告訴せず
- サスペンス (354)
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松本清張ならではの、因果応報作品。悪事に手を染めたものが同じような悪い連中に嵌められて破綻する。 読んでいるうちにこちらもその世界に引き込まれてしまうのは毎度のこと。因果応報に至るプロセスがこれでもかと書かれているなという感想を抱いた。 | ||||
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おもしろい | ||||
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筋書を展開していく清張の面白さ。読者の引き込み。設定した人物をたぐりよせていく力。何をとっても 飽きないなあ。引き込まれた。緊張した。 | ||||
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選挙の裏金の横領が告訴できない、っていう単純な話で500ページも引っ張れないだろうからと考えると、オチも結構早いうちに気付くのだけれども、選挙の裏金、商品先物、モーテル経営は一般には馴染みのないもので、ゴシップ的な要素もあって、少なくとも当時は興味をそそったのだろうな。 今でも、へぇ~と思うことが多いし、金融機関の本人確認の甘さや、商品先物会社の顧客情報管理の甘さにノスタルジーも感じる。 | ||||
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新書本よりは少し大きな、単行本よりは小さいシリーズで、読み易い大きさです。阿刀田高氏の解説もわかりやすい、なかなかの一冊です。安ければ文庫よりは買い得でしょう。 さてこの一冊ですが、若い頃に未読の一冊でした。平凡な男が、選挙資金を盗み行方をくらますという冒頭の記述から、読者を引っ張って行く文章力はさすがです。温泉宿の女中とねんごろな仲となる描写も、水上勉の「飢餓海峡」を連想させます。ただ、神社の占いの説明といい、小豆先物相場の仕組みの説明といい、少々くど過ぎるし専門的過ぎます。(どうも清張さんは時々マニアックになるところがあるようです。)しかし、地元の代議士組織からの逃亡、小豆相場の急落と上昇、そこに愛人である女中との情痴関係等をからめ、それ以外の様々な人物を登場させる展開はさすがと思わされます。主人公の同じ様な心理描写がくどいと感じられる個所もありますが、並の推理作家ではとてもかなわない力量でしょう。 ただ、モーテルを経営することが決まってからの、最後の方の展開はどうにも焦り過ぎの感があります。愛人の浮気を疑い出すのも唐突ですし、火災事故の後に印鑑等の入れ替え、その結果銀行預金が総て抜かれている記述とそこにからむ愛人とその関係者とを疑う主人公の心理が総て主人公の推測を基にした「説明」の文章に終わっており、「具体的な描写」が無いのです。最後に鍵となる人物である老人が主人公の故郷で衣服を手に入れる記述が申し訳程度に書かれていますが、いかにも取ってつけたようで、十分とは言えません。それだけに主人公の自殺での終わり方も不自然としか読めないのは自分の偏見でしょうか? | ||||
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