オレたち花のバブル組



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初公開日(参考)2008年06月
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長編小説

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オレたち花のバブル組 (文春文庫)

2010年12月10日 オレたち花のバブル組 (文春文庫)

「バブル入社組」世代の苦悩と闘いを鮮やかに描く。巨額損失を出した一族経営の老舗ホテルの再建を押し付けられた、東京中央銀行の半沢直樹。銀行内部の見えざる敵の暗躍、金融庁の「最強のボスキャラ」との対決、出向先での執拗ないじめ。四面楚歌の状況で、絶対に負けられない男達の一発逆転はあるのか。(「BOOK」データベースより)




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オレたち花のバブル組の総合評価:9.05/10点レビュー 343件。Sランク


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全10件 1~10 1/1ページ
No.10:
(8pt)

オレたち花のバブル組の感想

半沢節が相変わらずで、とても痛快で面白かったです。
相手が誰だろうと関係ない所が素敵だと思います。
近藤には感情移入して応援したくなりますね。

白髭9
BK2OMGW4
No.9:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(5pt)

オレたち花のバブル組の感想


▼以下、ネタバレ感想

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mick
M6JVTZ3L
No.8:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

面白いです。

半沢シリーズは3冊目の読了ですが、あっという間に読み終えました。
「ロスジェネの逆襲」を8点と評価していましたが、8.5点というところでしょうか。
「空飛ぶタイヤ」(当方9点評価)より、若干落ちます。
テレビで昔見ていましたが、関係なく楽しめました。

マッチマッチ
L6YVSIUN
No.7:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

かつての自分がダブったり

どうやらシリーズ物らしく、『オレたちバブル入行組』の続編に当るようだ。なぜこんな書き方をするのかと云えば、実はこの作家の作品を読むのは本書が初めて。
乱歩賞作家で名前は認知していたが、食指が伸びず、私の読書人生の線上には乗らないだろうと思っていたが、上司から出張先で頂き、そのまま捨てるにはもったいないということで読んだ次第。

率直な感想としては面白かったといえるだろう。銀行を舞台にした経済小説というよりも企業小説で、主人公の半沢の反骨精神が本書のキモだ。

次長の身分で自らの上司、他部署の部長のみならず、各支店の支店長はおろか常務取締役や頭取までにも食いつく。いくら仕事がデキルからといって、こんなあちこちに自分の道理を通して我が道を行き、歯に衣を着せない言動を行うサラリーマンなんているわけがない。ましては旧弊的な風習の残る銀行業界だから何をかいわんや。
一般企業に勤める私でさえ、読みながらこれは夢物語だ、日本とよく似た世界での出来事だと思ってしまう。

しかしこういう風に思ってしまうこと自体、私が年取ってしまったのだろう。
20代の頃は自分の理想に少しでも近づけようと時に横暴にふるまって意志を通してきた。それがカッコいいと思っていた節もあるし、俺がやらなきゃ誰がやるんだ?といった妙な正義感に駆られていたように思う。半沢を見ているとかつての自分がいるかのように思えた。

しかしこの年になってくると自分を通すことがいかに周囲の理解と協力の下に成り立ってきたのかが解り、またそれによって犠牲にさせてしまったことも少なからずあることを知ってしまった。
だから若いころのように純粋な気持ちで自分を貫くよりも周囲への配慮を優先してしまうようになっていた。

正直云って主人公の半沢は会社という組織の中では異端分子であり、同じ部署で同僚にしたくもないし、もちろん部下にも持ちたくない人物だ。
作者は銀行マンから作家に転向した人だから、銀行マン時代に云いたくても云えなかったことを彼に代弁させていると容易に推測できる。つまり半沢こそ作者の理想像なのだろう。
そして本書を読むサラリーマン全てが自分ではできない言動をわが身を省みずに行う半沢に日頃の鬱憤を晴らすヒーローとして重ね合わせていることだろう。

さて物語だが、半沢を中心に大きく分けて3つのエピソードから成り立っている。
1つは冒頭から展開する融資した伊勢崎ホテルという老舗ホテルの莫大な損益をいかに解決するかという話。
そしてもう1つは半沢のいる銀行からタミヤ電機という会社に出向になった近藤直弼の再生の話。
そして最後は金融庁の黒崎検査官という凄腕の検査官の検査をいかにしのぐかという話だ。
これらは最初は独立していながらも徐々に漸近していき、密接に関わってくる。しかもそれらは有機的に関係を持ち、一方が一方において致命的な原因になったり、また他方では絶体絶命の窮地を打開する切り札になったりと実にうまく絡み合っていく。この辺のストーリーの運び方とプロットの巧みさには感心する物があった。
特に金融業という一般の人にはなかなか入り込みにくい題材を平易に噛み砕いて淀みなく語って読者に立ち止まらせることなく進行させるのだから、この読みやすさは実は驚異的だと云ってもいいだろう。

