黒い福音



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    初公開日(参考)1961年01月
    分類

    長編小説

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    黒い福音 (新潮文庫)

    1970年12月29日 黒い福音 (新潮文庫)

    救援物資の横流し、麻薬の密輸から殺人事件まで、“神の名”のもとに行われた恐るべき犯罪の数々。日本の国際的な立場が弱かったために、事件の核心に迫りながらキリスト教団の閉鎖的権威主義に屈せざるを得なかった警視庁―。現実に起った外人神父による日本人スチュワーデス殺人事件の顛末に強い疑問と怒りをいだいた著者が綿密な調査を重ね、推理と解決を提示した問題作。 (「BOOK」データベースより)




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    黒い福音の総合評価:8.42/10点レビュー 48件。Aランク


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    全1件 1~1 1/1ページ
    No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
    (10pt)

    黒い福音の感想

    現実に起きた事件がもととなった作品であり、時代もあっただろうが協会側の狡猾さと、当時の日本の警察力の弱さを見事に描いた快作。
    人物名や団体名は変えられており、多分にフィクションも交えているだろうけど、教会側の巧みな策略には警察のみならず、私も舌を巻かれる思い。
    全編にわたり、作者の事件に対する思いが張り巡されている、最後まで気を抜けない物語だった。また、第1部の教会編、第2部の捜査編に分かれて
    事件の書き方も作者のうまさが光っていると思う。
    これが全くのフィクションだったらよかったのにとも思った。
    警察のふがいなさに歯噛みすることしきりだったが、現代の未解決事件も同じようなことが起きているのではないかとも感じさせてくれた。

    本好き!
    ZQI5NTBU
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    ※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
    未読の方はご注意ください

    No.47:
    (4pt)

    ドキュメンタリーの色が濃い

    昭和34年に起きた「英国航空スチュワーデス殺人事件」がモデルとなっていて、事件は当時かなり騒がれた。実はこの作品も同年に連載が始まっており、小説といいながらドキュメンタリー色がかなり強い。松本清張と連載した中央公論は相当突っ込んだ情報を得ていたと思われ、細部は脚色されていたとしても、なぜ犯人を取り逃がしてしまったかはその通りなのだろう。

    事件編と解決編の2部構成になっているのは当時としては斬新すぎて受けなかったようだが、今では当たり前に使用されている書き方で推理小説としてもすぐれている。ただ、今読むとテンポが遅くて冗長気味で、これだけの紙数をかける必要はない気がした。
    黒い福音Amazon書評・レビュー:黒い福音より
    4041227127
    No.46:
    (3pt)

    正義が機能しないもどかしさ

    1959(昭和34)年に実際に起きた事件をモデルにしたノンフィクションノベルである。ノンフィクションノベルの傑作といえば佐木隆三の『復讐するは我にあり』(1975)などを思い出すが、本書の刊行は1961年。なんとあのカポーティの『冷血』(1965)よりも早い。

    そういう意味ではさすが清張、なのだが、面白さという意味では後のそれらに一歩も二歩も譲る。そもそも「面白い」などという感想は実際に起きた事件に対して適切ではないかもしれないが、そのニュースに人々がカッカとしていた当時は、十分に「面白かった」だろう。

    しかし「そんな時代があったんだ」だけでは済まされないものもたっぷりと含んでいる。例えば沖縄で後を絶たないアメリカ兵による女性への暴行事件などにも、思いをはせずにはいられない。そんなときの正義が機能しないもどかしい感じが、本書を読むとよみがえる。
    黒い福音Amazon書評・レビュー:黒い福音より
    4041227127
    No.45:
    (2pt)

    文章がやはりふるい

    山本七平氏の「色即是空」の研究でふれられていたので読んでみた。
    山本氏は、カトリック神父の告解に対する守秘義務の厳格さを日本人はわかっていない、というようなことを書かれて、捜査に立ちはだかったのはその守秘義務であったというような解釈を述べておられる。
    この作品を読む限り、山本氏の論は的外れだし、当時の日本の国力というよりは現代でも留置中のカルロス・ゴーンを国外逃亡させてしまう日本警察の間抜けさが露呈した事件だと思う。

    600ページを超える大部だが、冗長な記述が多く、ほとんど速読のテキストみたいだ。文章も美しさもなく、意味も魅力もない人物描写にあふれていた。
    黒い福音Amazon書評・レビュー:黒い福音より
    4041227127
    No.44:
    (5pt)

    興味深い

    最近の某宗教団体を思い浮かべました。宗教団体の不気味な存在はいつの世にも存在するのだと思います。
    黒い福音Amazon書評・レビュー:黒い福音より
    4041227127
    No.43:
    (5pt)

    黒い福音

    昔に一度読んだ。時代が変わっても、ドキドキした。名作だとあらためて思った。
    黒い福音Amazon書評・レビュー:黒い福音より
    4041227127



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