇ…。共感出来ないのは、私が男だから仕方無いのかな?。そもそもテーマがテーマなので終わって完全にスッキリとはしませんが、十分読み応えが有りました。

なおひろ
R1UV05YV
No.5:
(6pt)

鉄の骨の感想

ゼネコンの談合の話です。
ページ数もあって骨太な話ではあるのですが、別業種の人間からの素人的意見を言わせてもらうと、「必要悪」だとは思うけど、そもそも入札とかさぁ、なんでこんなヤクザな決め方してるわけ?って思っちゃうだけなんですよね。
長々と描かれたところで、
権力者にお金が流れるように出来てんじゃん。何でわからないの?
悪しき習慣というか、正直頭悪い連中が揃った業界だなって思う。
そういうのをぶっ壊す主人公って描けないんですかね。

梁山泊
MTNH2G0O
No.4:
(8pt)

必要悪を、いつまで認めるのか?(非ミステリー)

2010年、吉川英治文学新人賞の受賞作。土木建設業界の談合の不可解さ、面白さをテーマにした企業エンターテイメント作品である。
中堅ゼネコンの若手社員の目を通して、政財界が一体となった土木事業の談合をリアリスティックに、しかも面白く描いている。企業や業界の論理で理不尽なことを矯正されたとき、いちサラリーマンは何を考え、何ができるのか。業界全体のことを考え、自分の会社のことを考え、自分の生き方を考えて苦悩する平社員の葛藤がリアルに伝わってくる。
物語のメインである談合の裏表は非常に緻密に、迫真的に描かれていて迫力がある。一方、サイドストーリーである主人公の恋愛、家族との関係などはかなり類型的でやや迫力不足。自由競争と談合という不正義を必要悪として認めてきた社会が変わる可能性はあるのか? その一点に絞った企業小説として読めば、非常に良くできた作品である。

iisan
927253Y1
No.3:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

鉄の骨の感想

私も業界人でありますが、実に良く建設業界のことがか表現できています。ほぼフィクションでしょう。
かなり取材されたのでしょうね。そういう意味で下町ロケットより感心いたしました。また池井戸先生の作品は最後の着地点が実によろしい。安心出来ます。

supoo0331
76NSOQ3P
No.2:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)
【ネタバレかも!?】 (1件の連絡あり)[]  ネタバレを表示する

難しいテーマを読みやすく

企業小説、しかも談合の話なんて捉えると堅苦しい小説と思ってしまうが、決してそうではない。
入社3年目で会社に慣れ、自分の考え方を持ち学生の頃とは明らかに世の中の見方が変わり、彼女とすれ違って行く。社会人の皆さま、結構身に覚えないですか?
この小説はそんな話で、相変わらずテンポが良く分かり易い構成で、読み始めたら止まらない。
ただ、会社を存続させる為には談合が必要なのかとか業界のフィクサ-と合ったりとか入社3年目の主人公にはちょっと無理があるというか・・。(まるでサラ〇-マン金〇郎?)
まぁこれにはオチはありますけど。
終わり方も意外に広げた風呂敷がそのままだったり、どうなったの?という事があり、物足りない方もいるかも。

タカタソン
HU0OGV5Q
No.1:
(9pt)

ドラマ化で話題

うっかりドラマの第1話をぼやっと見てしまった(たまたまNHKを見ていたらドラマが始まってた)ので、
主人公のセリフが彼の声で再生されてしまいます。
"談合"という言葉をはじめて聞いたのは中学生のころ。
「ふむふむ。そりゃ談合はしちゃだめだねー。でも本当にそんなことする人いるのかな?」などと言葉の意味を理解した記憶があります。
大人になって今思うことは「みんな談合っぽいこと実はしてるんじゃないの?」
…ちょっと心が汚れてしまったようです。
さて、本の内容ですが、一定の緊張感を保ったまま話が進みます。
全く知らない業界の話ですが、理解しやすかったです。
ハラハラしながら読むのが良かったのです。早く続きが読みたくなる本でした。

BLUE SEAL
C9273OIT
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