この面白さに気付くのは本書を手に取った人のみだというのは至極当たり前のことだが、そういう意味では本書は実に題名で損をしていると思う。

実際私がそうだったのだが、バブルを経験していない社会人はバブル入社組に色眼鏡をかけて見ているところがある。戦後まれに見る好景気で名前さえ書ければ馬鹿でもアホでも入社できた時代、そんな認識があるのだ。
特にその頃もてはやされたのはオツムは足りなくても体力に自信のある、いわゆる体育会系の人物で、実際私の勤める会社にもバブル入社の人間は妙に体格のいい人間がそろっており、しかもそういった人種の例に洩れず、尊大で傲慢な人も見受けられる。そんな偏見と先入観を持っていたため、「バブル組」=「バカ集団」という図式があった。しかし本書を読んで認識を改めた。

実は彼らこそ会社における犠牲者なのだということに気付かされた。作中、登場人物の一人で半沢の相棒渡真利が云うには彼らの世代は全共闘世代が何も考えずに金融業を迷走させたツケを払わされており、しかも同期が大量にいるからずっと出世競争に晒され、戦々恐々としているのだと。
今まで私は彼らをそんな風に思ったことはなかった。確かに競争の厳しい世代であるだろうことは解るが、ここまで逼迫した世代だとは思わなかった。
確かにこれがまるまる私の会社に当てはまるとは思わないが、上に書いたような先入観が長らく私の中にあっただけに、この事実は新鮮だった。

今後この作家の小説を読むとは解らないし、おそらくはないだろうが、本書は読んで良かったと思える作品だった。
やはり本を読むということ、その作品をその時に読むということは何か見えざる者に導かれているように以前から感じていたが、今回も同様の思いだ。
さて次に上司はどんな本を勧めてくれるのか。本書を読んでそれが楽しみの1つとなってきた。

Tetchy
WHOKS60S
No.6:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

オレたち花のバブル組の感想

前作より更にスケールアップした感じでした。とにかく面白い。半沢は勧善懲悪のヒーローでは無く、自分の信念を貫く頑固なはみ出し者。上司に対して、態度は悪いし言葉遣いも悪い。ただ、次々とやって来る危機を乗り越える姿にはカタルシスを感じました。読後には、ハッピーエンドの爽快感とは違いますが、もっと続きが読みたくなる魅力があると思いました。それではこれからドラマを見て、違いを楽しみましょうか。

なおひろ
R1UV05YV
No.5:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

オレたち花のバブル組の感想

普通に楽しめました。

呑んだくれ
P3S7II56
No.4:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

オレたち花のバブル組の感想

大ヒットドラマの原作です。
前作よりこちらの方が個人的には好きです。
読みやすくて一気読みしました。

歌舞伎蝶
LMC3R9P9
No.3:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

前作同様痛快ストーリー

前作「おれバブ」に続けて読みましたが、負けず劣らず痛快なストーリーで時間を忘れて読み進めました。
同作は半沢はもちろん、出向先で奮闘する近藤や金融庁のオネェ検査官・黒崎といった個性的なキャラも登場してきますが、
特に近藤には思い切り感情移入でき、思わず「がんばれ!!」と声をかけたくなりました。

半沢の活躍ぶりはもはや言うまでもないこと、徹底的にやり返す(「倍返し」と言う言葉が小説にも出てくるんですね)様が気持ちいいくらい痛快です。

近々「ロスジェネの逆襲」も読みましょう。そして4作目になる「銀翼のイカロス」も今は週刊誌に連載中とのこと、単行本で刊行されるのが楽しみです。

本好き!
ZQI5NTBU
No.2:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

オレたち花のバブル組の感想

ドラマが最終回になってから読み始めたのでスルスルと読み進むことができました。バブル入行よりこちらがドキドキしました。ラストはあまりスッキリしなかったのと、゛花゛の存在が薄いのでちょっと寂しい感じです。ただ、こういう系統の小説読むのが初めてだったので、良い本に出逢えてとても満足してます。

マグル
ZH9M7YFR
No.1:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)
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オレたち花のバブル組の感想

「俺たちバブル入行組」の続編だったようだ。
ただ、(私のように)前作未読でも十分楽しめる作品です。

兎に角痛快である。
「やられたら倍返し」の主人公・半沢が、不正を暴き、正す物語。
職場でのストレスに苦しむサラリーマン諸氏に元気と光を与えてくれる作品である。
某登場人物などには、読んでいて「ざまあみろバ~カ」と思わず声が出そうになります。


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梁山泊
MTNH2G0O
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